栃木県に新しい珍スポットが誕生!?
最近は不景気なもんで、「嬉野観光秘宝館」「鬼怒川秘宝殿」が閉館してしまった結果、残るは「熱海秘宝館」の1館だけとなってしまった秘宝館をはじめ、全国各地の珍スポット・面白スポットがバタバタ潰れちゃってるんですよね……。
やっぱり大規模な珍スポットって、バブル期に「よっしゃよっしゃー金ならあるでー!」的なノリで作られたところが多いので(ふるさと創生1億円で作られたところも多い!)老朽化も進んでおり、次々となくなっているんですよね。
一方、新しい珍スポットもちょこちょこ生まれてはいるものの、やっぱり不景気ゆえに、奇特なおっちゃんが個人的に作ったような、小規模なものが多いんですよ(それはそれで味わい深くて好きなんですが)。
バブル期に数百億円で作られた典型的バブル珍スポット「ユートピア加賀の郷」
そんな中、あの漬物メーカー・岩下食品が、主力商品である「岩下の新生姜」をテーマにした、わりと大規模なミュージアムを栃木県栃木市に作ったそうです。しかもそこが、かなり変わっているという噂が……こりゃあ行かねばならないでしょう。
ここが「新生姜ミュージアム」だ!
こちらが「岩下の新生姜ミュージアム」
「新生姜」は英語で「NEW GINGER」ですが……そのまんま!
巨大なパッケージとピンクのピアノ……いきなりとっちらかってるぞ!
ドーン! ……な、なにコレ!?
はい、超巨大なかぶり物なんですね
通常サイズ(?)のかぶり物もありますよ
「新生姜の部屋」とは……!?
うっ……
うわー……
ピンク色をした「岩下の新生姜」だけに、この「新生姜の部屋」も全面的にピンク色!
ただ単に著しくビッグな新生姜がベッドに横たわったり、ソファに座ったりしているだけなんだけど、なんだかエッチなニオイを感じ取ってしまうのはピンク色の魔力でしょうか!?
ちなみに本棚はこんな感じ「食べたい生姜」は綿矢りささんの「蹴りたい背中」のことかな……?
「魔法生姜じんじゃー★マギカ」とは!?
「ジンジャー・ツアーズ」って何だろうと思ったら
ああ、「電流イライラ棒」か。しかしなんで新生姜で……
そして、極めつけはこちら「ジンジャー神社」
はい、ダジャレですよ、ダジャレ
ご本尊はこんな感じです……
さらに『まどか★マギカ』のスタッフさんからの年賀状が展示されているのもナゾ。……好きなのかな?
お土産がまたスゴイんです
いやぁー……「漬物メーカーのミュージアムなのに相当どーかしている」という噂に違わない面白ミュージアムです。
さらに、お土産コーナーもまた……。
まあ、普通に漬物商品も販売されていたり
新生姜をつかったメニューが楽しめるカフェが併設されているのはいいんですが
「打首獄門同好会」なる物騒なバンドのCDや
衝撃的なスマホケース……つかいやすいのかな、これ?
そして「形がちょとアレに……」と話題の「新生姜ペンライト」!
う……うーん、この形は……。まあ新生姜型なんですけど
ザ・ピンク!
ミュージアム自体からお土産まで、色んな意味で突き抜け過ぎてます!
岩下食品って、老舗の漬物メーカーというイメージで、ここまでエキセントリックなミュージアムを作りそうな感じはしないんですけど……。社長さん! どうしてこんなミュージアム作ったの!?
岩下食品社長の岩下和了さん
もっと増えるといいな、珍ミュージアム
かなりぶっ飛んだ、ボク好みのミュージアムでしたが、意外にちゃんと「若者の間で話題になるように」という戦略があったという……。
「先代の時代だったらこんなこと絶対にやらなかったと思いますけど、考えてみれば美術館やってても全然商品の宣伝にならないけど、このミュージアムだったら商品の宣伝になりますからね。こっちの方がちゃんとしてますよ!」と社長さんは語っていました。……確かに!
他の会社も、微妙なキャンペーンとか打つくらいなら、ガンガン変な施設を作ってくれればいいのに。そしたら取材しに行きます!
岩下の新生姜ミュージアム
栃木県栃木市本町1-25
【電話番号】0282-20-5533
【営業時間】施設10:00~18:00
カフェ 11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
【開館日】毎週木~日曜日・祝祭日
【入館料】無料