伝統的変な日本語
ズラリと並ぶプリクラ屋、その写真をいろいろ見てみると…
変な日本語があった! 運命のトヒソク ハソティソク!
月刊KPOPSTAR! 韓国なのに「ハツまのよい!」
他にもいろんな変な日本語が。 惜しいモノもあるが願わくば惜しいままで。
長年中国には変な日本語が存在した。いや、今も存在している。
最初は上海とかでも見たような気がするけど、いつしか見なくなった。内陸の地方都市でしか残らなくなった。
上海のモボ(モダン・ボーイ)やモガ(モダン・ガール)にとっては見慣れた変な日本語など子供だましだと思っているのかもしれない。
さりげない自転車にも変な日本語がっ!
『ひほさき』…むしろその音感がいい!欲しい!
変な日本語系アパレルといえば服だが、そんな靴屋にも変な日本語がっ!
日本の文字だらけの靴発見! 金山から砂金を見つけ出すような作業&発見で嬉しい!
ショッピングセンターは変な日本語の宝庫。むしろブレードランナーのような仮想現実!
何も意味がないひらがなの提灯。中国でよくみる人気の平仮名「の」がない。「の」はニワカらしいよ。
僕が変な日本語のオールドスタイルとニューウェーブを比べるなら、オールドスタイルは
「よくわからないけど適当に文字や文章をつけたよ」
という感じで「ほらほら、とりあえず日本に見えるだろ」という投げっぱなしなメッセージを受け取っちゃうのだ。それでも十分に面白いというか、それが面白いんだけれど。
変な日本語のニューウェーブ!
じゃあ変な日本語のニューウェーブはというと、間違ってはいないけどちょっと変。頑張っててちょっとかわいい系。
意味は通るけど本来の使い方から飛び出てて、のびのびしている感じがむしろカッコイイ!
メカメカしてる。MACKARでメ・カ。 ちょっと重ねすぎだがそれがいい。
店の圧倒的メカ感。嘘は言ってない。
最近はスーパーやショッピングセンターの雑貨ショップで日本語が目立つように。 つまり変な日本語ハンターには宝の山!
「梅の形は棚を晒します」梅型なのでわかる。あなたのニーズをfullfills(いい響き)
説明となるとちょっとよくわからない日本語に。つまりはオールドスタイル。
最近できはじめた個人経営のカフェにも日本語がっ!
頑張っている手書きメッセージが魅力! 「な」の字に感じる葛藤!
ほかにもあるある変な日本語ニュースタイル。 『焼きたて玉子焼きうめええ』
『豪華なるコンビ』 何が2つあるかわからないけど押される押し込まれる
家具屋のなんちゃって洋書にも…
ありました!週刊「ときに美しい」。
「ファッションの美しさ、生のスポーツの美しさ」。美しいよね
外でも食べれるオシャレカフェにも…!
『猫カフェの食事風景かわいすぎワロタ』
空気を読まない日本語こそ国際日本語
ニュースタイルな日本語の変さを思い返すと、日本人だったらそれ使わないよなーという日本語ばかり。言いたいことはあってそれにあわせて日本語を書いたけど、ズレてるのだ。
ズレてる日本語って何だろう。
空気を読んだ日本語かもしれない。敬語のように、このシチュエーションではこの言葉を使えっていうものだ。
ズレている日本語とは、日本人が守るべき「空気」のバリアーから飛び出したフリーダムな日本語なのだ。
「ここが変だよ日本人」みたいに、外国人同士が日本語で討論するなら、細かいことは気にせずにフリーダムな日本語でやりとりしてほしいと思った。
変な日本語バンザイ!