1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
梅雨の予報を振り返ってるみたいです
一日スカッと晴れる日がなく、毎日、雨が降った先週。梅雨のような天気だ。
もちろん、というと怒られそうだが、そんな天気では予報の成績が上がるわけはなく、さんざんな結果に。せっかく、今年は上半期の成績が好調だったのに、ここにきて不順な天気に足をひっぱられている。
すべては夏の高気圧のせいだ、と言いたくなるくらい、南から夏の高気圧がぜんぜん張り出してこない。
かわりに、顔を出しているのが北のオホーツク海高気圧。涼しい空気や湿った空気を、北から送り込んでくる。これ、完全に天気が不順になるパターン。夏の盛りにこれはマズい。
今週、夏の高気圧はお盆休み状態に。
最近、謝ってばかりな気がします。暑くなるはずの夏の予報も、ほんとスミマセン。
【今週のみこみ】夏の高気圧が不在中に雨雲がやりたい放題です
今週も、北にはオホーツク海高気圧が陣取って、涼しい空気と湿った空気を送り込む。
夏の高気圧は弱いまま、北へ張り出せない状態がつづく。
夏の高気圧は、完全にやる気なし。雨雲がスルスルっと列島へやってくる。
ノーガードの日本列島をねらって、火曜(15日)~水曜(16日)は、西から低気圧や前線。各地で曇りや雨となって、夏はどこへ?といった感じに。
せめて、今週後半は夏の高気圧が巻き返して、少しは夏空がもどってくるか? 夏の高気圧が弱いままなら、今週はほぼずっと曇りや雨に。
結果は来週!
今週の格言
『夏の盛りにオホーツク海高気圧が顔を出すと、不順な天気は避けられず』
「日本の気象予報士の資格は海外でも通用するのでしょうか? または、海外の資格が日本でも利用できたりするでしょうか。」
気象予報士は、日本の国内だけで使える資格なんですね。海外に行って、「ぼく、気象予報士なんです」と言っても、「へぇ、天気の専門家なんだね」くらいの反応で、特に何かできるわけでもありません。
逆も同じで、たとえばアメリカには、気象学会が認定する制度がありますが、気象の専門家として認定された人が日本に来ても、似た反応になりますよね。気象の業務とか、日本で何かに利用できるわけでもありません。
最近は、海外の気象会社が出した日本の土地の天気予報が、ネットでふつうに見られます。国境で何かを決める意味が、うすらいできているんですね。しかも、コンピューターが自動で出している予報が流通しています。
もし、海外産の予報のほうが当たるとなったら、日本の気象予報士はいらないね…となっちゃいますよね。その影を意識しながら、日々、予報に、いいわけに精進していきます!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「西(左)のほうに台風8号が見えます。季節は?」です。
すでに解答をいただいたかたでも、答えを変更してOKですよー。
解答はこちらから↓
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