タンポポ! 咲きかけ!
いきなり大物を発見、タンポポ。
私の住んでる町では、葉っぱはあるけど、まだほとんど咲いていなかった。
ちなみに探した場所は、おもに道路のそば。
雑草の花が好きだ。生命力のかたまりだ。
これ、なんていう花なんだろう。
丸いナゾの花が咲いていた。
狂い咲きしていたツツジ。きみきみ、きみは5月あたりに咲く花だよ。
ああ春と言えば…。
女子高の昼ご飯。
一緒に食べる友達が作れなくて、屋上(ロックアウトされてた)の、踊り場で、ひとりで食べてた。
そのあと、友達は作れたのだけれど。
それまでは、すごく辛かった。
ああ、春といえば…。
確定申告。
今年は白色申告も帳簿をつけなきゃいけなくなって、大変だった。死ぬかと思った。
終わってホッとしている。こんなに面倒だったら青色にしたほうがいい気がする。
ああ春といえば…。
着るものに悩む季節。
私は二部学生だったんだけど、昼間出かけて、夜に寒くなるので、よく腰に上着を巻いていた。温度調節はむずかしい。
そういえば最近、腰に服巻いてる人っていないね。
ああ春といえば…。
新歓コンパの季節。
わたし、2年生からサークルに入ったので、チヤホヤしそびれた。やはり可愛いのは1年生。
1年生ってどうして可愛いんだろう。「変化する前」だからだろうか。
夏までにボーイフレンドを作ると激変する女の子が多かったから。
変化する前、が見ていてほほえましいんだ。
ここは季節になると桜の花の並木になる。
季節限定桜あんこですって。きっと甘い。
桜の花が付いてるけど、、、安!
菜の花のほろにがさを「おいしい」と思えるようになったのっていつからだろう。30代かなあ。
牛皿にビールで春セット。春っぽいか?
てんやも春スペシャル展開中。
ああ春といえば…。
バンドをクビになった時期。
一緒にやろうと言った人たちから急に連絡がなくなって、
結局私は卒業し、彼らは留年した時期。
すごくいい曲をかく人で、のちに有名アーティストに楽曲提供していた。
私は他の話を全て断って待っていたので、ずっと心にしこりがあった。
でも今思うと、私は歌姫なんかガラじゃない。
代々木公園へ
代々木公園に行ってみよう。他に春が見つかるかもしれない。
そう思って電車に乗った。
明治神宮の食堂のスペシャルメニュー。
さ、代々木公園だ。
チューリップが植えてある! そのうち咲くだろう。
売店のスーパードライが春仕様。
外人さんは半ソデ。
ああ春といえば…。
合格発表の時期。
私が若い頃は、携帯がなかったから、合否は家にしか届かなかった。
バイトから帰って、ぽてぽて歩いてたら、家の2階から、両親が手でマルを作っていて
満面の笑顔。
白鶴の「まるー」のCMみたいだった。
私が何時に帰ってくるのか分からないのに…。電車が着くたび、スタンバっていたのだろうか。
嬉しいというよりは、その光景にビックリして声が出なかった。
そんなに仲良い両親じゃないと思っていたから。
春、両親のマル、焼き付いた映像。
代々木公園で、5月にはバラが咲いている場所に行って見た。
どんなことになってるかと思って。
バラはかりこんであったけど。
キャー、オオイヌフグリだ!
白い花も咲いている。菜の花みたいな形の。
ミツが吸える花ですね、これ。
ああ春といえば…。
代々木公園のお花見。
女子トイレが混むので有名なのだが、私は90分待ったことがある。
90分て。発狂しそうだった。代々木公園でお花見する時はお酒飲みたくない。
もしくは1000円払ったらすぐトイレ行けるのであれば、1000円払いたい。
ああ春といえば…、
花粉。
2年前くらいまではしのげたけど、今年はすごい。顔の穴からいろんなものが出る。
くしゃみがひどいので、薬を飲んでしのいでいる。つらい。
しかし代々木公園の花……。
公園のほうが、日当りがいいから、町中の雑草よりも早く咲いているみたいだった。
ねるほどね。
クローバーもあった。四ツ葉を見つけたかった。
NHKの前の沈丁花も咲いていた。いいにおい。
渋谷へ
代々木公園から渋谷に行ってみることにした。
渋谷に春なんかあるのかしら。
うえこみにユキヤナギ。
春のタイまつり、、、。
店先にどーんと花を置く店。
渋谷は目がチカチカして、「春」の表記がほとんど見つからない。
町が記号だらけだから、「春」が負けてしまう。
雑草もなかなか生えていないし。
そうか、私が渋谷が苦手なのは、私の好きな雑草が生えてないからかもしれない。
有名な24時間居酒屋、山家に。
「桜咲きました」というディスプレイがあったので入ってみました。
菜の花ひたし!タケノコ刺身!
喜んで頼んだら「この時間には提供してない」とのこと。この店、24時間だから、時間ごとに、値段もメニューも変わるんです。がっくり。
しょうがなくタコブツを食う。
それにしても、カキ氷はじめたのか。季節先取りすぎ。
仕方ないので近くのの多古菊へ。
あった! 春メニュー!
菜の花のおひたし、
春野菜天ぷらを食しました。
5歳くらいの記憶。
土曜日の昼、食事前、窓を開けて、あたたかい空気を感じながら、「気持ちいいなあ」と思っていた。春の思い出。
あれを思い出すから春が好きだ。
身体全身が喜ぶ。生きてるって感じる。
夏も秋も冬も、そんなことあまり思わないのに、春だけ特別だ。
春がいちばん好きだ。
とりあえず桜を待っている今日この頃なのです。
花見する予定も何もないのだけれど。