用意した恵方巻きは6種類
2017年2月2日、新宿と渋谷で珍しい恵方巻きを買ってきた
藤原、宮城、江ノ島、べつやく、林(敬称略) 。林は撮影しているので卒業写真的なワイプで
食べるのが好きなタイプが集まった。今回、この撮影は16時開始予定でFacebookで呼びかけていたのだが、
宮城「行けます」
江ノ島「19時なら行けます」
宮城「僕も19時OKです!」
とコメントで勝手に時間を変えて話がまとまっていた。明日アップの原稿なんだから遅らせないでくれよ。
しかし江ノ島くんはこの恵方巻き食べ比べが楽しみで
前の日に夢に見てしまったという。
それを聞いたらあまり強くは言えなくなった。しかも夢は3回見たというのだ。夜中に3回起きて、そのたびに見たとのこと。
「そのうち1回は焼肉を食べる夢でした」
なんだか話が途中で変わっているがさっさと食べ比べをはじめよう。
米沢牛イチボステーキ恵方巻き(伊勢丹)
うぉー、これ恵方巻か
海苔を変えた恵方巻きはいろんなデパートで目玉商品として売られている。小田急はカニ、伊勢丹は肉だった。伊勢丹には金箔を巻いたものもあったが、1万円もしたので買わなかった。
いつも通り会社の会議室でいただいております
感想:
「肉がうまい」
「肉の存在感がすごい」
「寿司というよりも肉だ」
「ごちそうだ。いいもの食べている感じはある」
「カイワレや人参、海苔が入っているけどさすがの肉で見えにくくなっている」
断面
ついてるステーキソースもうまかった
恵方巻きをもっと美味しそうな色にしたいのでフォトショップで加工していたら後ろの江ノ島くんまでおいしそうな色になってしまった。
海鮮五種巻き(京王百貨店)
あえて縦に切ると
具がこのように入っているのだ
正調恵方巻きとして恵方を向いて縦に食べると途中で味が変わるのだ。おもしろい。
たぶん、右のイカから始まって、ウニがフィナーレだろう。手前のイクラはトリの前の石川さゆり的なポジションだ(去年の紅白歌合戦で言えば)。
感想
「サーモンがいいなまぐささ。好きだ」
「ちゃんとしたところのネギトロの味がする。ほら、コンビニのネギトロってネギトロ以外のなにかが入っている感じがするじゃないですか。」
「ウニもミョウバンガチガチのじゃなくてトロトロだ」
主にちゃんとしたお寿司の味がするという感想だ。
ところで今回のメンバー、宮城さんが痛風である。
「みんな、僕にイクラとかウニを勧めないように気を使っているかもしれませんが、薬を飲んでいるので平気ですから!」と言って堂々とウニを食べていた。
宮城さんに痛風の症状を聞いて「うわ、それ同じだ…」と言ってうなだれた瞬間。
豚ガパオ恵方巻き(ヒカリエ)
タイ料理のお店の恵方巻きである
ノーマルな恵方巻きに見えるが肉の味付けや一緒に巻いてある野菜は間違いなくタイ料理のそれである。
感想
「具がたくさんはいってる」
「最初、ツナおにぎりっぽいなと思ったけど、そのあとにどんどん味が出てくる」
「ナンプラーをつけたい。」
「でも醤油の小袋的なナンプラーの小袋ってないんじゃない?」
宮城さんも負けずにいい笑顔で食べてます
エビとアボガドの恵方巻き(ヒカリエ)
ヒカリエ地下のインド料理のお店で買った。もう外見からしてぜんぜん違う
ごはんが入ってない
まわりの薄いパンがあるので米は入ってないのだ。が、切ってみて「ごはんがない!」と全員どよめいてしまったのは自分のなかの日本人らしさを再認識させられた。
感想:
「うまいね」
「ひとつも寿司の要素がないけど」
「野菜がシャキシャキしている。」
「具が長いものじゃない(エビとアボガドだもん)からこぼれがち」
「エスニックだけど辛くはない」
寿司は寿司ポリスなどという話があったが、それに比べて恵方巻きは自由でいい。多様性オーライだ。
つづいてもインド風の恵方巻きである。
なんでこんなに笑っていたのかは忘れた
タンドリーチキンの恵方巻き
こんな純和風の包み紙だが
中に入っているのはタンドリーチキン
原材料名にチキンのほかにマトンと書いてあった。マトンを入れたか。マトンは大好きだが恵方巻きには初参戦ではないだろうか。
感想:
「タンドリーチキン、ごはんにあうね」
「チキン以外にもなんだかいろいろはいっている」
「酢飯ではない。」
「酢飯でないことが気にならないのは寿司じゃないからか」
「口のなかがカレー食たべたあとの後味だ」
痛風トークがちょいちょい出て場が暗くなるのでシャンメリーをあける(季節商品処分で1本75円だった)
スイーツ恵方巻き(スイーツパラダイスケーキショップ)
見た目は超普通
クレープのような生地にカステラ、抹茶ムース、シュークリームなどが巻いてある
恵方巻きに擬態したケーキだ。
ロールケーキを恵方巻きとして売っている店はあるが、見た目は太巻きのまま甘いのが珍しかったので買ってきた。
新宿西口の地下でラーメンの形をしたケーキを売っている店である。そりゃ恵方巻きぐらい作る。女子高生が売ってるものを見ていちいちやばいと言っていた。
感想:
「中に入っているシュークリームが長い、でもクリームが全部に入っていてノウハウを感じる」
「これ1本をひとりで食べるのは大変だ」
「しっかり甘い」
「恵方巻きが定着してよかった。ケーキが食べられるのだから。」
「豆まきだと食べられるのは豆だけだ」
「代理店が仕組んだブームだとか言っててはいかん」
「おれは恵方巻き側の人間だ!」
後半、恵方巻き文化をたたえていたのはケーキの甘さにテンションあがった宮城さんです
それぞれの推し巻
5本食べてみて、どのマイフェイバリットを選んでもらった。
江ノ島:スイーツ恵方巻き
宮城:米沢牛
べつやく:タンドリー、ガパオ
藤原:ガパオ
林:海鮮五種巻き、とくにウニ
きれいに分かれた。
この撮影は2017年2月2日に行っているので、どれも今年の恵方巻きである。きょうの恵方巻き選びの参考になれば幸いである(米沢牛は要予約なので当日は買えません)。
チラシだけで楽しい
デパートごとに10種ぐらいの恵方巻きがあるのでチラシを眺めているだけでも楽しめる。先週、この記事のためにチラシを集めていたのだが、帰りにチラシを眺めながら飲んでいた。
「松坂牛サーロインを…」。興奮のあまりチラシを朗読しはじめる宮城さん
ちなみに白飯だけ巻いたノームコアな恵方巻きはないかと探したのだが、そんなものなかった。自分で作れということだろう。