一方、日本を代表するお面といえば、これではないだろうか。
「にわかお面」である。緊張感も覇気もない目で構成されたこのお面、誰しも一度は見たことがあるだろう。
もしこのお面でダースベイダーを作れてしまったら、日本のスターウォーズFANとしては
さぞ誇らしいことであろう。誇らしいはずである。そういうことにする。
ってことで、日本ならではの究極のFANアートを!という大義名分のもと、酔狂だが実行することにする。
ちなみに「にわかせんぺい」を買うと、「にわかお面」の実物が入っているが、まずダースを作る材料とすべく
大量にコピーしまくる。ダースっぽくするためにも、モノクロにて。
さっそく暗黒面に堕ちてきた。ダースも辛そうである。ごめん。
しかしなんだこれ
あらためてすごいパッケージだなこれ。ふざけているのか、と思う。
ではダースの前面から作っていきたいが、目の部分はこの実物のチョーにわかにて、
…ってそんな目で見ないでくれ。目線からはダース自覚は皆無である。
ここはコーホーコーホー言って、アナキンの生命維持装置的役割も担っているが、目だらけ。やむをえない。
こまごま折り目もつけて、ダースな感じにできた。しかしなんだこの画は。
続いて、頭上のかぶる部分であるが、これが難しい。この脆弱なにわか紙だけで、
作りだしていく。僕は一体何をしているのか。
そして頭頂部。これがまた非常に難しく、こんもりドーム的にふくらむよう、絶妙なホッチキス止めで膨らませていく。いわゆる図工のスキルである。
変なマフィンみたいになった。しかも目だらけ。やむをえない。
そしてさらにそこから、モノホンのダースも
日よけの部分もあるので(日よけではない)それもくっつけて具現化しておこう。
さらに
無駄に再現。というわけで、ひととおり完成。
ではこれより! あのエピソード3のラストのような、緊迫感を持って
ダースっぽい黒いマント(ただのでかい布)を羽織ったうえで、
大量のにわかにて作られたダースお面を装着してしまおう! 衝撃のその全貌が、これだ!!
!!!!?
ちょっとした妖怪(ウォッチではなく水木しげる的な意味)
になってしまった。おかしい。こんなはずじゃなかった。
ダースどんだけ洗ったんだ、っていうほどの色あせっぷりでもあるけど、健闘はしたよね。
で、ちょうど近所の公園に、なんか適当な矢倉状のものがあったので、ここをデススターに見立てて、
ただの変質者だ。これ公園にいたらヤバイ。
となると、もう開き直るしかないので、
ゴホッ!!!
と、はしゃぎ疲れたところで
さぁ、帰ろう。
と、僕はすっかりフォースの暗黒面に堕ちてしまったわけだけど、適宜参考にしていただきつつ、みんなは元気に過ごしていってほしいと思う。
フォースとともにね。
というわけで全方面に謝罪しつつ、ではまたおやすみなさい…。
はい。以上いいかがでしたでしょうか、今週の「フォースを感じない」。
ぜひみなさんも「スターウォーズ」最新作を見に劇場に足を運んでいただけたらと思いましてどうぞよろしくお願いいたします。