デイリーポータルZの記事を実況する
まず実況すると言ったら当サイトの記事をおいて他にはないだろう。もしこれが実況動画として成立するなら、コンテンツは無尽蔵である。
実況ということで、すべての文章を読み上げるつもりなので、手頃な文章量である上記の記事を選んだ。
たまに4ページで1万字を越える記事があったりするので、間違ってもそういう記事を選ばないように。喉が枯れるから。
それっぽい動画のサムネイルも作った
それっぽく編集してみたのだがどうだろうか。
トークはカミカミで内容も初心者まるだしだが、そこそこ実況動画として成立しているような気がしなくもない。
カフカの『変身』を実況動画にする
続いて実況動画にするのは、フランツ・カフカの『変身』だ。
著作権が切れている文学作品は、青空文庫にたくさんまとめられている。権利関係があやしいゲームを実況するよりよっぽど健全といえる。
これを実況動画にすることができれば、デイリーポータルZの記事同様、コンテンツは無尽蔵である。
これがぜんぶ実況できるとしたら夢が広がるだろう
サムネイルには顔を出すといいらしい(これは作者のフランツ・カフカ)
おもに主人公ザムザの性格の悪さを実況する内容になった。
ところで画面を左右に分割したのが、スマホのゲーム実況の真似なのにお気づきだろうか。さらに、編集をかなり入れてみた。こういうタイプの実況動画もあるだろう。
青空文庫の実況、これもまた成立してしまうのである。おそろしいことだ、インターネットが膨らんでいくのを感じる。(すでにかなり「実況」の意味が拡張され始めているのはわかってます。)
フードメニューも実況する
もうなんでも実況できてしまうのではないか。そんな予感を感じ始めた。
ならば、と、次は東京カルチャーカルチャーのフードメニューを実況動画にすることにした。
これを実況していきます
見どころはこの巨大フード。「BIG FOOD」って書いてある。
実況動画と言いながら、さいごはおしゃべりのようになってしまった。
といいつつも、たんなるおしゃべりになっている実況動画も現実にあるし、これも広義の実況動画なのではないだろうか。そのあたりの判断は諸兄に委ねたい。
枯れかけのつつじ攻略動画
実況、実況といいながら、ゲーム実況にあったようなインタラクティブ性がない。
ということで最後に、GTAやマインクラフトなどオープンワールドゲームの体で、枯れかけのつつじを攻略する動画を作った。
枯れかけのつつじを攻略します!
夕方のワイドショーで新聞を読み上げるコーナーがあったりするし、記事を実況するのは意外といけるのかもしれない。
リアルタイムの瞬発力の必要なおしゃべりが苦手だから、十分な推敲が可能なテキスト重視のインターネット世界に転がり込んできた僕である。そのインターネットでおしゃべりが面白いゲーム実況者とはなんたることか、と思ったりもしたが、もしおもしろ実況者が僕の記事を実況してくれたらすごく嬉しい事だろう。
僕としては、ともに肥沃なインターネットの大地を継承していこうという気持ちである(まだだれも実況してくれるとは言っていないが)。