しょっぱな降りる駅を間違える
郵趣にかわって趣味界の王様の座を占めた感のある鉄道趣味。「乗り鉄」「撮り鉄」などのカテゴリーがあるが「嗅ぎ鉄」はあるのだろうか。
オープンエアな地上の路線ではなく、より香りを楽しめる(と思われる)地下鉄を舞台に「嗅ぎ鉄」を行ってみよう。今回まずは大阪市営地下鉄だ。東京や名古屋や上海でもいずれやろう。
ロンドンでもやればよかった。
やり方は簡単。地下鉄をぐるぐる乗り換えて、匂いを嗅いで印象をメモする、というだけだ。いわゆる官能検査である。
まずはやっぱり御堂筋線だ。しかし梅田は人の匂いが強すぎる。より純粋な「鉄臭」を味わうためにもうちょっとひとけの少ない駅まで行ってみよう。 とりあえず南下だ。
で、しょっぱなから降りる駅の選択を間違えた。雰囲気で「大国町」で降りてしまったのだ。
降りた途端、梅田とは違う匂いがして「やった!ちゃんと匂いがする! これが御堂筋線の匂いだ!」と思ったが、見たらここ四つ橋線とホーム空間が一緒だった。これでは路線ごとの個性を味わうことができないではないか。しまった。
大国町駅。となりに四つ橋線ホームが。これでは匂いを分離できない。初歩的ミス。ちなみに乾燥して砂っぽい香りがした。
ともあれ、意識して嗅いでみるとやはりちゃんと匂いがする! と手応えを得たのでよしとしよう。
隣の「動物園前駅」に行ってみよう。
こうやって思ったことをメモしていきます。
動物園前駅・祖父母の家の匂い
ホームの壁画がかわいい。
ここ動物園前駅も堺筋線との乗換駅だが、ホームの場所は別々なのでよしとしたい。むしろ急いで堺筋線ホームに行けば、匂いの記憶が新しいうちに比較できるという利点がある。
天王寺駅より先のあびこ駅あたりまで行けば他路線との乗り換え駅でない「純粋御堂筋線駅」を嗅ぐことができるが、なんというか、ぼくがイメージしているザ・御堂筋線の匂いって梅田~動物園前の間にある気がするのだ。
あと、あびこ駅とかに行っちゃうと戻ってくるのがめんどうだし。
などと言い訳を考えつつホームに降りた。
するととたんに押し寄せてくる香り。明らかにさっきとちがう匂いだ! おもわず顔がほころぶ。おちつけ、と眼を閉じて胸一杯に動物園前駅ホームの空気を吸い込む。
大きくホームの空気を吸い込む。しっかり嗅ごうとすると自然に眼が閉じる。そして壁画の猿がかわいい。
湿っている。かすかに、だが明らかに何かの匂いがするのだが、うまく表現できない。
なんか懐かしいにおいだ。
古い畳の匂い?
