あたためていたピック案をなぜか今
ホームパーティ、って単語に反応して奥様言葉にしてみたが、よく考えたらお弁当にも使ったりするんだった。じゃ口調戻すか。
そうそうパーティピック。あれって、けっこういろいろかわいいもの、面白いものが出ていて、ついつい「自分だったら何を作るか」なんてことを日頃から考えたりしていたのである。
目玉なんてのもあった。ジュエリー風のは、割とよく見かけますね。他、たくさんのものが世に出回れど、きりが無いのでこの辺で。
おりしも夏休みシーズン。海へ山へ行楽地へと、お弁当持って皆さんお出かけであろうが、私は家の中である。せめてピックだけでも提案して、行楽シーズンの末席を汚させていただこう。なんか我ながら変な文章だな。
さて、けっこうアイデアも出尽くしてる感がある分野だが・・・アレはどうか。テーブルがイースター島になるパーティピックである。
いつもお世話になってます。私が生まれたころ発刊されたNHK特集ムック・・・
刺さってるねー。地面に。
そう、モアイのピックである。料理にモアイがいっぱい刺さってたら面白いかもなーという、ただひとつの理由からである。ひねりはないぞ。
オーブン粘土でよたよた作り始める。モアイくらいの造型なら、私でもなんとかなるべー。
近年、顔だけ出ているモアイの、首元の地面を掘っていくと長~い胴体が埋まっていた、なんて発見もあったが、ここは2種類の原型を作っていくことにする。大変だしね。
顔だけモアイと、おすわりモアイ。
シリコーンで型をとって、量産する所存。左側のは後ほどお見せします。
型とるのはいいとして、さて材料はどうしよう。樹脂?でもいちいち少量ずつ流し込むの面倒だ(数分で固まってしまうため、いっぺんに溶液を作れない)。それに着色も大変だ、なので石粉粘土でちびちび作っていこう。
ピックとしてどうなのか
できあがった型に、石粉粘土を詰めてはパカッと外し、を繰り返す。自然乾燥、もしくはトースターで乾かしていく。
やわらかいシリコーン型なので、詰めたらすぐ外せて量産に便利。
乾いたモアイ。片手いっぱいのモアイ。
バリを取ったり凸凹をならしたり。地道な作業です。今年も押し迫って参りました。
買っておいた市販のピックから、ようじ部分だけ切り取って、モアイにねじ込んでいこう。
タイトなモアイにねじ込む。
さて、モアイだけでは間がモアイ、じゃなくて間がもたないと思ったので、ムック本の中で見つけたコイツも作ってみることにした。
ストーン・ヘンジ・ピックである。もうわかんねぇな。
片手いっぱいのヘンジ。
次にいよいよ肝心要の着色作業だが、さてどうしよう。石なんだし、市販の「塗ると石に見える塗料」でも試してみるか。と思うに。
縮尺が小さいものに塗ると粒々が大きすぎて、パイ投げに遭ったみたいになってしまうのだった。
はぁ。地道にアクリル絵の具で塗っていくことにする。
モアイ色に染めて。
ドライブラシをしゃかしゃか駆使して、なんとか石っぽくしよう。
おおお。なんだかこれでいい気がしてきた。早く刺したい気持ちが先走る。先走るので、料理する暇を惜しんで、冷凍お好み焼き買ってきて青海苔と黒ゴマをまぶしてとっとと刺してみた。
こんな島怖い。
背中向けてる人振り返りそうで怖い。
じょいやさじょいやさ。
しばらく使ってなかった青海苔がすっかり枯れていて、恐ろしげな風景になってしまった。
ジオラマ的には満足だがこれピックだったんですよね。すっかり忘れてました。
忘れついでに、ストーンヘンジは甘モノで。
ぎゅっと詰まった。
青海苔と違い、抹茶をまぶした草原はほんわかとして平和な雰囲気だ。しかしまたしてもピックということを忘れていた。この配置を崩したら何かよくわからない石ころのピックになってしまうわけだな。
よくわからないというか、うれしいデザートタイムも凍りつくような光景になった。
まとめ
楽しいような恐ろしいような。まさに「夏休み」を象徴するかのようなピックができた。次はもっと楽しげなものを作ってみたいです。
ところでプロトタイプ的なものなので絵の具塗りっぱなしで食べ物にバンバン刺してますが、皆さんは真似しないように。