約2万2000円でロボットが来る
発表当時はネットで話題になっていた商品である。クラウドファンディングとはいえロボットアームが209ドルだったのだ(日本で売られているものは10万円ぐらいする)。
Facebookでシェアされまくっていたのだが、実際に届いたという話は僕以外に聞かないのでシェアはするけど注文してなかったのかもしれない。
テスト前にぜんぜん勉強してないよーと言っていたクラスメイトは本当に勉強してなかったのだ。
箱に名前が書いてある
いちばん安いセットを買ったのでアームの先は吸盤である
少し高いセットだとロボットハンドがついているのだが、最安値セットは吸盤である。ドラえもんの手もマジックハンド的なものらしいのできっとロボットあるあるなのだろう。
パソコンで動く順番を指定して、動く位置は手で覚えさせる
動く位置は手で覚えさせるので座標を意識しなくてよい。(座標で指示することもできる)。そのほか、クレーンキャッチャーのようにリアルタイムで操作することもできる。
ちなみに上のアニメGIFは紅茶を入れさせようとして設定しているところである。
ちょっとアームの動きが長くて速かったが概ね期待通りである。むしろこういうのが見たかった。
僕がテーブルを拭けばいいだけの話だ
スクリーンセーバー回避
いきなり愛玩目的みたいな使い方をしてしまったが、仕事に使うこともできる。
会社のパソコンはセキュリティ上、すぐに画面ロックがかかる。しかし一瞬席を立っただけでロックされると復帰の動作が面倒である。
マウスかキーボードを定期的に触っていれば防げるのだが。
ロボットアームにそれを頼もう。
スクリーンセーバーを物理的に回避してくれる。スクリーンセーバー回避ソフトを入れてパソコンが不安定になることもない。
もちろんマウスの位置を検出して…なんて高度なことはしてなくて、ロボットアームの手が届くところにマウスを置いてやる必要がある。
ずれると何もないところを動かし続ける。健気!
カップラーメンタイマー
カップラーメンにお湯を入れるとフタがクルッとなるだろう。あれを抑えるためにセロテープを貼ったりするが、たまたまテープ手許にないときどうするか。
たまたまロボットアームがあればこんな使い方ができる。
カップラーメンのフタを3分間押さえてくれるのだ。
もちろんこれもカップラーメンを置く位置が大事である。スキルのある人はカップラーメンの位置をセンサーで検出してロボットアームを制御したりするかもしれない。
だが、スキルはないが原稿の締切だけはある僕はガムテを使う
置く位置が3面指定してあるところに試行錯誤の過程を感じて欲しい。位置指定だけでカップラーメンを10個ぐらい作れる時間が過ぎた。
置くときだって慎重である
ここに至るまでのロボットアームの萌え萌え動画である。
猫動画みたいなジャンルが生まれるんじゃないかと思った
多少押さえかたが雑でもいい
犬を飼ったことがある人はわかると思うが、頭の悪い犬が手伝ってくれたものをどうして非難できよう。犬を飼ったことがない僕でも分かる。
難問の繰り上がりの足し算もらくらくクリア
どんなに旧型の電卓でも対応可能だ。ただしボタンが大きいタイプがいいだろう。ユニバーサルデザインはロボットのためでもある。
ボタンを押す位置がずれてはいけないのでロボットをしっかり固定する必要がある。
このロボット、自らの反動で少し動いてしまうことがあるのだ。
だから動画に写ってないところでしっかりと押さえる。
ロボットを手でおさえているとき、愛情以外の感情を感じない。
かたい瓶のキャップを開ける
瓶のキャップがかたいときだってロボットが手伝ってくれる。
小芝居の動画を撮るぐらい気に入っている
ロボットアームはふたを開けるほどの力はないので、トントンと叩いて開けやすくしてもらうのだ。
フタをとんとん叩くのがどれほど効果があるのかは、知らない
失敗動画
さっきから薄々気づいていたが、うまく行ってないロボットのほうが愛らしく感じる。そういったシーンである。
おにぎりのセロファンを剥がそうとしてシールに拒まれ。ルマンドを砕こうとして断念する。
ルマンド砕きは先端の吸盤がネックになったかもしれない。あと、なぜルマンドを砕こうと思ったかは忘れた。なにかロボットアームにできることを探していてやってみただけである。
しかしルマンドが意外に堅いことを教えてくれた。
猫動画を全部猫でやってみよう
なにに使えばいいだろうと思っていたが、わかった。何にも使えない。その代わり妙に愛着が出た。顔がないぶんしぐさで感情を感じる、まではいいすぎかもしれないけど。