イカめしに違いはあるのか
イカめしについて向き合ってみたい。イカめしについて調べたところ、通常のイカめしはスルメイカを使っているが、ケンサキイカ(ヤリイカ)を使ったイカめしは美味しいらしい。
山口と佐賀で食べられるそうだ。どちらも日帰りできる場所ではない。
問題は時間ではない。僕がツイッターに「イカ食べに飛行機乗ってまーす」と書いているのを見た仕事相手(締め切りを延ばしてもらってる)がムっとすることである。
あきらめて通販で買った
通販で買えることは調べてそうそうに分かったが、あえて知らないふりをしていた。ああ食べに行きたかった。
イカめしピクニック
ケンサキイカのいかめしと近所のスーパーで買ったふつうのイカめしを持って公園に来た。
手前がケンサキイカのイカめし、奥がスルメイカのイカめし
ランチョンマットを敷いてクーネル風の写真にしようとしたのだが皿を忘れた。ザ・タッパーである。そして公園は梅まつりでごった返していた。ほぼ花見だ。
しかも花粉がすごくて思わず受粉しそう
前にイカめし食べたのっていつだろうか。もしかして21世紀初のイカめしかもしれない
イカめしってみっちりごはんが入っていて腹にたまるわりには、食事としてメインをはるだけの華がない。
むだに満腹になっていいタイミングがないと食べないのだが、40すぎの男にそんなタイミングは滅多にない。
とはいうものの久しぶりのイカめしはわかりやすい旨さだった。甘じょっぱく煮たイカにもち米だ。もち米というところに祭っぽさがある。
冷えたイカは固めだったが、ぱりっと割れたので食べやすかった。
ファミチキの袋のように便利に切れた
そして本題のケンサキイカのイカめし。
まあ違うと言ってもイカめしには違わないし…期待はずれだったときのためにそんなことを自分に言い聞かせて食べてみたのだが。
イカめしっつったってさー(左)お!(右)
やわらかい。スルメイカのイカめしは噛み切れる方向が決まっていたが、ケンサキイカは左右上下斜めに噛んでも噛み切れる。自由自在のイカめしだ。
旨いイカめしにはゲソがついていた
味もすっきりしている。ふつうのイカめしがチョコボールのキャラメルだとしたら、このイカめしはチョコボールのピーナッツぐらいのサクサク感である。
うまいことたとえられて、いま書きながらドヤ顔をしている。
ハレの日に食べたいイカめしである。
イカめしは歩きながらも食べられるよ
イカめしはソフトクリームのコーンのように、容器兼持ち手の部分も食べることができるのだ。モバイルである。しかも炭水化物とタンパク質を同時に摂ることができて、完全食と言っても過言ではない。いや、過言だ。