最近の駄菓子屋はショッピングモールに入っている
わたしがこどもの頃は、数は少なくてもそれなりに近所に駄菓子屋があった。
おばあちゃんがこども相手にやっているザ・駄菓子屋という感じの駄菓子屋が、小学校のまわりにちらほらあった。
しかし、今はどこも閉店してしまい、そんな駄菓子屋はなくなってしまった。
じゃあどこにあるかというと、最近の駄菓子屋はショッピングモールの中に入っているらしい。
最近の駄菓子屋スタイル
想像していた駄菓子屋とは違うけど、売っているものはきちんと駄菓子屋だ。
あったあった、おもちゃ!
大人になってもわくわくする
わたしが駄菓子屋に通っていた当時は女の子のあいだでモー娘。がめちゃめちゃ流行っていたので、モー娘。のブロマイドだらけだった。
わたしは加護ちゃんが大好きだったので、ブロマイドが入っている黒い袋を一生懸命透かして加護ちゃんの写真を探し、意図的に加護ちゃんを引いていた。
アイドルのブロマイドもあった(けむりが出るカードと並んで)
お菓子もこの通り、豊富な品揃え
ラムネが入ったマイクや、振るとシャカシャカ音がする黒くて平べったいお菓子(名前がわからない)が特に懐かしかった。
ラムネが入ったマイクは、ラムネはいらないけどマイク欲しさに、振るとシャカシャカ音がする黒くて平べったいお菓子は、ただ安いからという理由だけで買っていた記憶がある。
おもちゃを1万円分買う
店内を一周したら、いよいよ買い物スタート。
今回はキリよく1万円分、おもちゃを買うことにした。
たくさんあるので、めぼしいおもちゃを好きなようにカゴの中に入れていく。
ひとつひとつが小さいのでカサはないけど、数はそうとう入っている
おもちゃを次々とカゴに入れていたら、隣にいた5歳くらいの男の子に「こいつ、マジかよ…」と言わんばかりの目で見られた。
ある程度大人になると、いろいろ自由が利くのだよ。
単価が安くひとつひとつ計算していると大変なので、「これで満足!」というところで区切り、レジへ向かった。
お会計してもらった結果、
1万円に届かなかった
かなり買った感覚があったが、3,000円ほど残し買い物終了。これ以上買っても同じ種類のおもちゃが複数個に増えるだけだった。
こんなに買ったのに3,000円もお釣りがくるなんて、駄菓子屋万歳だ。
公園で遊ぼう
買ったおもちゃを持って、こどもの頃よく遊んだ公園へ来た。
今回買ったおもちゃ全部。カラフルで見ているだけでも楽しい!
まずは、この中で一番思い入れのあるおもちゃから遊ぶことにした。
それがこちら。
振りかぶってシュッてやるとミヨーーーンッて伸びるやつ
これも名前がわからなかったので「おもちゃ 伸びる ミヨーン」で検索したところ、「カメレオンペーパーヨーヨー」という名前だということが判明。お前、そんな名前だったのか。
こどもの頃、これでよく遊んだ。遊びすぎて紙がもろくなって、伸ばしても途中で折れてしまうことにいつも腹を立てていた(それで母に八つ当たりするところまでが1セット)
懐かしい。早速シュッとやってミヨーーーンと伸ばしてみよう。
シュッ
ミヨーーーン
楽しい。こどもの頃はもっと遠くまで伸びた気がしたけど、楽しいは楽しい。
大人になって、伸びる距離も近く感じるようになったのか。
伸ばして楽しい、シンプルな遊びだ。
駄菓子屋らしいという理由で買ったメンコ
次はメンコで遊ぶ。
正直こどもの頃買って遊んだことはなかったが、駄菓子屋らしいという理由で買ってみた。
よく見ると、結構細かく絵が描かれているんだなぁ
合ってるかわからないけど、たぶんこんな感じで叩きつけるんだ。エイッ!
…あれ?
頭の中では投げたメンコが他のメンコにパチーンと当たり、当てられた方がひっくり返るイメージでいたが、フィールドにファサッと優しく落ちただけだった。
投げ方の問題?あ、芝生の上でやったから?