祖父母の家の匂い、とでも言ったらよいだろうか。
キリンかわいい。
長い目で見てほしい「嗅ぎ鉄」
言葉にするのがたいへん難しくはあるが、予想以上にしっかりと嗅細胞に訴えてくる個性。
そのあまりにもしっかりとした嗅ぎ心地に、「これは御堂筋線の匂いではなく動物園前の匂いかもしれない」とはやくも企画の骨子を揺るがす疑惑が脳裏をよぎった。
しかもホーム上の位置を変えたら匂いが変わったではないか。階段付近は仁丹っぽい香りがする。
路線別の匂いどころか、駅ごとですらないとなると、これはどうしてよいものやら。考えてみれば、さらに時間帯や時代、季節や天気によって違ってくる可能性もじゅうぶんある。どうしよう。
出口付近で香りが変わった。仁丹っぽい! 見上げたら空調がある。これのせいか? だとすると「空調のそばでは嗅がない」というホーム上サンプリング場所に関するルールを制定した方がいいかもしれない。
いや、例えば人間だって機嫌が良い日とそうでない日、仕事の時間とプライベートの時間、子どもの時と大人になってから、などそれぞれ違う見た目と振る舞いをする。
しかしそれでも、同じひとりの人としての個性が貫いているように、路線にも通底する匂いがあるはずなのだ。そう信じたい。
とにかく、まだ「古い畳」「仁丹」は同じカテゴリーにあるような気もするので、目下判断は保留しよう。そして暫定的に「御堂筋線は祖父母系の香り」としておこう。
「路線によって匂いに個性がある」というのが単なる思い込みの可能性は高いが、デイリーポータルZは論文ではないのである。きわめて非科学的だが、それをいうなら血液型占いとか水素水の方が先である。とがめる順番ってものがあるだろう。
趣味としてまだよちよち歩きの「嗅ぎ鉄」だ。少しずつ作法や手法を育てていこうではないか。
ウイスキーやワインの評価のよう
はやくも自信をなくし逆ギレ気味だが、先に進もう。
「おばあちゃんち、おばあちゃんち」と呟きながら急ぎ足で同じ動物園前駅の堺筋線ホームへ向かう。忘れないうちに。
「おばあちゃんち、おばあちゃんち……」
よく言われることだが、あらためて「匂いって記憶・表現が難しい」と思う。
こうして記事を書いている今、このときの駅の匂いを「思い出す」ことができない。写真を見ても思い出せない。匂いに比べると視覚や聴覚の「頭の中での再現性」ってすごいと思う。
さて、堺筋線ホームが見えてきたあたりから、明かに違う香りが漂いはじめた。やった! と思わずつぶやいた。
堺筋線ホームに到着。おお! ちがう匂いがするぞ!
じっくりと味わう。土の香りだ!
"焦げたような匂いがまずやってきて、そのあと土の香りが追いかけてくる。中心にあるのは機械っぽい匂いだ。御堂筋線と比べると温度が低く、香りに持続性がない。"
というこのときのメモを見て思ったが、これまるでウイスキーやワインの評価のようではないか。なんだよ「土の香りが追いかけてくる」「持続性」って。
香りとか味といったものを何とか表現しようとするとこういうふうになってしまうのだ。四苦八苦すると表現はポエムになる。
「嗅ぎ疲れ」という疲労の方法
さて、この堺筋線に乗って日本橋まで行って次は千日前線を嗅いでみよう。
日本橋駅に着いて、ホームに降りる。とここで恐れていたことが起こった。同じ堺筋線だが明らかにさっきと匂いが違うのだ。なんか油っぽい香りがする。やはり「路線ごとに個性があるはず」という仮説には無理があったか。
同じ堺筋線だが、日本橋駅はぜんぜん違う香りがする!
いやまて、この油の匂いは食べ物じゃないか? と、見れば改札の向こうすぐに地下商店街がある。そうだこれは商店街の匂いだ。地下鉄のにおいではない。
ホームからみえる商店街。この油のにおいはおそらく飲食店のものだ。
やれやれおどかすなよう、と千日前線ホームへ。
食べ物の匂いってすごい。強烈だ。おいしそうだけど、今は困る。と思いながら、千日前線ホームへ。
ここ日本橋駅では堺筋線と千日前線はいちおう別のホーム空間だがすぐ近くにあって、かつさきほどの商店街からの香りがここにも来ている気がする。うむ、この駅ではうまく嗅げない。
路線同士が近いのは乗り換えには便利だが、嗅ぎ鉄には不便だ。痛し痒しである。
千日前線は他の駅で味わおう。
というか、はやくも「嗅ぎ疲れ」だ。匂いがよくわからなくなってきた。「嗅ぎ疲れ」という疲労の方法があるのだとはじめて知った。
うまく匂いを嗅ぐことはできなかったが、千日前線日本橋駅のホームの端っこって
かっこいいよね!
まさかの花の香り
今里駅へ。予想もしなかった香りがする!
