身の回りにあるカレーと○○
松屋によく行くのだが、普段はワンコインで食べることができるものを食べることが多い。しかし、頑張ったときに食べるのが、ギュウカレーである。これはカレーと牛丼を一緒にした食べ物である。
ちなみに頑張っていないときにも食べる。
松屋では昔、麻婆カレーというひき肉たっぷりで山椒のきいたカレーがあった。言うなら、カレーと麻婆丼のコラボレーションである。
そして、富士そばというチェーン店のそば屋には、「カレーかつ丼」という、名前だけで笑顔になれる食べ物があるのだ。
食べてみたところ、ザ・カロリー!という味だった。
このように身の回りにあるだけでも、カレーと丼ものを合体させた食べ物があるのだ。それならば、他にも試されていない、カレー+○○丼という組み合わせがあるのではないだろうか。今回は、一般的にある丼もの5品とカレーを合わせてみた。
しかし、料理ができないため、チェーン店の丼ものと、CoCo壱のカレーを合わせることになった。でもココイチ、ルーだけ買えるのか?
ドキドキしながら行ったが、何もイベントは起こらずに買えた。ルーだけでも買えるらしい。福神漬けももらえた。
「ルーだけ買えますか?」と聞いたところ、スムーズに買うことができた。ルーだけ欲しいというお客さんが結構いるらしい。
お昼時の中華料理屋に並んだ。
天津飯、中華飯。天津丼とも言うし、中華丼とも言うので大丈夫。
中華からは中華丼、天津丼を選んだ。料理ができないので、作り方はわからないが、とろみが2つともあるので、片栗粉を使っていると胸をはって答えられる。早押しでも早めに押せる。
焼きめしも魅力的だが、丼ではないので今回はパス。カレーチャーハンがあるのできっとおいしいだろう。後日、冷凍チャーハンで試したら、おいしかったことは伝えておこうと思う。それが僕の使命だから。
おいしさの波におぼれる甘酢のカレー天津丼
今回、甘酢のタレにした。一番好きな味。
甘酢のタレは酢はもちろん、ケチャップが入っているため、カレーにも合いそうだ。
カレーをかけたら全てが暖色系の色になった。
赤い甘酢タレにカレー、真ん中にある黄色い卵。こういう風に描くとおいしそうな映像があるが、実際に見ると失敗した感じがある。
まだ、1品目なのにこの絵が出てきてしまって泣きそうになったが、最終的に味が良ければいいのだ。気合を入れて食べてみよう。
甘酢とカレーが合ってとてもおいしい。最初においしいものが来てよかった。来なかったら1日泣きながらだったと思う。希望の味。
とても食欲旺盛に食べた。
今までなんで商品化されなかったのだろうか、と思うほどのおいしさである。甘酸っぱさとカレーの風味とよく合う。
どばっとかかった裏切りのカレー中華丼
次は中華丼である。たくさんの具材がとろみかかったたれと合わさり、ご飯をおいしくさせる。カレーとの相性はどうだろうか
この輝き、中華料理のダイアモンドと言っても過言ではない。今見てもよだれが出る。
うずらの卵とエビというテンションが上がるものが入っているので、もうすでにおいしい。
カレーを入れた中華丼は100ピクセルでお送り致します。
少しだけ入れようとしたら、一気にドバっと入ってしまいこの世のものではないくらい汚くなってしまったので、小さくして画像を乗せることにした。
期待の割にはそんなにおいしくはなかった。なんだか裏切られた気分になった。
食べてみると、まずくはないがおいしくはない。ゴマ油の風味がカレーに合わないのだ。それぞれの味が平行線のまま交わることなく、胃袋に入っていた。
食べるのが進まないな、と空を見たら、
ハトがいた。ハトはカレー食うかな。(スタッフこと私が責任も持って食べた。)
カレーうなぎ丼、お子様カレーも一緒に
うなぎとカレー。この2つの単語を見て、「すき家に行かなければ」と思った。すき家に行けばこの2つがある。そして、3種のチーズ牛丼もある。全部、おいしい。
高菜明太マヨ牛丼にチーズをかけてもらって食べるのもおいしいが、今回はカレーとうなぎ。
うなぎ丼とカレーのルーだけを注文しようとしたところ、「当店ではやっておりません」と言われてしまった。とても慌てた。そして、「じゃあ、お子様カレーをください」と言ったのだが、心の中では(お子様カレーってルーだけのものだろうな)と思っていた。開けてみるとちゃんとご飯も入っていた。お腹いっぱいで眠かったから仕方ない。
そして、思っていた以上の量が入っていることに困惑する。
ただ、うなぎ丼の見た目にはうれしい悲鳴が上がった。この照り具合はおいしいだろう。
小学生の子供が好きなものだけ入れるように頼み込んで作ってもらった弁当。
うなぎ丼は今ではチェーン店にも置いてあり、手軽に食べられるようになったが、個人的には高級品というイメージがあり贅沢をしたい日にしか食べることがない。
