特集 2015年9月16日

クライミングの聖地でマラ岩に登った

小川山は岩場がたくさんあって最高に楽しいです。
小川山は岩場がたくさんあって最高に楽しいです。
長野県の西端に小川山という山がある。

一般には近くの瑞牆山や金峰山ほど有名ではないが、クライミングをする者にとっては憧れの場所である。

そこに『マラ岩』という岩がある。

普段なら口に出すのも憚られる『マラ』だが、ここではみんなが普通に言う。「今日どこ行く?」「んー、マラかなー」とか。人気のエリアなので、老若男女みんなマラ好きである。

今回はそんなマラ岩とか小川山をちょっとだけ紹介します。
あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。

1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。

前の記事:コピーの型を覚えれば本当にコピーを書けるようになるのか?

> 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内

クライミングが好きなんです

まずはクライミングの説明を。

登山の記事はたまに書いてきたけど、クライミングの記事はあまり書いてなかった(しいて言えばこの記事か)。

でも実は初めてクライミングをしたのは2005年なので10年前になる。といっても最初の7年くらいはあんまり一生懸命やってなかった。

たまにインドアで登るくらい。外で登ったり定期的に登る様になったのはここ2、3年だったりする。
インドアジムのボルダリング。ボルダリングはロープを付けないで登る。インドアはホールド(手がかり)の場所が分かりやすい。
インドアジムのボルダリング。ボルダリングはロープを付けないで登る。インドアはホールド(手がかり)の場所が分かりやすい。
クライミングジムは手軽に行けるので便利なのだが、外の岩場で登る方が気持ちがいいし楽しい。

でもインドアジムと違ってどこを持って登るのか分かりにくかったり、落ちると怪我をしやすかったりするので怖い。でも楽しい。なぜ怖いのに楽しいのかは、未だによく分からない。
日本で一番有名なクラック(岩の割れ目)、小川山レイバック。
日本で一番有名なクラック(岩の割れ目)、小川山レイバック。

どうやって安全に登るのか?

外のクライミングルートは高いと数百mとかなんだけど、ややこしくなるのでここでは30mくらいまでの高さを(比較的)安全に登る方法をザックリ説明する。

ザックリなので細かい事は色々省く。突っ込みとかあったらTwitterとかfacebookで書いてください。
これは高さ200mの壁を登っているところ。ロープの長さは60mくらいなので適当な長さで区切って登る(『ピッチを切る』と言います)。
これは高さ200mの壁を登っているところ。ロープの長さは60mくらいなので適当な長さで区切って登る(『ピッチを切る』と言います)。

当然ロープを付けます

まず、ロープ(命綱)を自分に結ぶ。普通はロープなしで5m以上の岩に登る事はしない。落ちたら怪我したり死んだりしちゃうからだ。
大雑把に描くとこんな感じ。
大雑把に描くとこんな感じ。
登る人がクライマー、クライマーのロープを特殊な器具で操作する人がビレイヤー(確保者)である。

クライマーは登りながら岩に付いている『ハンガー』に『ヌンチャク』を掛けて、そのヌンチャクにロープを掛ける。

ちなみにヌンチャクの正規名称は『クイックドロー』で、カラビナ2個が紐(スリング)で繋がっている。
ヌンチャク。カラビナ2個が繋がっている。
ヌンチャク。カラビナ2個が繋がっている。
ビレイヤーはクライマーが登った分だけロープを出して、クライマーが落ちた時はロープを止める。

落ちたとしてもロープを掛けたヌンチャクの下で止まる。落ちる高さは、ヌンチャクの上に出ていたロープの2倍だ。
最後に掛けたヌンチャクから出ているロープの長さの2倍落ちる。
最後に掛けたヌンチャクから出ているロープの長さの2倍落ちる。
ハンガーの上に伸びたロープの倍の距離落ちるので、ハンガーの間が長いと落ちる距離も長くなってしまう。

しかもロープは伸びるので予想以上に落ちてしまったりする。
これがハンガー。ハンガーが無いルートもあるがややこしくなるので割愛。ここは2本目が遠いので怖い。
これがハンガー。ハンガーが無いルートもあるがややこしくなるので割愛。ここは2本目が遠いので怖い。
上の写真だと2本目のハンガーが遙か上なので、2本目の下辺りで落ちると地面まで落ちてしまう。

下の写真は実際に登っている様子。
ヌンチャクをハンガーに掛けてそこにロープを通す。今はロープを掛けたヌンチャクのすぐ下にいるので落ちても大丈夫。登っているのはクライミング友達のY先輩。
ヌンチャクをハンガーに掛けてそこにロープを通す。今はロープを掛けたヌンチャクのすぐ下にいるので落ちても大丈夫。登っているのはクライミング友達のY先輩。
下の写真は最後に掛けたヌンチャクより大分上なので、落ちるとすごく怖い。
多分地面までは落ちないけどかなり怖い。クライマーもビレイヤーも緊張する。
多分地面までは落ちないけどかなり怖い。クライマーもビレイヤーも緊張する。
こんな感じで、壁に付いているハンガーにヌンチャクとロープを掛けながら登っていく。落ちた時に打ち所が悪ければ怪我はするかも知れないが、少なくとも死ぬことはあまり無い。大抵は無事に止まる。

ルートの上に着くと下降用のカラビナとか木とか、なにかしらあるので自分で方法を考えて下ろしてもらう(非常にややこしいので超割愛)。

以上が岩壁を安全に登って降りてくる方法だ。

次のページでは小川山の紹介をします。
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