新しいアビリティを獲得しました(金の力で)
これが磁界観察シートである。60mm×100mmと名刺よりも少し大きいサイズが3枚入って5400円だった。
そりゃ僕だって高いなとは思う
しかし見えないものが見えるようになるのだ。
人類が環境に適応して自らの機能を変えるのに、どんなに早くても数千年かかるらしい。それが5400円ですむとは人類の1年が1円である。
安い買い物をした。
磁石の上にのせると
磁界が見えるのだ!
これは磁石がもとから見えちゃっているので興奮も腹7分目だが、これはどうだ。
水道工事のマグネットである。
楽しげなふりして…
めっちゃ磁界あるじゃん!
なかったら貼りつかないのであたりまえなのだが、しましまに興奮した。
このしましまはつまりS極とN極が交互になっていることを表している。
おなじみの松村さんのシート
縦にしましま
こちらはしましまがやや薄いので磁力が弱いこともわかる。冷蔵庫に貼ってみるとほんの少し貼り付く力が違う。まあ、僕は貼り付ける前に分かっていたんですけどねー。
磁気でドヤ顔をする日が来るとは思わなかった。しかもひとりで。
iPadの磁石の多さよ
iPadはカバーを磁石でくっつける仕様である。コンピュータに磁石といううなぎに梅干し並みの組み合わせに「さすがアップル…」と思った記憶がある。
実際に磁界観察シートを当ててみると…。
気持ち悪いぐらいに磁石だらけである
反対側もこんな感じ
これ本当に磁石なのかなと思ってクリップを近づけてみるとちゃんと貼り付く。
びっくり人間みたいになってしまったiPad Pro
iPadをクリップのプールに落としたら蜘蛛の糸に捕まる罪人のようにクリップがくっついてくるだろう。
ちなみにスピーカーのまわりにも磁界があるのでスピーカーがどこにあるかも分かる。
iPadのスピーカーは
上と下に2つずつ
iPhone7は下にひとつ
上にふたつ
iPhone7は下にスピーカーらしき穴が左右にあるのでそれがステレオスピーカーだと思うが、実は上下にスピーカーがついていてステレオになっているのだ。
これは指で穴をふさいでみて気づいた。磁力関係ない。
外に出て磁力を探す
家での磁界探しは満喫したので外に出てまだ見ぬ磁界を探すことにする。
気分としては三国志の在野の強いやつを探しに行く気分だ。
とはいえなかなかない
磁界がない
こんなところに~
いるはずもないのに
思った以上に磁界がない。うっかり桜木町まで探しに行きそうになる。
門扉など磁力でくっついているかなと思うところも屋外だとたいてい別の方法である。
しっかりしたフック
よくわからないけどうまい仕組み
そりゃそうである。屋外では磁石よりももっとしっかりした仕組みで固定しないと風や人がぶつかったりして外れてしまう。それにうっかり砂鉄が集まる可能性もあるだろう。
そんな磁石アゲインストのなかで見つけた在野の磁場である。
電話ボックスのフタ!
什器が置いてあるだけかと思ったら
磁力で固定
冷蔵ロッカーのドアを固定するためにこっそり内側に磁石があった
ロッカーを締めるときにやんわりと固定される感じがある。あれが磁石だったのだ。
磁界観察シートを持って出てわかったことは、外では磁石はあまり使われていないということである。なんという逆接。
磁界という情緒
テレホンカードやカセットテープは磁気に記録していたのだが、時代はICに記録する時代になっている。もう磁界観察シートで見ることができないのだ。残念である。
こうなったら街でピップエレキバンを貼っている人を探したいと思う。
クレジットカードの黒いところにはなにか記録されているのが見えた