特集 イカはうまい 2016年2月29日

セーイカの下足はでかくてうまい

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沖縄でイカ料理といえばイカの天ぷらやイカの墨汁が思い浮かぶが、今セーイカ漁が最盛期を迎えている。セーイカとはソデイカの沖縄方言。その大きさは食用のイカとしては世界最大級で、大きいものになると体長1m、重さ20kg以上になる個体もあるらしい。いわば食用イカ界のダイオウイカだ。肉厚の身はねっちりとしていて甘みが強く、地元ではよく刺身などで食されている。

そんなセーイカだが、先日沖縄本島中部の沖縄市にある『沖縄市漁業協同組合パヤオ直売店』を訪れた際、今まで見たことのない状態で売られていた。
大阪出身。美味しいものと猫には目がない永遠の離島トラベラー。泡盛好きが高じて泡盛マイスターの資格を習得。最近のお気に入りは『時雨』。

前の記事:沖縄のアヒルの丸焼きは高いがうまい


濃厚なイカの香り漂う謎のビニール袋
濃厚なイカの香り漂う謎のビニール袋
なんとセーイカの下足1匹分がごろっとビニール袋に入った状態で売られていたのだ。しかも茹でたてホカホカ。100gあたり65円。個体差はあるがだいたいどれも1kg前後なので600~700円台と激安。実はイカはそんなに好きなほうではないのだが、このビジュアルに惚れて思わず1袋購入してしまった。
どうやってもイカに見えない
どうやってもイカに見えない
袋からイカを取り出してみる。沖縄を旅行で訪れたことがある方ならば、公設市場などで豚の顔の皮(チラガー)を見たことがある方もいると思うが、この写真だけ見るとまさにチラガーだ。イカの胴体と足の接合部分をまじまじと見たのは初めてだったのでちょっとテンションがあがる。
イカをこんなふうに持ったのは初めて
イカをこんなふうに持ったのは初めて
持ち上げてみるとずっしり重い。下足だけでこのサイズなので、胴体がついた状態を想像するとちょっと恐ろしいでかさだ。顔に貼りつかれでもしたら死んでしまうかもしれない。怖い。セーイカ怖い。
あ!柔らか...!
あ!柔らか...!
しかし、一口足をかじってみたらめちゃくちゃ柔らかく旨味が濃厚。今までセーイカは胴の部分を刺身でしか食べたことがなかったので、茹でた下足は初めて。生の状態ではもっちりとした食感だが、茹でたものはサクサクと小気味良い食感になっている。大きい吸盤はちょっとコリコリとして食感のアクセントに。おお、うまいじゃなイカ。
手に持っているのはミニブーケではなく下足だ
手に持っているのはミニブーケではなく下足だ

売り場のお兄さんがマヨネーズと七味で食べるのがおすすめだと言っていたのでやってみる。うん、これもいける。しかしいかんせんでかくて食べづらい。服にぼたぼたイカの汁がたれて帰り道が少し悲しかったので、次回はちゃんと切り分けてからかじりつこうと思う。
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