過剰なきのこが生き物のよう
きのこの躍動感すごくないですか。しめじとえのきが合わさって、なんかもう生き物みたい。
オムレツの存在感がはかなくて、世界の終焉の一歩手前のようだと思いました。たくさんきのこを食べて早くオムレツ救ってあげなきゃ、ってヒロイックな気分にさせますよね。自炊にこんなストーリー性盛り込める、ということを知らしめた革命的な一皿。
シズル感になりそうでならないギリギリのコゲ
コゲたお肉って、ともすればシズル感の方向に行ってしまいそうなのに、そうはなっていないのが素晴らしいです。あとちょっとで「ふつうに美味しそうなタンドリーチキン」になってしまうところでした。真っ黒なのがよかったんだと思います。
なぜかうすら寂しい
清潔なテーブルクロス、真っ白なお皿、そっと置かれたフォーク。ヘンな要素は一切ないのにさみしさが募る自炊です。でも自炊の「さみしさ」って独特のうまさありますよ。これはさみしい方がうまいパターンのパスタですね。
ハンバーグ味噌汁はスプーンで食べる
ハンバーグ味噌汁って題材に目を奪われがちなんですが、ポイントは「スプーン」ですよ! これ、絶対飲みにくいですよね。自炊写真全体に冷たい緊張感が走ります。
どこまでが料理か
画面右のテーブルクロスの柄が白と緑なんですが、完全の色と料理と同化している。これって芸術ですよ。薄暗い中でも、煮こみの濃厚さ具合がよくわかって、めちゃくちゃうまそう。
だいたいでいいやオムライス
オムライスの形、ケチャップのかけかた、パセリの位置まで全部が全部「だいたいでいいや!」って感じ。雑とはまた違った戦略的な手の抜き方で、味もたぶんだいたいって感じのうまさなんじゃないかと思います。
丼カルパッチョ
器は丼ですよね。刻んだキャベツがちょっとゴミっぽいんですが、このくらい細かい方がサーモンにからんできて絶対おいしいはず。
崩れた海苔巻にご飯粒
今回の中で一番うまそうだと思ったのがコレ。つぶれたお米と、シナシナの海苔が素材感を引き立たせています。右上の方やつに、ご飯粒が一つついているのが憎い演出!
一人暮らしで謎の海鮮
記事のタイトル見た瞬間、自分のための企画だと思いました。
こんな写真を撮ってTwitterにあげるたび友達から「きたない………」と突っ込まれます。
でも美味しいんですよ!!!
一人暮らしなので盛り付けが適当になるだけなんです。
ぶー16g
とにかくこの状況ですよね。暗い、テッシュ、缶ウーロン茶。とってつけたようにフォークとナイフが西洋のマナーっぽく鎮座ましまして、この状況をより一層高めております。
パスタ自体は海鮮っぽくてふつうにうまそう。イイダコと魚卵でしょうか? 確定的な判断だせないところもいいですね。
ゴワッゴワ
鶏肉と豆腐とキノコの炒り卵
炒めた鶏肉とキノコに豆腐と卵を投入。
皿に持っておかかをまぶして出来上がり? 味付けは鶏肉とキノコ炒めてる時に味の素と鶏ガラスープの粉末、卵にはあらかじめ塩砂糖入れてといておく
たったそれだけでうまうま
北海道在住うにどん
材料全部が一体化して、何かの地形みたいにゴワッゴワになっちゃってますね。でもこのくらい一緒くたになっていた方が、口の中でいろんな味しておいしいですよねー。
荒々しさにフェチ感じる
先日作った卵焼き乗せトマトカレーです。
甘い卵焼きとすっぱ辛いカレーが美味しかったのですがきたないです。
一口食べてしまってから写真を撮ったのでスプーンもきたないです。
正直、すっぱ辛いトマトカレーに、甘い玉子焼きを乗せるのって、ぼくにはおいしさがよくわからないです。でもこの堂々としたルックスは説得力がすごい。
親戚のうちとかでこういうのをムリヤリ「食ってみろ!うまいんだから!」っていわれるの想像しただけで興奮してきます。
なんでこんなファンタジーなのか
背景の紫と執拗なテカリで、まるっきり夢の中の世界みたいな写真です。でもメニューはおでんカレー……いいかげん飽きた残り物にカレールー入れて作るやつですよね? 現実と夢のせめぎあい!
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(今回は6/1までの投稿から掲載させていただきました。それ以降の投稿は来週のたのしんじゃくで発表の予定です。ご期待ください!)