1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
2回、同じことをやっちゃいました
先週は、「夏空!」と感じる晴れの日が多いなか、雨雲の不意打ちあり。
木曜(13日)は、急な雨や雷雨があるのは埼玉より北だけと見ていたが、東京にも細かな雨雲が侵入。関東の南のほうは、夏の高気圧がもう少し強いと見ていたが、ダメだった。
傘なんて持ってなく、駅までダッシュ。…しようと思ったが、気象予報士が突然の雨に焦っていると見られるのは恥ずかしいので、「こんな雨、傘はいりませんよ」という雰囲気を出しつつ早歩き。
反射的にハズレたことを隠そうとするのが、気象予報士という生き物なのかもしれない。
日曜(16日)こそは、雨雲が北関東や埼玉で止まると思ったが、夜にまたも都内まで。自分の学習能力のなさにがくぜんとした週末。。。次こそは!
う~ん、日曜は、今度こそは大丈夫だと思ったんだけどなぁ。
【今週のみこみ】週末まで夏の高気圧がふんばれるかに注目です
「梅雨明けしてますよね?」と、会う人、会う人に聞かれまくる今年の7月。先週、新たに梅雨明けしたのは、九州南部だけ。
先週の天気と暑さは、真夏そのもの。ほかの地域も、梅雨明けで良かったと思う。
気象庁が梅雨明け発表をしなかったのは、きょう(17日)~火曜(18日)に梅雨前線が下がってくると見ていたからだろう。
ただ、梅雨前線の雲はすき間だらけで、梅雨っぽい感じはナシ。もっと早く梅雨明け発表しときゃ良かったのに。
水曜(19日)からは夏の高気圧が強まるので、おそらくそのタイミングで各地の梅雨明け発表。しばらくは晴れて暑い。
ところが、夏の高気圧は、調子がイマイチ。週末になると高気圧が弱まって、雨雲がまた戻ってくる気配がある。
それなら、もっと早く梅雨明けを発表しときゃ良かったのに!(2回目)
週末に雨雲が南下。どこまで南に下がる?
週末は、晴れるか?雨が降るか?夏の高気圧が、どれだけふんばれるかにかかっている。
結果は来週!
今週の格言
『気象庁の梅雨明け発表がなくても、夏と感じたらそれが梅雨明け。梅雨明けは、みんなの心の中にある。』
増田さんのご出身の滋賀県に、特徴的な気象現象はありますか? また出身地の天気の特徴が気象予報士という仕事の選択に影響を与えましたか?
比良山地(琵琶湖の西側にある山地)から風が吹きおりる「比良おろし」が、よく天気の本などに出てきますが、メジャーな気象現象はあまり多くないんですよね。
ただ、かつて伊吹山にあった観測所での、11m82cmという積雪は、世界記録と言われています。北陸に近い県北部は豪雪地帯なんですね。
自分は県南部だったので、そこまでの豪雪はなかったですが、強い冬型のときに福井県方面から雪雲が流れてきますし、南岸低気圧のときも、どっさり積もることもあり、雪はそこそこ降るんですよ。
やっぱり子供の頃は雪がうれしかったですけど、それが仕事の選択に影響を与えたか…う~ん、それはなんとも。
影響を与えた可能性があるとすれば、夕立の多さでしょうか。滋賀県は四方を山に囲まれているので、梅雨の終わり~夏は、山でわく雨雲によって夕立が多いんですよ。
その雨に、野球の練習がラクになるかどうかがかかっていたので、どっちから風が吹くときに雨が降りやすいかは、練習中もド真剣に観察していました。
その観察が、気象への興味につながった面はあるかもしれませんね。まとめると、きつい練習がイヤだったおかげで、今の仕事についた可能性があるということですね。
不純ですみません!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「この日は、犬がある気象の現象に驚いて迷子になったそうです」。
解答はこちらから↓
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