千葉の北京に行ってみた
市川の北京通りは、JR本八幡駅から北へ向かい、京成八幡駅をまたぐ道だそうで、行ってみたら会社員から高校生まで自転車で狭い道路を走り抜けるのですぐにそれが北京通りだとわかった。
狭い道路を自転車が高速で行き交う。 下町の特急列車、市川の京浜急行といってもいい。
たまたまニュースで知って、北京通りに行ったのだけれど、僕と同じく、ニュースを見てなのか、テレビクルーが撮影してた。北京という響きはネタとしてよさそうでぐっとくるのか。
さらにはあまりに自転車が多く、自転車のための交通整理の人が何人も立って誘導していた。
地図をみると、細い道ばかりで、バスも通れそうにない。自転車こそが主役の、カオスな空間を作っていた。北京通りとかと言われれば、北京通りな感じはする。
「自転車は左通行」の注意書きが電信柱に貼られている。
自転車が多ければルールができる。
制限速度20km/hも、自転車のためにあるといってもよさそうだ。
赤いのが北京通。細い道が入り組んでる。なるほど北京通りを自転車で通りたくなる道路事情だ。
北京の自転車が進化していた
北京に来てみた。
北京は特に昔からの中心部は、京都みたいな碁盤の目のように細い道があり、旧市街では本八幡っぽく多くの自転車が走りぬける。
ただ、どこか時間の流れはゆっくりで、自転車のスピードは速くなく、ルールを守ってないようで、でもぶつかりそうな、危ない感じはしない。
ジャッキーっぽい髪形や、角刈りのおじさんと、黒い自転車と、黄色いような茶色いような服と。 ベタな中国!という感じだ。
千葉の北京通りに比べ、スピードがなく、あわただしくないのがリアル北京。
この狭さ、北京通りに通じるところがある。
観光ルートの道になると、三輪車がひたすら走る。壮観。
北京といえば、テレビの旅行番組の影響か、ストⅡの影響か、自転車が走っている印象がある。北京にで見たリアルは、自転車が多いというのもそうだけど、自転車の種類が多かった。種類が。
自転車や三輪車といっても結構バリエーションがある。日本はみなが周りに気を使って無難なところに収まるけれど、中国はみながルールの範囲で自分流。みんな違ってみんないい。
2輪車3輪車のバリエーションがありすぎる。
古い街にもこんな三輪車があったりする。
掃除用電動自転車。全てが詰まっててクール!
いろんな角度から見たくなる。手作り工作っぽい改造がいい。
かと思えば、折りたたみ自転車をバスに乗せて移動する人も。北京でも健康志向。
公共のレンタサイクルもある。市川の北京通りでもやってみるよろし。
市川の北京は懐かしの北京だった
中国の自転車は進化していた。懐かしのスタイルで乗りこなす人もいれば、マウンテンバイクに乗る人など、最新のスタイルの自転車に乗っている人もいた。中国でもかつては人民服を着て、同じ黒い自転車を走らせていたけれど、どんな自転車やバイクに乗ったって変な目で見られることなく、チャリやバイクや3輪車でも我流を貫き通す。
周りに合わせ、無難なチャリスタイルに落ち着く市川の北京通り。背景は違えど、そんな北京通りこそ、現在に残る、ありし日のリアル北京といえなくもない。似てないようで似ていると思った。
(勝手に)日中乗り物コラボの警鐘ポスター。自転車も北京と市川で友好コラボしてみると面白いかも。