日本橋はあきらめて千日前線に乗って今里駅へ。
驚いたことに、降りた途端、かすかに甘い香りが! 油の香りに攪乱された後だけに衝撃的である。
駅の香りで「甘さ」を感じるとは予想していなかった。誰かがつけてる香水かなにかかとおもったが、そうではないようだ。どうやらこれがこの駅のにおいだ。いっそ花の香りに近い。びっくり。
いまのところのまとめ。
これまでの3線をまとめると
御堂筋線→おばあちゃんち系
堺筋線→土の香り
千日前線→花の香り
ということになる。言葉で表すと「ほんとか?」って感じだが。
しかも今気がついたが、堺筋線が土で千日前線が花、って無意識に路線図の色分けの影響を受けてるのではないか。
でもまあそう感じちゃったんだからしょうがない。つくづく匂いとはむずかしい。おばあちゃんちって赤かったっけな。
10年後に期待・今里筋線
次はここ今里駅で、今里筋線へ乗り換える。
千日前線の花の香りは、ホームの端にいくと消えてしまった。そして、今里筋線ホームまでは乗り換え結構距離があって、その途中の通路でよくある新しい駅のにおいがやってきた。
いかにも新しいっぽい見た目の連絡通路。匂いも新しい系。
そして着いた今里筋線ホームも、単純に新しいにおい。新築のビルとか公共施設とかにある、あの匂いだ。この「新しいにおい」ってなんなのだろう。
可もなく不可もない、新しい清潔っぽい匂い。
この線は2006年に開業と比較的新しい線なのでしょうがない。今後時間をかけて熟成して独自の「今里筋臭」を獲得するのだろう。やはり地下鉄はお酒に似ている。御堂筋線とかビンテージっぽいもんな。
車両の中も同じ匂い。見ると「抗菌消臭抗ウイルス」のステッカーが貼ってあった。もしかしたら最近できた駅って消臭技術が発達してて、ずっとこういう匂いのままなのかもしれない。どうなんだろう。10年後ぐらいにもういっかいじっくり嗅がねばならんな、今里筋線。
人ってすごい「匂い源」
今里筋線に乗って蒲生四丁目駅で降りる。予想通り、こちらも新しいにおい。しかし今里駅ほどではない。新しい駅の匂いっていうより「無臭」って感じ。
あるいはぼくの鼻が疲れているだけかもしれない。ずっとくんくんさせていたら自分の体臭が気になってきた。
そうなのだ。匂いに注意を向けていると、人間ってすごい「匂い源」だと気づく。特に女の人はみんな何かしらの香りをつけている。なので、車両の中は人のにおいの混合だ。
この蒲生四丁目駅でいよいよ長堀鶴見緑地線ホームへ乗り換えだ!
個人的に期待が高まる長堀鶴見緑地線。
長堀鶴見緑地線は楽しみにしていた線なのだ。以前乗った時に独特の匂いがした記憶がある。東京にはない匂いだ、と思った。
「長堀鶴見緑地線」っていう名前の長さもどうかしてて良い。
今里筋線のホームから長堀鶴見緑地線への乗り換え通路を歩いていると、向こうから吹いてくる風に乗ってくるのは、明らかに違う香り。ぐにゃりと曲がった通路にも期待が高まる。
そしてホームに到着。これは知ってるにおいだ……どこかでよく嗅いでいるぞ!
ホームに着くと、あきらかに今里筋線とは違った匂いがする。
「東京にはない」と言ったが、これ、知ってる匂いだ。なんだっけ……あっ、大江戸線だ!
長堀鶴見緑地線は大江戸線の香りだ!
