特集 2017年3月22日

卒業証書の筒がもしもマーブルチョコだったら

何からの卒業なのか。
何からの卒業なのか。
卒業式シーズンである。

卒業といえば何を思い出すだろう。桜、アルバム、寄せ書き、好きな人の第2ボタン、そして卒業式、卒業証書。

アルバムと、卒業証書の入ったあのおなじみの筒を手にしながらの帰り道は、晴れ晴れとした気持ちと寂しさと、次のステップへの不安が入り混じってたなぁ。

そんな感傷はさておき、あの筒が問題なのである。何かに似てないか。
(これは、先ごろ開催された東京カルチャーカルチャーでのイベント「また、つまらぬ物を作ってしまった」Vol.6での発表工作です)
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

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あれがとうとうポケットサイズに!

というわけで、ネット通販で「あの筒」だけを数本買ってみた。正式には賞状筒という名前だ。なるべく安いのを選んだら、1本165円なり。
これ。定番の筒だ。
これ。定番の筒だ。
安いだけあって、ワニ皮風のエンボス加工もなく、単なる印刷のみ。ツルツルの表面である。

そう、ワニ皮。
ワニだったのかお前。
ワニだったのかお前。
商品検索してみて改めて気づいた。これ、ワニ皮風なんだな。なぜワニ皮風なのか、ということについてはここでは割愛するが、昔の学校ではワニ皮で証書類を巻いていたことの名残、というわけでは決してない。

さて、この筒。フタを取るとき「スポン!」としかいいようのない音がするこの筒。何かに似ていないだろうか。
そう、ごぞんじ明治のマーブルチョコ。
そう、ごぞんじ明治のマーブルチョコ。
これも「スポン!」としかいいようのない音でオープンだ。
これも「スポン!」としかいいようのない音でオープンだ。
私にとっては遠足の良きお供であったマーブルチョコ。他にも姉妹品に「コーヒービート」というコーヒー味のチョコがあって、それも好きなんだな。

さて、このマーブルチョコの筒、卒業証書入れる筒にそっくりではないか。

それでは実際に確かめてみよう。
筒から貴重な皮を取らせていただく。たぶんマーブルチョコ3個分くらいの皮が取れる。
筒から貴重な皮を取らせていただく。たぶんマーブルチョコ3個分くらいの皮が取れる。
いきなり剥いじゃったわけだが、このワニ皮をスキャンしたり描いたりするよりこうしたほうが手っ取り早いわけで。貴重な皮、大事に使わせていただく。
こういう「マーブル皮」の柄も考えたのだが、いまいちピンと来なかった。
こういう「マーブル皮」の柄も考えたのだが、いまいちピンと来なかった。
慎重に、職人のように貼っていく。卒業生の顔をひとりひとり思い浮かべながら。
慎重に、職人のように貼っていく。卒業生の顔をひとりひとり思い浮かべながら。
この部分の楽しいイラストも、申し訳ないが削って消させてもらう。だが生徒たちとの思い出は消えない、いつまでも。
この部分の楽しいイラストも、申し訳ないが削って消させてもらう。だが生徒たちとの思い出は消えない、いつまでも。
フタと底面のこの難しげな部分も、切込みを入れて丁寧に。丁寧に生徒たちを送り出してあげよう。
フタと底面のこの難しげな部分も、切込みを入れて丁寧に。丁寧に生徒たちを送り出してあげよう。
作業は前後するが、そういえばマーブルチョコって、こんなシールがオマケに入っていたな。楽しげなシールである。私が子供の頃にも、あったあった。シールのおまけってなんだか嬉しいんだよね。

これも利用しちゃおう。
そうそう、こうして袋に入ってて。筒にあらかじめ封入されてるから、くるっと丸まってたっけ。
そうそう、こうして袋に入ってて。筒にあらかじめ封入されてるから、くるっと丸まってたっけ。
このシールの大きさに合わせて、ラベル紙に小さい卒業証書をプリント。
どんな課程だ。
どんな課程だ。
そして、まるで初めから封入されていたかのように再封入。
そして、まるで初めから封入されていたかのように再封入。
出来上がったのがこちら。妙なミニチュア感、不思議な気持ちになる。
両脇のウキウキパッケージに挟まれたワニ皮の静寂ぶりが際立つ。
両脇のウキウキパッケージに挟まれたワニ皮の静寂ぶりが際立つ。
スポン!と開ければ尊し、証書とチョコ。
スポン!と開ければ尊し、証書とチョコ。
準備は整った。では卒業式を執り行う。
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