誰かに教えを乞いたいけど、大人になった今「メンコの遊び方を教えて」と突然連絡しても連絡された側も困るだろうし、そもそも誰がメンコについて詳しいか知らない。
初メンコは失敗に終わった。
投げつける系の代名詞・水風船
メンコはうまく投げられなかったけど、こっちならこどもの頃たくさん遊んで使い方を知ってるぞ。
水風船を作ろう
大量に作って、友だちと投げ合いっこした水風船。プニプニしていて気持ちいいし、割れた時の爽快感がたまらない。
ただし、
水の入れすぎ注意
服がビッショビショになった。なんでも欲張るのは良くない。
この後5つくらい水風船作りにチャレンジしたが、結局最初の1つしかうまく作れなかった。大人になって下手くそになっていた。
では早速、
投げます
フンッッッ!!
投げてわかった。水風船は、大人こそ投げるべきだ。
こどもの頃は「投げて楽しい」「割れて気持ちがいい」くらいの単純な遊びだったが、大人になるとそこに様々な感情が加わり、1球1球に“重み”が出る。
そして、地面に叩きつけられ割れた水風船を見ると、切なさに似た感情も湧き出てきた。
跳ね返り自分にかかる水が返り血のようで、「またつまらぬものを斬ってしまった」と言いたくなった(大人だから心の中で言った)
ヒコウキを飛ばそう
駄菓子屋おもちゃといえばやっぱりこのヒコウキだろう。
「ソフトグライダー」という名前らしい
今回作ったのは、ゴムをひっかけてプロペラをグルグル回し、ゴムが戻る力で飛ばすタイプのヒコウキだ。
飛ばしてみよう。どこまで飛ぶだろうか(ドキドキ)
フワ~~~
思ったより全然飛ばなかった~!「木に引っかかったらどうしよう…」とかいう心配、取り越し苦労~!
もっと遠く、高く飛ぶかと思っていたら、飛距離1メートルくらいで落ちた。
でも、自分が作ったものが実際に飛ぶとやっぱり嬉しいし、テンションが上がる。苦労して書いた記事がデイリーに掲載され、読者の皆さんからの反応を得た時と同じ感覚だ。言い過ぎた、そこまででもない。
これはある程度回数を重ねないとうまく使いこなせないタイプのおもちゃだ。おもちゃのPDCAサイクルを回す必要がある。…おもちゃのPDCAサイクル?
カードけむりに(左のやつ気持ち悪い…)
バルーンふうせん
こどもの頃はなぜかこれを大量生産していた
ドッキリ痛ガム。パッチンガムと呼んでいたような
お母さんガム1枚どうぞ
パチン!! 母「いだぁぁぁい~」
そうそう、これ結構痛いんだよね。こどもの頃友だちに仕掛けられて、「この子めちゃくそ性格悪いな」とこどもながらに引いた覚えがある。
しかし、最近はそもそも板ガム自体少なくなったので、時代を感じるおもちゃにも思えた。
板ガムに変わる食べ物といったら…そう、フリスクだ。
「フリスクどうぞ」と言って差し出したらタブレットがパチーンと顔面に飛んでくるおもちゃなんてどうだろうか。こっちの方がよっぽど性格が悪い。
そしてこの、虹色のバインバインするやつ!!
正式にはレインボースプリングというらしい
これも遊んでいるうちに絡まって、母に八つ当たりしていた気がする。
八つ当たりされるわパッチンガムを仕掛けられるわで母は大変である(ごめんねお母さん。今度何かごちそうするね)
手で遊んだり、ペン立てにしたりしていたが、一番好きなのは階段からサーッ、サーッと流れるように落とすことだ。
せっかくなので久しぶりにやってみた。
なんか違う!!
もっとゆっくり、きれいに落ちていくイメージだったのに…思ってたのと違った。これじゃただ単に転がり落ちてるだけだ。
レインボースプリングのサイズと段差の高さがマッチしなかったらしい。
思うように遊ぶのもなかなか難しい。
まとめ
こどもの頃1つ2つしか買えなかったおもちゃを爆買いし、思う存分遊ぶのはとても楽しかった。
ただ、ひとりで遊ぶのは寂しいし、どこか物悲しい。
できれば友だちと遊びたかった。
友だち、ほしいな
見慣れないピンクのあいつ
手で持ちくねくねして遊ぶ蛇のおもちゃも買った。
笛の機能も付いているが、びっくりするほど音が出ない(プス~ッていう)
ひとりで遊んでもつまらないので猫にあげたら、かなり警戒していた。