ぜんぜん「東京にはない」ではなかった。以前感じた香りは何だったのだろうか。
調べたところ、長堀鶴見緑地線の開通は1990年(京橋駅~鶴見緑地駅)、大江戸線は翌91年に開業と、年齢がほぼ同じだ。人間が、中年になると中年特有の匂いを出すようになるのと同じように、地下鉄も年代によって共通の香りがするものなのかもしれない。鉄道の加齢臭だ。今後の「嗅ぎ鉄」活動においては鉄道の年齢を重要なファクターとして考慮に入れよう。
完全に「嗅ぎ疲れ」
長堀鶴見緑地線に乗って森ノ宮駅へ。駅は違えど安定の大江戸線の芳香。
しかし疲れた。完全に「嗅ぎ疲れ」だ。匂いを集中して嗅ぐために、普段使わない脳みその領域を酷使している感じがする。特に匂いの言語化がけっこうしんどい。言うなれば大脳皮質嗅覚野の筋肉痛だ。それにお腹も減ってきた。
森ノ宮といえばすばらしい団地がある街だ。疲れと空腹とにあいまって、団地マニアとしては団地観賞で癒されたいところだが、ぐっとこらえる。
高層団地の歴史に燦然と輝く逸品、森之宮団地があるのだ(これは以前見に行った時の写真)。
森ノ宮駅、中央線への乗り換え通路。お、また嗅いだことのある匂いがしてきたぞ?
森ノ宮駅での中央線への乗り換え通路の途中、あるところから急に匂いが変わった。中央線臭の序章である。これも新しい系のにおいだ。そして何かに似ている。なんだっけこれ?
中央線ホーム。あー、これ、タクシーの匂いだ。
ホームに到着してわかった。これタクシーの匂いだ。ケミカルな香り。意外。何を予想しての意外なのか自分でもよくわからないが。中央線はなんとなくもっと有機っぽいイメージがあったのだ。なんでだろう。
堺筋本町で理想の匂いに出会う
次は堺筋本町駅へ向かおう。
それにしてもここから阿波座そして大阪港駅と、中央線沿線はジャンキー(ジャンクション好きのこと)にはたまらないエリアだ。
たとえば阿波座にはこんなにかっこいいジャンクションがあるのだが。
しかしこれもぐっとこらえて匂いに専念。おとなしく堺筋本町駅へ。
団地もジャンクションもがまんしたぼくえらい。
堺筋本町駅を降りると、団地とジャンクションを犠牲にした甲斐があった、と感じた。同じ中央線でも森ノ宮とはうって変わって地下鉄らしい匂いがする。
予想していた中央線臭に近い。土を感じる。理想的だ。
考えてみたら、地下鉄ってまさに土の中にあるのだから、土の匂いこそベースであっておかしくない。
そんなベースの土に混じって、ときおり古い街の病院のような香りも。いい。これぞ地下鉄の匂い! って感じだ。
うれしい。ちょっと癒された。
嗅ぎたくもないのに嗅いでしまう
嗅ぎ疲れも、理想の地下鉄臭に多少救われ元気を取り戻し、ふたたび堺筋線へ。動物園前駅で一度味わった線だが、別の駅で嗅ぎ比べしたいところだ。
動物園前駅では堺筋線も「土の香り」だった。はたして堺筋本町駅ではどうか。
ふたたび堺筋線へ。
ここも中央線と堺筋線のホームは近いのだが、違う匂いがちゃんとする。
少し湿った感じ。重厚感があるが、クセがない。
動物園前駅と似ていると言えば似ているが、あまり個性を感じない。無臭というのともちがうのだが。
あるいはぼくの鼻と嗅覚野がだめになっているのかもしれない。
もうほんとに嗅ぎ疲れだ。疲れてベンチに座っていたら、隣に初老のサラリーマンが座り、彼の匂いが漂ってきた。嗅ぎたくもないのに嗅いでしまう。嗅ぎにおける慣性だ。普段なら気にならないのだろうが、いまはそのおっさん臭が重い。
ワインの場合はパンを食べて味をリセットするのだそうだが、嗅ぎ鉄の場合はどうしたらいいのだろうか。自分の匂いでも嗅ぐか。LUSHとかロクシタンの店にでも行くか。
