特集 2016年1月14日

「床だけ地図」をつくる

屋内なのに真上から見た感じ
屋内なのに真上から見た感じ
屋内の案内図は、抽象的で分かりづらかったりすることがある。

もっと具体的に、目でみたとおりの床の様子を地図にしたらどうだろうか。
1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。(動画インタビュー)

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> 個人サイト ツイッター(@mitsuchi)

まずは東京メトロの茗荷谷駅を例に

我ながらよく分からんことを言っている自覚はある。たとえばこういうことです。
茗荷谷駅の入口はこんなふう
茗荷谷駅の入口はこんなふう
この入口の部分、もし真上から見ることができたらこんなふうになるんじゃないだろうか。
床を真上から見た風味
床を真上から見た風味
こういう視点、なかなかないでしょう。

いってみれば航空写真みたいな感じだ。屋内なのに航空写真みたいな視点。

この記事でやりたいことはこの写真につきます。なんだけど、もうちょっとやってみよう。
たとえば改札近くのこのあたりは、
たとえば改札近くのこのあたりは、
こんなふうになる。
こんなふうになる。
タイルの模様と点字ブロックしか書いてないので、なんだかゲームのダンジョンみたいに見える。

茗荷谷駅についてひととおり地図を書いてみたところ、全体図はこんなふうになった。
茗荷谷駅の床マップ
茗荷谷駅の床マップ
駅構内の案内図として役に立つか、といわれると立たないですね、という感じだ。

でも、いままで見たことのない視点でちょっと面白い。

でも、点字ブロックがちゃんと駅の導線になっているようすなんかが分かる。春日通り側の入口から入る限り、点字ブロックを辿って券を買い、改札まで辿りつくことができる。

点字ブロックを辿ってみる

この「床だけ地図」を見ていると、床にこんな模様があったのかということと、点字ブロックすごいなということを思う。

ちょっと点字ブロックを辿ってみよう。
分かれ道がある
分かれ道がある
点字ブロックの順路の分かれ道には、警告の意味で点々のパターンのブロックが置かれる。ここを右に進んでみよう。
券売機に辿りついた
券売機に辿りついた
点字ブロックで辿りついた場所の券売機には、点字の運賃表がそばにある。それに、券売機が他のものより一歩前に出ている。

こんな工夫があるなんて、まったく気がついてなかった。床を見て歩くと、こういう発見があるんだなと思った。

別の駅でもやってみる

茗荷谷駅よりももうちょっとみんなが知ってる駅でもやってみよう。

ほんとは新宿駅とかがいいんだけど、ちょっと大変なので、ぼくの地元の巣鴨駅で。

巣鴨駅もまあマイナーなんですけどね。
巣鴨駅はこんなところです。
巣鴨駅はこんなところです。
構内はこんなふう。
構内はこんなふう。
床のタイルのパターンは茗荷谷駅ほどは凝ってないようだ。たとえば上の写真のところの「床だけ地図」はこんな風だ。
こういうのフロアマップっていうんだろうか
こういうのフロアマップっていうんだろうか
なんだかほんとに真上から覗き込んでるみたいだ。そして全体の地図はこんなふうになった。
巣鴨駅の「床だけ地図」
巣鴨駅の「床だけ地図」
つくるのがすごい大変な割に、全体図は実物感があんまり出ないのがさみしい。

それでも、どの入口から入っても、点字ブロックを辿ってみどりの窓口や券売機、改札を経てホームまで行けるという導線がよく見えるのはいい。だってこんな視点で駅を見たことないもんね。

もうちょっと工夫すると、案内図としても分かりやすくできるかもしれないけど、どうかなあ。

「床だけ地図」を作ろう

オマケで、かんたんに「床だけ地図」が作れる仕組みを作りました。

このすぐ下に床のタイルが並んでいます。どれかを触ると模様が変わり、続けて触ると、いろいろに変わります。

元に戻したいときはページ全体を再読み込みしてください。

ちょっと大変でした

見たことない地図が見れたのはよかったと思う。

でもこのやり方で新宿駅や渋谷駅みたいな大きな駅でやるのはさすがに大変そうだ。できたら楽しいのは間違いないんだけど。
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