おもしろ味の発見(A.D. 2015)
新しい味覚に気づいたのはいまから遡ること8ヶ月、3月の石垣島でであった。
ライター数人と海ぶどうを食べていたときのことである。
ライター数人と海ぶどうを食べていたときのことである。
牛肉で巻いてあって素晴らしい美味しさであった。
海ぶどうの食感も東京で食べるそれとは違った。プチプチが立体的で食べていて口のなかでたのしい。
「これ、美味しいけど、それ以上にたのしいよね。」「海ぶどうの美味しさって、食べてるときのおもしろさが結構あると思う。」「おいしいというか、おもしろい」「そうか、これはおもしろ味だ。」
おもしろ味!
「これ、美味しいけど、それ以上にたのしいよね。」「海ぶどうの美味しさって、食べてるときのおもしろさが結構あると思う。」「おいしいというか、おもしろい」「そうか、これはおもしろ味だ。」
おもしろ味!
おもしろ味、発見の瞬間である。
ほかにおもしろ味にはなにがあるか
その場でブレストが開かれ、おもしろ味にはなにがあるかが洗い出された。
ナタデココ
ポークのてんぷら
ドンバッチ
ナタデココ、タピオカがおもしろ味であるのは明確だろう。
ナタデココ
ポークのてんぷら
ドンバッチ
ナタデココ、タピオカがおもしろ味であるのは明確だろう。
ナタデココは味がある
しかしタピオカに至っては汁の味ではないか
ここにおもしろ味の手がかりが見えた。おもしろ味とは味よりも食感が重視される。
食べて笑えればおもしろ味
ブレストの最中、イタリアンはどうなのかという意見が出た。
イタリアンとはイタリア料理ではなく、新潟だけにある焼きそばにミートソースがかかっている食べ物である。
あれはおもしろいがタピオカや海ぶどうのような食感オンリーのおもしろさではない。
イタリアンとはイタリア料理ではなく、新潟だけにある焼きそばにミートソースがかかっている食べ物である。
あれはおもしろいがタピオカや海ぶどうのような食感オンリーのおもしろさではない。
だがこれである。角煮イタリアン(焼きそば+トマトソース+角煮)
いや、これもおもしろ味だろう。食べた瞬間、その味のあっちこっち感に笑みがこぼれたからだ。
ここに我々はこう定義づけたい。 食べて笑ったらおもしろ味。
ここに我々はこう定義づけたい。 食べて笑ったらおもしろ味。
お菓子はおもしろ味を意識している
お菓子はおもしろ味を意識していると言ってよい。口唇期にある子どもたちをターゲットにしているからだろう。
最近食べたお菓子でこれはおもしろい!と思ったのはココロである。グミ部を主催する斎藤くんも推していた。
最近食べたお菓子でこれはおもしろい!と思ったのはココロである。グミ部を主催する斎藤くんも推していた。
おもしろいけど量が少ない
薄皮に包まれたかなりソフトなグミ
マスカットそのままだった。人工マスカットと言ってもいい。22世紀、恒星間を飛ぶ宇宙船のなかで食べて地球を懐かしむやつだ。
マシュマロのようなやわやわのおもしろ味もあるだろうし、堅パンのような硬さで驚かすのもおもしろ味に含めよう。
食べた瞬間、驚くのもおもしろ味。
マシュマロのようなやわやわのおもしろ味もあるだろうし、堅パンのような硬さで驚かすのもおもしろ味に含めよう。
食べた瞬間、驚くのもおもしろ味。
あなたのおもしろ味を教えて下さい
以上が現時点で考えているおもしろ味である。
我々もまだ手探り状態だが、読者諸氏からさらなるおもしろ味を募り、その輪郭をはっきりさせてゆきたいと考えている。
これは美味しいというよりもおもしろい、そんなメニューや食材を教えてください。
我々もまだ手探り状態だが、読者諸氏からさらなるおもしろ味を募り、その輪郭をはっきりさせてゆきたいと考えている。
これは美味しいというよりもおもしろい、そんなメニューや食材を教えてください。
投稿はツイッターでハッシュタグ #おもしろ味
をつけて投稿してください!
食事におもしろを!笑いながら食べる至福を我らに与えよ。
なぜか今回文章が大正時代みたいになったけど、どうぞよろしくお願いします。
なぜか今回文章が大正時代みたいになったけど、どうぞよろしくお願いします。