使い古した消しゴムみたい
一言目に「パンです。」と宣言してるのがいいですね。全然パンに見えないだけに、推理小説の解決編のような小気味よさ。
ザルとキッチンペーパーが見えるけれども、ゆでて作るパンだったりするんでしょうか(北欧にそういうのがあるらしい)。本当はオシャレな食べ物だったはず、と思うときたなさが哀愁をおびてきます。
毒トースト
わかりますよ。甘じょっぱいおいしさですよね。
でもこのルックスは、どう見ても毒! 特にチーズの下にボコッとジャムが透けて見えているあたりが激ヤバ。
失敗がむしろきれい
これはきたなくないんですが、見た瞬間爆笑してしまいました。失敗のお手本みたいで。
虫っぽい
たぶん実物はぜんぜん虫に見えないと思うんですよ。調理法も盛り付けもおかしなところは何一つないし。撮影でいいかんじに「きたなうまい」に昇華してますね。ふつうの見映えの料理でも、とにかく一回撮った方が良いってことですね。
これも虫っぽい
「青虫」とかいわれたらもうそれにしか見えない。シソを巻くからおいしいんだけれども、同時に焦げやすくなる……というきたなうまくなる運命を背負ったレシピ。
なにもおかしなところはないのにまずそう
ただ焼いておいてあるだけなのに……。
合気道の達人って、立っているだけでもすごい迫力あって、中々近づけなかったりするんですよ。そういう種類の迫力ある。
でました!パーフェクトきたない
これは高度にテクニカルな写真です。
まず、きたなく見えがちな鉄板の食材「生卵」と「キムチ」を自然な形で融合。さらにアクセントに昆布で黒を足して、より一層きたならしく見せています。
どんぶりに山盛りにすればよりきたなく見えたのは間違いないのですが、あえて少なく盛ることで食べかけ感を演出する方向に持ってゆく。
背景にはさりげない形でノートパソコンを設置。キーボードを見せると料理写真は台無しに見えるというのは、すでに先人において確立されたメソッドなのですが、安易な踏襲はせずにあえてコネクタ部分をチラ見させるだけにしています。
いやー、ここまで来たかって感じですね。きたなさパーフェクトな写真だと思います。
セクシーたまこん
たまこんにゃく主張すごい。かなり食欲そそりますね。おいしそう。一瞬セクシーかもって思っちゃった。
うすら黒い
中途半端な黒さってきたないですよね。あと鶏肉のディティール感? みたいなものが前面に出てきて鶏肉大好きなぼくでも、なんかだかなー、って気分になります。
鳥皮エッグ
鳥皮の脂がたまってるの見えて「あちゃー」って思いました。キッチンペーパーで脂拭いたらふつうに美味しい料理ですが、まあやらないよな。
うねる歯ごたえ系素材
プリプリした食材がお皿の上で大暴れ! 東映怪獣映画か。両方いっしょに口に入れたら噛むの大変そうで、それがうまそう。
パンの量で味を調節
まず作り方がダイナミックですよね。缶詰ひっくり返すとか、マヨネーズのかけかたとか。アルミホイルの上に乗っているのも、洗い物増やしたくないんだろうなって思います。
そして最後にパンの量で味を調節するって発想が、もう雑の極みね。そしてダメ押しのように背景に小銭がバラまかれていて抜かりありません。
冷蔵庫にハム余ってたんでしょ
食べてるんでしょ? きたなうまいご飯。
かなり高度な作品も見られるようになりました。でもあまり作りこまない、日常のきたなさうまさも大大募集中です。
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(今回は6/8までの投稿から掲載させていただきました。それ以降の投稿は来週のたのしんじゃくで発表の予定です。お見逃しなく!)
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