台風一過の寿司おにぎり
とくに気になる5種類を、ちゃんと味わって食べ比べてみたい。
台風一過ってつい言いたくなる天気に晴れ上がった
寄り添うようにそっと置かれていた傘が、台風一過っぽくない穏やかなたたまれ方
NewDaysは「寿司むすび」と呼び、スリーエフは「寿司おにぎり」と名付けている。で、セブンイレブンはさらっと「寿司」。言い切ったな
まず、NewDaysの「まぐろたたき」からいこう。ちなみに、第一印象は「ねぎとろ丼みたいなおにぎり」
NewDaysはJR東日本の駅に隣接するかたちで展開されているコンビニチェーンだ。
静岡、NewDays的には東日本なのだな
白ごま入り
口にはこんでみると、お寿司というよりも「白ごまを和えたごはん」という印象が強い。
音声で感想を記録してみたら、iPhoneが「ごま」を「五万」と誤っていた。気持ちはわかる
手の中にすっぽり収まる漬けまぐろ丼
ところで、先述のねぎとろと比べると「マグロ少なくないか」という第一印象をうっかり抱いてしまったのが、スリーエフの「漬けまぐろ丼」である。
こちらです
海苔の面積の広さよ
だが、食べてみるとそうでもない。まぐろと醤油の主張がしっかりと伝わってくるのだ。いいぞいいぞ。
うまい!
お寿司度(というか、まぐろ漬けorネギトロ丼度) ★★★★☆
セブンイレブンの具材の量の調整力
さて具の少なさといえば、もうひとつ気になっていたのがセブンイレブンの「サーモンの寿司」。
錦糸たまごにごまかされていたらどうしようって思ってしまうのだ
いちいち具の量に一喜一憂してしまう。イソップ物語の「犬と骨」の話にでてくる欲張りな犬には、ずっとシンパシーを感じているし、でもあの犬はばかだなぁとも思っている。思うたびに心が痛い。
色はきれい
しかし食べてみると、サーモンは全然少なくない。バランスがいいのである。見た目のボリューム感にとらわれてはいけないというのがよくわかった。
お寿司度(というか具の少ないちらし寿司度) ★★★★☆
そしてさっきのサーモンと比較すると、かなり具がのっている印象なのが「カニカマの寿司」
マヨネーズの位置が一点集中だった。一気にくる
シーフードサラダという言葉に忠実だったNewDays
では最後に残っている、カニカマと似たような風貌のこれはどうだろうか。
NewDaysの「シーフードサラダ」
こちらのマヨネーズはまんべんなく和えられていた。酢飯のお酢がうすめで、お米はぎっちりと詰まっている。
食べかけているところで申し訳ないが、エビも入っているのも知らせたい。とびっこも入っている
見た目は似ているのに意外とちがう。カニカマとマヨネーズを思う存分に楽しみたい人にはセブンイレブンのカニカマを、数種類の食感を楽しみたい人にはNewDaysのシーフードサラダをおすすめしたい。
生の海鮮っぽさを求めるなら、スリーエフの「まぐろ漬け丼」かも
結論。
何にしても見た目にとらわれないことが大事そうだ。あと、お寿司っぽいかどうかは、具材と米(酢飯)のバランス感覚によるところが大きい。
ところで。今回は話がそれちゃいそうだったから取り上げてないのだけど、ローソンとファミリーマートは、ガチのにぎり寿司、あと巻き寿司やいなり寿司、鯖寿司に気合いを入れている印象だ。ガチのにぎり寿司をコンビニが置きつづける……って結構な労力なんじゃないだろうか。すごい。
撮影しようとしたらパッケージがくもった。味はお寿司だった