しかし、カレーをかけることで、一気に庶民の食べ物に変わった。小学生の遠足で友人がこんな弁当を持ってきてびっくりしたことがある。
これもそんなにおいしくなかった。
うなぎ丼のタレの甘さ、お子様カレーの甘さが手を取り合うことなくそのまま、さよならをむかえた。バラバラだ。こんなにバラバラになるものかと疑問になるくらいバラバラだった。
食べながら空を見ると、
ビニール袋が空を舞っていた。とても珍しくいいものを見た気分になった。
お腹いっぱいの時に食べるからっと揚がったカレー天丼
そして、次に食べたのが天丼である。4杯目に天丼。気持ち的にはボクシングのヘビー級チャンピオンと戦うぐらいの心構えである。
お金持ちの食べ物のイメージがあるが、ワンコインで食べられる素晴らしい世界に我々は生きている。
ミニ天丼にしてみたのだが、これでも十分なボリュームである。そういえば、カレーのトッピングにフライを乗せることがある。それならば、揚げているという意味では天ぷらも合うのではないか。期待が高まる。
今、天丼にカレーが注がれた! 見た目はかなりおいしそう。
おいしさとは別に「これはカロリーの高さ押し寄せて来る」と思い、笑った。
食べると、天ぷらのころもがカレーと混ざり、油っぽさを感じる。(カロリーが高そう。)と思いながら味わうと、これも天津丼に比べると一体感がない。それでも、うなぎ丼や中華丼に比べると、天ぷらの風味というものがないため、違和感はそんなにないかもしれない。好きな人は好きだろう。
そんな感想を思いながら食べていると、体に異変が起こった。
胃が「もう、満タンです。」と体の中でささやき、のどを通らない。
余談ではあるが、最近、ダイエットをしている。健康診断が近いため、ごはんの量を減らしているのだ。こんなに食べたのは久しぶりである。そのため、お腹がいっぱいで、米粒1つ入らない。それでもなんとかカレー天丼は食べきった。
そして、親指が痛い気がする。ただ、そんな気がするだけというか、その痛みをこちら側が認めていないので引き分け。
少しでもお腹を減らすため、公園内を歩くことにした。きれいなあじさい、そして、かっこいいカモを見ていやされるが、空腹がやってこない。
あじさいを近くで観察すると紙っぽいときがある。折り紙で作った感じだ。
かっこいいカモがこちらを見ている。仲間にしたい。
歩いても全然、お腹が空かない。マンガ喫茶で寝てもダメだった。しょうがない、友人に食べてもらおう。
料亭みたいな生シーフードカレー丼
お昼に来たお店に2回行くとは思わなかった。シフトは変わっていた。
夜、友人と合流し、事情を説明して最後の丼ものカレーを食べてもらうことにした。最後はカレー海鮮丼である。
スーパーで買った五穀米。
海鮮丼をテイクアウトできるお店がないため、スーパーに行き、ごはんとお刺身を購入することになった。友人の健康を思い、五穀米を買ってあげた。
同じくスーパーで買ったちょっといい値段のする刺身盛り合わせ。親戚が来た時にだけ食べられるやつだ。
丼の食器も購入し、いざ盛り付けである。五穀米の上に海鮮丼が乗り、値段の高そうな海鮮丼になった。
「カレーかけたくない…このまましょうゆかけて食べたい。」と言っていたが、それは言わないで欲しい。きっとおいしさの別次元が待っているはずだから。
友人がごねだした。わかる、その気持ち。でも必死に「きっとおいしいから」と励まして、カレーをかけてもらう。
「何も悪いことしてないのに」と言いながらカレーをかける。
見た目はあんかけっぽい。
今までの丼ものに比べてとても上品である。高級料亭に出てきても違和感がない。見た目はいいが問題は味である。
「全部がバラバラの味」
刺身とカレーがいい感じに合体しない。
まずくはないが、ものすごくおいしいわけでもない。今日、何度か経験したことのある感覚だ。色々な食材が全て違う方向に進んで、そのまま解散した。それぞれの味の方向性が違いによる解散である。若手のバンドにありがちである。それぞれの主張が強いのだ。
そんな中、食べ続けていた友人が「ホタテと食べたらシーフードカレーっぽい」と言い出した。
「ホタテとカレー食べると、シーフードカレーっぽい!」
「その感想、1つもわからない。口の中にホタテとカレーだけがある。」
シーフードカレーにはならなかったが、何事も経験である。おいしいものとおいしくないものを知ることができて良かった。
とりあえず、天津丼の甘酢タレにカレーはとてもおいしいので、おすすめである。
市販のカレーパンのカレーはご飯に合わない
学生の頃に、カレーをどうしても食べたくて購買部に売っていたカレーパンをご飯にかけたら、全然おいしくなかった。カレーパン用のカレーなんだなと大人の階段を登ったものである。