1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
成人の日のしつこい雨にやられました
元日からずっと予報が当たっていて、今年はいけそうな気がする!と意気込んでいたが、9日目で夢ついえる。
月曜(9日)は、朝で雨がやむと予報したが、けっきょく昼過ぎまでしつこい雨。成人式だった新成人のかた、ごめんね。君たちは、しつこい大人になるんじゃないよ。
たしかに、雨がちょっと長引くかも、という予感はあった。だから、「午前中は一時雨の可能性が残る」と、保険をかけ…いや慎重な予報を出したが、それでもおよばず。
低気圧が抜けたあと、後ろに弱々しい前線ができて雨雲が発生。それを見抜けず。
そのあとの6日間は当たりつづきだっただけに、連続当たりが途切れて無念!
それでも、2017年はここまで15日間で14日が当たり!帰り道に落とし穴にはまったりしないか、なんか心配。
冬将軍、名古屋にも京都にも広島にも雪を降らせました
先週は、冬将軍が本気を出して、一気に冬景色に。
日本海側は大雪となって、勢いづいた雪雲は、関ケ原を抜けて、名古屋周辺にも流れ込んだ。
京都や広島などでも、ひさびさのまとまった積雪に。
こういった、普段ひんぱんに雪が降らない地域の雪予報は、気象予報士の鼻息が荒くなる。今回は、当たった予報士、予報以上に降ってしまった予報士、様々な結果だったもよう。
僕ですか?
先週の記事を見ていただいたら分かるように、5~6日前に名古屋の雪のこと言ってたんですよ!
「確率50%で」と、どっちでも取れそうな予報だったんですが。判定は、みなさんにおまかせします!
【今週のみこみ】 関東で雪か雨か、ザワザワしそうです
今みたいに強い寒波がきたあとは、冷たい空気がそれなりに残る。
そこへ低気圧がやってくると、関東など太平洋側でも雪の可能性が出てくる。
そして、しばしば、こういうタイミングで低気圧がやってくる。将軍が退いた地位を着々とねらっている子分のような存在。ときに、将軍以上に暴れる。
今週の決戦は、木曜(19日)~金曜(20日)。
低気圧のコースがポイント。低気圧がどこを通るかで、関東は雪か雨か降らないかが決まってくる。
もし、本州の南を低気圧が通れば、関東でも雪か雨か、微妙な状況に。ところが、今回は低気圧が少し遠慮ぎみに離れて通る可能性もあり、そうするとたいして降らず。
いろいろ書いたが、要はまとめると、今のところ予報がハッキリ分からないということ!(すみません)でも、雪の可能性はある。
低気圧がどんな動きをするか、ぎりぎりまで注目されそうだ。結果は来週の記事で!
今週の格言
『冬将軍が本気を出すと、雪が降らない地方の予報士の鼻息は荒くなる』
「天気予報のキャスターは雨の可能性があると「傘を持っていったほうがいいでしょう」といいますが、「雨が降ったらどこかでビニール傘買ってください」とは言いませんよね。 そういうのはやっぱりダメなんでしょうか?」
「雨なら傘を買ってください」と言うのはダメ!と決めている放送局は、たぶんないと思います。もし言ったら、傘を売っているかたは喜ぶでしょうね。
ただ、ひんぱんに使うと、「お前は傘業界の回し者か!」とか「もったいない。エコの意識を!」といったような声が届くでしょうし、逆に、「傘を買うのはもったいないので家から持っていって」と天気予報で言うと、傘を売っているかたから「商売の邪魔をしないで!」といったような声が届きます。
なので、「傘を買って」を使うなら、回数限定で、さりげなくでしょうね。
天気のキャスターって、けっこう色んな言葉に気をつかっているんですよ。でも、ぜんぶ気にしてたら、ありきたりの言葉だけになっちゃうので、うまく使っていくことも大事なわけですね。
増田は「傘を買ってくださいね」と使うタイミングをねらっていきますよ。今年の目標が、ようやく一つできた!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「低気圧の影響を受けてます」です。
解答はこちらから↓
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