スペアリブの黒酢煮の作りかた
では最初に骨付きの豚肉を黒酢で煮る「スペアリブの黒酢煮」の作り方を紹介します。
これで700gぐらいの量になります。
材料、調味料は以下になります。
・スペアリブ(骨付きの豚肉) 700~800g
・日本酒 100mlぐらい(1/2カップ)
・生姜 1片
・ネギの青い部分 10cm程度
・水
(調味料)
・黒酢 大さじ2
・紹興酒 大さじ2
・醤油 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・にんにく 1~2片
・スペアリブの煮汁 100~200ml(1/2~1カップ)
分量は目安なのでお好みで調整してください。
まず、鍋に十分な量の湯を沸かします。沸騰したら表面を洗ったスペアリブを入れて2、3分茹でて取り出します。
続いて、鍋にスペアリブが浸る程度の水(カップ4~5杯)を入れて沸騰させます。沸騰したら、日本酒、切り分けたネギの青い部分、スライスした生姜をいれます。再び沸騰してきたらアクをとりのぞき、フタをして弱火にしたら15分程度煮ます。
15分ほど煮たらスペアリブを取り出し、煮汁はとっておきます。
続いて、フライパンに調味料とスペアリブの煮汁を入れて煮立たせます。
煮立ったら茹でたスペアリブとすりおろしたニンニクを入れます。再び煮立ってきたらフタをして、弱火から中火程度に火を弱めます。
3、4分ごとにスペアリブを裏返して両面を煮ていきます。15分ほど煮たらフタを外して、時々裏返しながら更に煮ます。煮汁が少なくなってきたら出来上がりです。
裏返す時によく煮汁を絡ませて照りが出るよう煮るといいです。
肉の旨味にコクのある黒酢の甘味が加わり、ご飯に良し、酒に良しな味となります。
ツヤツヤ輝く肉はいいよね。
ビールはもちろん日本酒にもよく合います。お好みで黒胡椒をかけたり、からしをつけたりして食べるのもオススメです。
ちょっと濃いめの純米酒がいいですが、スッキリとキレのあるタイプも合います。
肉が柔らかくなり、簡単に骨から外れますが、包丁で少し切れ目を入れておくとより食べやすいです。
肉うまいなー。これが酒の進む味なのですよ。
ワニ肉でも作ってみよう
それではワニ肉を同じ方法で調理してみます。「ワニの黒酢煮」です。
ネットで購入。購入ページにイベント用、サプライズ用にいかがでしょうか?と書かれていた。確かにインパクトはある。
ワニの前足と後ろ足の肉です。爪と足先の皮つき。オーストラリア産。2つ合わせて800gぐらいありました。骨は割と太目なので、実際に食べる部分はそこまで多くはなさそうです。
では、調理していきます。まずサッと茹でて取り出す。
フライパンで調味料と煮汁を煮立たせ、ワニとニンニクを投入。ワニは脂が少なかったので、上の調味料と合わせてごま油を大さじ1追加しています。
この状態でフタをして時々裏返し両面を煮る。ワニが予想外に大きかったので、スプーンで煮汁を表面にかけながら煮ています。
こうしてできたワニの黒酢煮がこちら。
肉の部分はいい照りが出たのだが、やはり爪と皮がねえ・・
見た目はアレですが、黒酢や醤油の甘く香ばしいかおりは食欲をそそります。香りはいい。
さて、味はどうなのか。食べてみましょう。
いやー、見た目がねー。インパクトはあるけどねー。
食用で売っているものだから問題無いとはわかっていてもちょっと不安になる。とにかく食べてみますかー
おっ、これは!
ワニうまいな!ワニの黒酢煮イケる!
見た目はともかく、ワニの黒酢煮うまいです。今夜の晩御飯にオススメ!か、はどうかはわかりませんが、黒酢で煮るとワニでもうまいです。うまいのですが、ただちょっとね・・
美味しいが、しかし。
ワニの骨付き肉の黒酢煮は美味しかったです。美味しいのですが、肉にかなり弾力があり硬いです。味はサッパリとした鶏肉。先に茹でていたからというのもありますが、脂はほぼありません。
正直なところ、そのままを焼いたり、揚げたり、煮たりして食べるならば、普通の鶏肉の方が柔らかく美味しいと思います。弾力があるので、ひき肉にしてハンバーグなどにするといいかもしれません。脂肪が少く、アッサリとしたヘルシーな感じの美味しいハンバーグが出来そうです。
それから、話題のためにはいいかもしれませんが、ワニの手を見ながら食べるのはどうも抵抗があります。なんだか仮面ライダーに出てくる怪人の手でも食べているような気分になります。ただ食べるだけなら、骨から肉を外して食べる方がいいでしょう。
ワニの手なんてじっくり眺めたことが無かったが、やはり水かきがあるのか。