1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
4か月ぶりのパーフェクトでした!
先週は高気圧・低気圧が分かりやすく通ってくれて、予報は好調。
当たりつづけて、パーフェクトを達成した!
自分でも、いつ以来か分からないくらいひさびさで、調べてみると、最後のパーフェクトは8月上旬。
こんなに間があいたのは初めてかも。
それだけ、この秋の天気は、雨が多かったり、分かりにくかったりしたということか。
と、さりげなく天気のせいにしたいところだが、予報をはずしたのは誰だという話ですね。
秋の間、予報がハズれてご迷惑かけたみなさん、先週の成績に免じてゆるして!
この写真の登場もひさびさ~、と、しみじみ見てます。写真が全然しみじみしてないけど。
12月と思えない気温となっています
11月に関東などで雪が降ってから、気温や体感がよく分からなくなってきているが、さらによく分からないことが一つ出てきた。
沖縄の気温が、やたら高い。
那覇は4日(日)に28.2℃を観測。
沖縄だし、それくらいはあるでしょと思って調べてみたら、12月としては、1910年の統計史上、最も高い気温になっていた。
現地の人もとまどう気温だろうが、気象予報士もピンとこず、とまどう気温。
この沖縄の暑い空気がちょっと流れ込んで、本州でも12月らしくない暖かさになっているが、今週は流れが変わってきそうだ。
【今週のみこみ】秋vs冬 今週は冬にちょっとだけ軍配
さすがに、この高い気温だと、冬将軍(北の寒気)がだまっていない。
本来の勢力図にしようと、今週は日本列島に攻め込んでくる。
火曜(6日)の夜か水曜からやってくるが、ただ、見切り発車で力をたくわえずにやってくるので、まだまだ小物の冬将軍。
せいぜい東京や名古屋で朝に5℃を少し下回るくらいで、びっくりするような寒さや、日本海側で連日の大雪になるような感じではない。
週のなかばからは冬将軍が来る。ただし小物。ほっそりしているので、長居せず、力もそれほど強くない。
しかも、来週になると冬将軍は退却。
けっこう暖かい日が戻ってきそうな気配も。
冬将軍が本気を出してやってくるのは、12月の後半以降となりそうだ。
つづきは来週の記事で!
今週の格言
『小物の冬将軍は長く陣取れず、秋の巻き返しを、しばしばくらう』
「台風の中心が上陸したかどうかは、そんなに重要なことなのでしょうか?」
直径が数百kmもある台風で、中心の位置が10kmや20kmズレたというのは、本当に問題?台風本体の雲や風の部分はとっくに陸地にかかっているわけだし、とも質問に書いていただいていました。
おっしゃる通りで、台風が上陸していなくても(つまり、中心が海の上を通っていても)、陸地で大雨が降ったり暴風が吹いたりすることもよくあります。
気象衛星もなかった昭和の中頃までは、台風の位置などを把握するのは、天気図が主でした。
天気図では、台風の中心がどこにあるかが、分かりやすく、重要な情報だったわけです。
この時の、上陸中心主義が、いまも根強く残っているわけですね。
今は気象衛星で雲の広がりも分かれば、数百kmにも広がる台風の雨雲の中で、どこが危ないかなども分かります。
こういう話を、ことあるたびにしていくことで、
「えっ、あの人まだ上陸上陸って言ってるの!?」
とか、
「昔って、台風が上陸したら、テレビの速報スーパーで流れていたんだって」
という時代が、いつかは来るかもしれませんね。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「この天気図だと東京の風はどっち向きでしょうか?」です。
解答はこちらから↓
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