ものすごく量が多い
なんたる重量感
鳥貴族における基本的な生中は「プレミアムモルツ」である。280円と大変安い。しかし今あえて頼むべきなのは「金麦」だ。値段は同じ280円なのだが、持っている腕がプルプルするほど量が多い。
プレミアムモルツと金麦の味の違いは歴然、プレミアムモルツを頼むのが正常な判断といえよう。しかし、誰にだって「今夜は質より量だぜ」という夜があるんじゃないだろうか?
熱い
冷たい
焼き鳥の皿を触るととても温かい。なるほど、焼き鳥をおいしく食べさせるコツである。その一方で野菜の皿を触ると、氷のように冷たい。皿の温度管理……そこまでするか! とミスター味っ子的な工夫に感心することしきりだ。
ちなみに熱いものと冷たいものを交互に触ると、交感神経が活性化されて少し目が覚めるような気がする。試してほしい。
槍のように鋭い
なんてことのないきゅうりのおつまみと思うことなかれ。切り口がとんでもなく鋭角になっているのだ。いったいどんな装置でカットしているんだろう。そんなことに思いを寄せながら飲む酒は、いつもの100倍うまい。
最初に頼んだキャベツ
お代わりしたキャベツ
ザク切りのキャベツはお代わり自由であり、なにがあってもキャベツのお変わりはするべきだ。というのも、今年の11月ごろ、関東圏では野菜不足に陥り、キャベツはたいそう値上がりしていた。私はスーパーで一玉450円というのを見た。高くて買えなかった。現在は値段は落ち着いたが、あの時のことを思うと、おかわりせずにいられようか。
ある年代以上の老人がやたらと煮豆に砂糖を入れるのと同じようなロジックで、私はキャベツを希う。
これが一番うまい、ぼんじり
焼鳥の「ぼんじり」は脂っこくて歯ごたえがある。これは、大変うまくないだろうか? したがってファーストオーダーで注文するべきだろう。これは、世の焼鳥屋一般に通用する法則であり、 もちろん鳥貴族以外の焼鳥屋でも同様にぼんじりを購うべきだ。
焼き鳥という業態にもかかわらず、鳥貴族では新メニューを継続的に投入している。とても注文しきれないほどだ。
チキンソーセージ串焼き
うまい
ソーセージの中身がちゃんとチキンになっているというのに惹かれて注文した。そこまで鶏肉にこだわる意味があるのか、と思うが、きっとあるんだろう。食べると頭の中でお祭りが始まる。
ピーマンの肉詰め
ピーマンの肉詰めは以前からあるメニューだが、いつの間にか肉の中に大葉が入るようになった。全く油断できない。
チュロス
チュロスはメープルの香りともにやってきて、気分はすっかり東京ディズニーランドである。皿を見ると3本のチュロスに対してホイップクリームが3つ。思うがままにクリームを付けて食べるといい。
隣のテーブルの仕切りが
「危険」触ってはいけないという
触れないか触れないかのスリル
隣の席とのパーテーションに触ってはいけないそうだ。そう言われると、たまらなく触ってみたくなるが、本当に大変なことになるのかもしれない(ひょっとしたら死ぬ……? いやそんなわけない……!)。諸々の事情を勘案した結果、寸止めにしておいた。
釜めしを作るトリッキーくん
マスコットキャラの名前はトリッキーくんという。このキャラ、表情が読めなくてなんとなく不気味だと思っていたのだが
\各2本です/ 説明してくれるトリッキーくん
汗をかいてダッシュするトリッキーくん
ビールをすすめるトリッキーくん
おじぎするトリッキーくん
なんというか一生懸命な感じが伝わってくる。よく考えたら、こいつ、食材なのに。だんだんと、目をあいているバージョンのトリッキーくんもかわいく見えてくるからふしぎだ。
鳥貴族最高!
外食の中で好きな店のランキングを付けてみた。
~私の好きな店2016~
1位 鳥貴族
2位 リンガーハット
3位 ぎょうざの満洲
4位 福しん
5位 富士酒場 (富士そば)
自分の心をよく観察した結果、やっぱり鳥貴族が1位になっている……! もっとも鳥貴族で飲みながらこのランキングを考えたという影響は無視できないが(これが溺れるということだ)やっぱり鳥貴族は最高。これからもなにかにつけて鳥貴族に私は行くのだろう。