ところでこういう右側と左側で行き先の階が違う階段っていいよね。
あともうひとつにしておこう。南森町駅まで行って、谷町線だ。
ちなみに南森町駅で嗅いだ堺筋線の匂いは、動物園前駅とも堺筋本町駅とも違って、やや酸味を感じた。とはいえ、非常にかすかなもので嫌なかんじはしない。むしろおいしそうな感じ。たんにぼくが空腹なだけかもしれない。
時間はすでに19時前。列車が構内に入ってくると、風に乗って郊外の街の匂いがした。潮時だ。
オー・ド・パルファン「タニマチ」
南森町駅で谷町線ホームへ。
そろそろ会社から帰宅する方々で人が増えてきた。車内のみならずホームでも人の匂いが濃くなってきて、純粋な構内の香りを嗅ぐことが難しくなってきた。
それにしても人の匂いって強い。人間は人間の匂いに敏感なようにできているのではないか。
南森町駅・谷町線ホーム。人が多く、純粋な地下鉄臭を探り嗅ぎするのが難しい。
かろうじて感じることができた谷町線の香りは、堺筋線の香りに爽やかさを加えた感じであった。モテそうな匂いだ。「タニマチ」っていうフレグランスがあってもいいのではないか。ひいきの力士にプレゼントするとか。
そのまま谷町線に乗って東梅田へ。この日中に新幹線に乗って東京へ帰る予定だったので、ここで終了。東梅田駅は食べ物の匂いが強く、かつ人も多くて路線の香りを感じることができなかった。もうへとへだったし。
大阪市営地下鉄は堺筋線がベースか
四つ橋線とニュートラムを嗅いでいないが、今回はここまで。
匂いを熱心に嗅ぐ、というのは予想以上に疲れる行為だと知った。次回は体調を整え万全の状態で臨みたい。
今回のまとめは以下のような感じだ。
いま気がついたが、長堀鶴見緑地線は「大江戸線と同じだ!」って興奮しちゃって、それがどういう匂いかメモし忘れていた。まったくどういう感じか思い出せない。
匂いはなにかものに喩えないと表現できない。その際はなるべくベーシックなもので喩えないとだめだ。「大江戸線」じゃだめなのだ。果物や土とか、そういうものがいい。って、これやっぱりワインやウィスキーと同じだな。あの表現ってすごくよくできてるんだな!
ほんとうは土にも色々あって、専門の方に言わせれば「どの土の匂いだよ!? ああん!?」ってなものなんだろうけど。「団地つってもいろいろあるんだよ!」っていうのと同じで。
ともあれ、あえてまとめとして大まかに言うと、大阪市営地下鉄は堺筋線の「土の香り」がベースになっているようだ。より人間味を加えると御堂筋線になり、爽やかさを加えると谷町線になる。
強引にチャートにすると以下。
はたして「甘口/辛口」の軸でいいのか迷っている。とりあえず暫定版ということで。今後細かく各駅で嗅ぎまわり、精度を高めていきたい。
近いうち東京の地下鉄でも「嗅ぎ鉄」をやろうと思う。その時は何人かで連れ立って嗅ぐのがいいかもしれない。
「聞き鉄」もやりたい
あと、空気採取してあとで「聞き茶」ならぬ「聞き鉄」もやりたい。
匂いに関係ないけど、蒲生四丁目駅にあったでかい扉がかっこよかった。地下鉄にあるこういう防水扉もいずれ見て回りたい。
【告知】明後日 7/3日 『東京ディープツアー』発売記念トークイベントやります
先日ぼくも参加した、普通の観光案内には載ってないスポットをまとめた『
東京ディープツアー』が発売されました。みなさんぜひ読んでみてください。
で、その記念イベントがカルカルで行われます。
なんせ軍艦島の本などで有名な黒沢永紀さんが仕切ってます。かなりディープな話が聞けますよ。
詳しくは→
こちら