食べ比べるしかない
中国らしいチキンの表現。嫌いじゃない。
中国に行くとき、お粥を食べたいと思わないだろうか。
中国の朝食=粥と思うかもしれないけれど、炒め物や麺しかない地域もある。
とはいえ、せっかく中国にいるのだから粥を食べたいと思うときもあるわけで、そうすると朝からマクドナルドやKFCなどに行くしかないのだ。
まずはKFC。KFCのお粥は数種類から選べるのがポイント。中国のお粥の定番、ピータンと挽き肉のお粥をオーダーした。
ついでに油揚げパン「油条(ヨウティャオ)」か目玉焼きかどちらかついてきてお値段は8元(約130円)から。
スマートフォンからQRコードを読み取って注文をするように店員さんに頼まれた。でも普通の注文でも大丈夫だった。
ピータンやスパム肉の塊が結構掬えた
KFCの粥は中国っぽい味。個人的には一番オススメ。
何が中国っぽいかというと、「鶏精」と呼ばれる、中国では定番の味の素的なうま味調味料の味があって、中国の大衆料理屋のチャーハン味がするのだ。
またごろごろ具材もポイントが高いし、油条か目玉焼きがつくのもコスパが高い。
マクドナルドのお粥
おなじみのハッシュポテトがつく、炭水化物コンビ
マクドナルドの粥は雑穀が多め
マクドナルドの粥はKFCとは違うが侮りがたい。
中国のうま味「鶏精」の味を感じず薄味だけれど、雑穀や野菜が入っていて健康的。ただごろごろといえるほどじゃない。
でも値段はハッシュポテトがついて6元(95円)とお得。
しかもマクドナルドとケンタッキーは注文すると沢山用意しているからすぐ出てくる。粥ですぐに出てくるのはありがたい。
作ってためているので店によってご飯の堅さはまちまちかもだけど、今回のマクドナルドとKFCではKFCのほうがとろとろ感が出てた。
ピザハットのお粥
中国のピザハットはピザだけじゃない。パスタとかも頼めて、マクドナルドやKFCなどのように店内で食べられる。
そんなピザハットの朝食メニューは、フレンチトーストベースの洋食モーニングか、お粥ベースの中華モーニングが選べる。
値段もマクドナルドやケンタッキーよりは高く、食事がやってくるのもゆっくりめ。優雅にお粥を食べたいときはピザハットだ。
メニューから優雅。でも15元(240円)から
フォークやナイフで揚げシューマイを食べる優雅さよ
餃子セットを選んでもボリューミー
粥は米はどろどろ、具はごろごろ
せっかく中国に旅行に来たんだから粥を食べたい、時間は急いでない、というならピザハットはまさに穴場。揚げシューマイや餃子もついてくるのが嬉しい。
味はKFCほど濃くはなく、かといってマクドナルドほど薄くもなかった。お客さんも少なめでざわざわしてないのもポイント。
すき家のお粥
中国式肉まんじゅうとセットで6元(95円)から
届いたものの…
挽き肉丼のねこまんま感があった
ちょっと変わり種なすき家のお粥。
お粥を頼んだら、つゆだく挽き肉ご飯にお湯をかけたような味付けで、米もしっかりしたお粥が出てきた。中国的なお粥じゃないけれど、アウトローな方はぜひ。
日本にないメニューいろいろ
お粥は中国のファストフードで競争が起きてるほど定番かもしれないけれど、他にも日本にはないメニューが昼にもいろいろある。ざっくり紹介しよう。
日本人のソウルフード、カレーライス。 ご飯とカレーは別々のこれは…
ケンタッキーで注文ができる。 カレーは吉野家やすき家も出していて日本とは違う味。
この肉肉しいどんぶりご飯は…
マクドナルドで食べられる。コーラとセットで
沖縄風ラフテーご飯は
吉野家のメニューにあり。おちつく…
吉野家はいろいろ攻めてるみたい
懐は広いほうがいい
マクドナルドがどんぶりご飯を出す。それは衝撃だけれど、マクドナルドがどんぶりご飯を出しちゃいけない理由を考えると思いつかない。ハンバーガーはマクドナルドの1面であり、最近日本ではマックカフェもできた。色眼鏡でマクドナルドを、ファストフードを見ていたのかもしれない。
それはさておき、お粥を食べたいとき、いろんな店で食べられるのは旅行者としてありがたい。マクドナルドやKFCは外国人向けに、寿司やラーメンや天丼を提供したほうがいいんじゃないか。