100gで約2600円のトリュフ塩
今回購入した塩がこちらの品。
トリュフ塩はイタリアやフランスあたりで作られているようです。
イタリアのカジーナロッサのトリュフ塩です。天日干しして製造した、北アドリア、チェルビアの海塩に黒トリュフを入れたトリュフ塩。お値段100gで税込2592円。スーパーで売っている塩が1kg300円を切るぐらいなので、およそ90倍の高級塩となります。
フタを開けるとトリュフの香りが凄くします。
原材料を見ると、海塩、黒トリュフ、トリュフ香料となっています。フタを開けるとトリュフの香りが強く広がります。
舐めてみると、塩気は割と穏やか。個人的にトリュフの味は、干しシイタケと海苔の間ぐらいのものを上品にした感じと思っていまして、その味が口の中に広がります。この味なら米にも合うでしょう。
エシレバターは100gで1180円でした。
そして、バター塩むすびに使う発酵バターはフランスのエシレバターです。以前、
「高級バターでバター醤油ライス」という記事でも使用しています。
バター醤油ライスでも文句なしのうまさを出していたバターなので、バター塩むすびでも間違いなくうまいはず。
米は農家から直接購入した減農薬栽培玄米を、家庭用精米機で炊く直前に精米して炊いています。米は精米したてを炊くのがうまい。
では、発酵バターのバター塩むすびを作っていきます。作り方は簡単です。
バターが直ぐに溶けるので、米はアツアツよりも少し冷ましてからの方がいいかも。その代り、衛生面に気をつけて早く食べましょう。
炊いた米を茶碗に盛って、中心部に適量のバターを乗せます。あとは普通にオニギリにしていきます。
後かけでなく、米全体に混ぜてから握れば塩気が均一になります。写真写りを考慮して後かけにしています。
出来上がったオニギリにトリュフ塩をかければ出来上がりです。先にトリュフ塩をご飯に混ぜてから握ってもかまいません。
香りからしてもう大変なことになっています。
出来上がったトリュフ塩のバター塩にぎりからは、トリュフの香りが立ちあがってきます。
塩と脂と炭水化物のパラダイス!
食べるとトリュフの香りが塩気と共に口の中に広がり、そこへバターの甘さとコクが加わっていきます。米がバターに包まれて甘味を増し、トリュフの味と合わさり最高にうまい!
塩分が・・脂肪が・・カロリーが・・、なんて事は気にせず食べましょう。トリュフ塩と発酵バターのバター塩むすび、うまいです。うまいものは、大体塩と脂と炭水化物で出来ている。食べたら動くか何かで帳尻合わせる覚悟で食べてみてください。
本当にうまいです。
色々高級塩でバター塩むすび
さて、トリュフ塩と発酵バターのバター塩むすびが大変美味しかったので、他の高級塩でも試してみました。試した塩は以下の4種。発酵バターには同じくエシレバターを使用しています。
どの高級塩のバター塩むすびも当然美味しかったですが、ワイルドマッシュルーム塩とニンニク塩はフレーバーソルトで多少好みに差が出るかもしれません。アルプス岩塩と沖縄海塩は順当に美味しかったです。
写真をクリックしてお好きなところから。または1つずつ順にどうぞ。
ワイルドマッシュルーム塩でバター塩むすび
最初にバター塩むすびにする高級塩はこちら。
薄い結晶状の塩です。香りも結構あり。
「地中海クリスタルフレークソルト ワイルドマッシュルーム」です。原材料には海塩、ポルチーニ、ポルチーニパウダーと書いてあります。原産国はキプロス。地中海の海水から作られた結晶状の塩と、ポルチーニ茸が入っているようです。
香りはトリュフ塩と似た感じではありますが、もう少し干し椎茸寄りといった感じ。口に入れるとサクサクと崩れ、塩気は比較的穏やかです。
ちょっとかけ過ぎたか。しかし、香りはいい。
ワイルドマッシュルーム塩のバター塩むすびは、トリュフ塩ともまた違った香ばしい良い香りがします。
こいつはサクサクで香ばしくてうまいね。
