

みんな放流を観に行こうホントすごいから

春は何と言ってもダム放流のシーズンである。
今年も、各地のダムが春の訪れを告げるように競って水門を開け、勢いよく水を放った。特に、今年はこれまでほとんど水を流したことのなかった水門を開けるダムも増え、百花繚乱の華やかさである。
そこで、今年ここまでに素敵な放流を見せてくれたダム、そしてこれから放流を予定しているダムをご紹介したい。
今年も、各地のダムが春の訪れを告げるように競って水門を開け、勢いよく水を放った。特に、今年はこれまでほとんど水を流したことのなかった水門を開けるダムも増え、百花繚乱の華やかさである。
そこで、今年ここまでに素敵な放流を見せてくれたダム、そしてこれから放流を予定しているダムをご紹介したい。

1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。
個人サイト:ダムサイト
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今年も行われた点検放流
ちょうど1年前、ダムの放流を観に1200人もの人が集まった記事を書いた(→こちら)。
簡単に説明すると、大雨の時期を前にダムの水門が問題なく動くかどうか、開け閉めして点検するのだ。水門を開けると当然水が放流されるので、せっかくだからみなさん観に来ませんか、というイベントである。
簡単に説明すると、大雨の時期を前にダムの水門が問題なく動くかどうか、開け閉めして点検するのだ。水門を開けると当然水が放流されるので、せっかくだからみなさん観に来ませんか、というイベントである。


このぶっつり途切れたところから水がジャンプしてくる


こんな風に

特に矢木沢ダムの放流は道路のすぐ脇で水がジャンプ台から空中に放たれるので迫力がすごいし、風に煽られた水が道路に降り注ぐ、真夏のフェス的な体験ができる。以前はほとんど知られていなかったけど、このところのダムブームとSNSによる拡散で、大勢の人が群馬の山奥に押し寄せた。
その熱狂の放流が行われた矢木沢ダムと奈良俣ダムから先月下旬、今年もまた点検放流を行うというプレスリリースが出された。残念ながら今年は仕事が休めず行けなかったのだけど、去年あれだけ盛り上がったので今年はどうなるか楽しみにしていたところ、主催者発表で去年を上回る1400人もの人が集まったという。もはや立派な地域振興イベントだと言える。
その熱狂の放流が行われた矢木沢ダムと奈良俣ダムから先月下旬、今年もまた点検放流を行うというプレスリリースが出された。残念ながら今年は仕事が休めず行けなかったのだけど、去年あれだけ盛り上がったので今年はどうなるか楽しみにしていたところ、主催者発表で去年を上回る1400人もの人が集まったという。もはや立派な地域振興イベントだと言える。


職場の同僚が行って興奮して帰ってきた


この人だかりがみんな笑顔でみんなずぶ濡れ

というわけで、点検放流と言えば矢木沢ダム、奈良俣ダムの代名詞とも言える状況だったのだけど、昨年の盛り上がりはほかのダム管理者にとっても衝撃だったようで、今年はそれに待ったをかけるダムが現れたのだ。

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