場所はウラジオストクの遊園地
この牛が居たのは、旅行で行ったロシアのウラジオストクの遊園地だ。
「牛の乳搾り、50ルーブル(=約100円)かかります」と書いてある
先月、
先々月と旅先で見つけたもののレポートをしてきたが、この旅の話は今回で最後。ちょっとだけ遊園地自体も紹介しよう。
遊園地は市内の街中にあり、入場は無料だ。通りがかりにふらっと入ってみた。
街の中にあった遊園地
乗りたいアトラクションのチケットを単品で購入できるシステム
置いてあるゴミ箱がいちいちよかった
ちょっと欲しい
外国の遊園地は日本ではあまり見ないようなアトラクションがあるのも見どころで、それはどこの国に行ってもある話だと思う。
なんだこの小屋……と近づいてみると、
水が張ってあるとは。攻撃しあってる。風雲たけし城か。
壁も窓もベルトすらもない無防備な観覧車も日本では見ないよなぁ と、乗ってみたりもした。
わーー 無防備ぃ~!
吹いてくる風になびかれる
遊園地の敷地外の海辺を見下ろすと、スワンボートみたいに漕ぐタイプのボートが見える。この日は風がまあまあ強くかったので我々はやめておいたのだが、ボートが沖に流されてるっぽい様子が見えた。
20分ごとに課金されるシステムだったが、こんなふうに流されてたら課金されまくりなのでは。
海に浮かんでる黄色いのが、誰でも借りられる漕ぐボート。風が海の沖のほうに向かって吹いてるので、帰りたいタイミングで帰れないだろう……と言ってたら、その後救助隊が出動してた
本題の牛がこちら
さて、本題の牛に戻ろう。柵の入口で50ルーブル払ったら中に入れてもらった。
牛、遠くを見ている
課金して入場させてもらったからには、なにが起こるかちょっと楽しみだ。払ったのは約100円なのでそんなに過度な期待をしてる訳でもないが……。
さて、搾ろう。
……というか、これどうすればいいんですか。なに? これをギュッと?
「これを握りしめるんすよ」みたいなこと言われてる気がする(言葉はまるで分からない)
スタッフの人が特になにか小道具を持ってくる様子もない。難しいことを言われてる気もしない。これを握りしめればいいのだ、たぶん。
ギュウウウウウ……
ギュッと握ると水がポタポタとそんなに勢いもなくボタボタと落ちてきた。
えっ、ちょっと待て。これだけ!? これだけ!! え、これが100円! ひゃくえっ……
ゲホンゲホン…… ゲホゲホゲホ…………
気管支が弱いため、体調によって笑った勢いで咳き込んでしまったりする。それがこの瞬間発症した。
締まりがゆるい水道水みたいにボタボタと水を出してる牛の乳を握りしめつつ、笑いながら咳き込む自分が10秒ぐらい記録された、ただそれだけの動画が残ってた。こんな動画、サーバにアップなんかしたら容量の無駄遣い感半端ないので、GIFアニメにした。
本当にこれだけか。しばらく搾ってても特に状況は変わらず……
そんな訳で、以上が
「約100円の乳搾り料金を払って搾ってみたら、ただの水だった。しかも勢いもなかった。」
というレポートでした。
どうやら日本でもこの手のプラスチック製の牛はあちこちに存在しており、牛乳を出す牛もいれば、ただの白い水を出す牛もいるようだ。出てくる水が白いとちょっと得体の知れなさがあるので、今回海外で遭遇したのは透明で安心感あったな……と今更ながら思う。
ついでに
こういう牛のミニチュア版のおもちゃが昔あったのを思い出した。