でもほめてくれないとお札が降りません
その解がこちらである。
お札が飛び出している。勢いあまって僕のまぶたに直撃した。
この装置を札束風呂のうえに設置すれば金が降ってくる札束風呂の完成である。札束風呂2.0だ。もうこんな言いかた誰もしないが。
動画内で僕が持っているのはスマートフォンである。スマートフォンで操作しているのはデイリーポータルZのfacebookページ。このページにいいねをするとお金が飛び出すようになっている。
顧客第一主義と言いながら、自分らを褒めてくれないと札を降らさないという心の狭さ。
とても人間らしい仕様である。リアリズム。
ちなみにfacebookページのいいね数の変化を見ているだけなので、数字が増えても作動するが、減っても作動する。これまた人間らしいうっかり仕様である。
お札が飛び出しているのはこの装置。キャッシュキャノン。
お札が出る部分はアメリカの通販で買ったおもちゃを使用した。これのスイッチ部分をfacebookと連動するように改造してある。テクノ手芸部が改造した。
銀色に輝くのがネットと札をつなぐテクノボックス
こういうしかけを最近はIoTと呼ぶ。Internet of Thingsの略である。Thingsとはまたざっくりとした名前だが、これは世界でいちばんゲスいIoTであると自負している。
IoTをざっくり説明
札が飛び出す銃はキャッシュキャノン以外に、マネーガンというものもあった。そっちは299ドルと大変高価だったために安いキャッシュキャノンにした。
というか、そんなおもちゃを2社が出しているところがアメリカの分からなさである。
テクノ手芸部よしださんに当たる札。
ネットと連動して札が飛び出す仕組みはできた。もうひとつ問題があるのだ。紙幣である。
お札も新調
このキャッシュキャノン、アメリカ製なのでドル札サイズの紙幣しか入らないのだ。ドル札は日本の紙幣よりも小さい。
これまでイベントで使用していたお札(風のチラシ)が使えないため、ドル札(風のチラシ)も制作した。
ドルらしいグリーンの紙幣
肖像画は僕、紙幣デザインは前回に引き続き
oloさんである。oloさんの才能については過去記事「
お札が好きすぎて「架空紙幣」を作った人」を読んでいただきたい。
テクノ手芸部、oloさんという今のネットらしい才能がマリアージュして札束風呂2.0が誕生した。僕は札が飛び出すおもちゃを探して買うという重要な役割を担った。
お台場かサンフランシスコで
8月、この札束風呂が体験できるのは2ヶ所ある。近いほうにお越しください。
MakerFaireそのほかの展示
MakerFaireでは札束風呂のほか、テレビに出ているようにみえるアクリル板も展示予定。札束風呂にあわせたテキストに変えた新作です。
こちらは前回のテレビに出ているようにみえるアクリル板
そして誰もいなくなると動き出す人形も製作中。光センサーで暗くなると動き出すのだが、MakerFaireの会場は明るいので動いているところは見られないと思います。
ということは動かない人形を置いておいていいような気がしてきました!
東京ビッグサイトかサンフランシスコでお待ちしております!