食べてみると、干しシイタケにも似た香ばしい香りがあり、塩の粒がサクサクと砕けていきます。塩の粒が大きいためか、トリュフ塩と比べて塩気がやや強く感じられるものの、バターの甘さと相性が良く、穏やかに口のなかに溶け込みます。
先にご飯に混ぜてから作ると、塩の粒が大きいので味にかなりムラが出るかもしれません。好みで後から少しずつかけて食べるのがよさそうです。
アルプス岩塩でバター塩むすび
次にバター塩むすびにする高級塩はこちら。
すこしピンクがかった塩です。
「ナチュラータ プレミアムアルプスソルト」です。ドイツのバイエルンとオーストリアアルプスの深層から採掘されたアルプス産の岩塩。
トリュフ塩のような特徴的な香りはありません。舐めると塩気は穏やか。後からじわじわと旨味が広がってくる感じがします。フレーバーソルトとは異なり、シンプルに美味しい塩です。
岩塩を砕いただけのもので、黒い粒は天然のミネラルだそうです。
塩をかけても香りは変わりません。ほんのりバターの甘い香りがしてくる程度です。
これは正統派にうまいな。
食べると穏やかに塩気がひろがり、バターの甘さやコクと上手く混ざり合います。甘さと塩気がバランスよく感じられて大変おいしいです。この塩なら、野菜でも肉でも魚でも、なんでも美味しくなりそうです。
バター無しのノーマル塩むすびでも十分美味しいでしょう。
ニンニク塩でバター塩むすび
次にバター塩むすびにする高級塩はこちら。
にんにくの香りかなり強めです。
青森県産のにんにく塩です。青森県産にんにくパウダーと津軽海峡の地下海水から作った塩で出来ています。
にんにくパウダー入りだけに、にんにくの香りが強く感じられます。舐めると塩で炒めたにんにくを食べているようです。
もはやガーリックライス。
にんにく塩をかけると、さらににんにくの香りが立ちます。バター塩むすびというよりも、ガーリックライスおにぎりという感じです。
にんにくの香りが強い。まあ、これはこれでアリだけどね。
食べると口の中いっぱいに、にんにくの香りが広がります。塩とバターとすりおろしにんにくを混ぜて食べたような気分になります。味の組み合わせとしては悪くはないのですが、ご飯に対してにんにくの香りがやや強すぎるので、好みが分かれるところかもしれません。
ただ、この塩は焼いた肉にかけたらかなり美味しいのではないかと思います。入っていた瓶には、焼き餃子のつけ塩にもいいとありました。それ美味しそうだ。
ぬちまーすでバター塩むすび
最後にバター塩むすびにする高級塩はこちら。
サラサラのパウダー状の塩。
「沖縄の海塩 ぬちまーす」です。沖縄県宮城島の海水でつくるパウダー状の塩。沖縄土産でこういうパウダー状の海塩をいただくことがあります。
パウダー状なので、舐めると最初に強く塩気を感じますが、後味は穏やかな物が多い。これも、あとからほんのりと旨味が出てきます。
ボトルから直接かけたらかけ過ぎた。
この塩も特に強い香りはないので、バターの甘い香りが軽く感じられる程度です。
ちょっと塩気強めだが、問題なくうまい。
食べてみると、塩が粉状なので最初強く塩を感じるものの、その後すぐにバターの甘味やコクが広がり、丁度よくなります。かける塩の量を調整するか、先に程よい量で混ぜてから握れば、バランス良い味になると思います。
たまのご褒美程度で
トリュフ塩と発酵バターのバター塩むすびはとてもうまいのですが、やはり塩分とカロリーはかなりのものになるのは間違いないです。そもそもトリュフ塩も、発酵バターもかなりの値段のものなので、毎日食べるような事にはならないでしょう。
とりあえず、トリュフ塩は自分へのご褒美ぐらいの気持ちで買っておいて、バター塩むすびはやらないにしても、何かの料理に使うと色々美味しくなります。
高級塩は、もちろん普段使いにはまず使えません。しかし、後からちょっと振りかけるだけで、味がガラッと変わるので、ここぞという時用に1つあると便利です。
最後に高級塩で日本酒を飲むというのをやった。これだけで何杯も飲めた。ただ塩分は過多だろう。悔いはない。