特集 2015年1月21日

松本メーターマグネットで、なんでも松本メカにする

機械の体をもらった石の少女。
機械の体をもらった石の少女。
銀河鉄道999やキャプテン・ハーロックで有名な松本零士さんが描くメカをご存じだろうか。なんだかわからないメーター類が所狭しと並べられていて、意味はよくわからないけどやたら格好良いのだ。通称松本メーターとか松本メカという。

銀河鉄道99は子供の頃よく見てたし、奇しくも僕も松本さんだし、KeijiとReijiは字面的に似ているので勝手に親近感を抱いていた。

という事で(?)、なんでも松本メカにするマグネットシールを作ってみた。
あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。

1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー)

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> 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内

まずは製作編から

テレビと違ってネットの記事なので、まずは準備編から丁寧に書く。ほら、きっと同じようにやってみたい人もいるだろうし。最初は銀河鉄道999の動画を見ながらメーターがどういう絵になっているかをスケッチした。
動画を見ながらメーターのスケッチを描く。しかしまー、散らかった机ですな。
動画を見ながらメーターのスケッチを描く。しかしまー、散らかった机ですな。

よくわからない線たち

アニメの中の松本メーターを観察すると、よくわからない線で構成されていることがわかった。
なんかわからないけど、それっぽいメーターをスケッチ。
なんかわからないけど、それっぽいメーターをスケッチ。
スケッチを元にパソコンで印刷用のデータを作る。それをプリンタでマグネットシートに印刷すれば完成だ。
色んな大きさのメーターを作った。
色んな大きさのメーターを作った。
マグネットシートはビックカメラで売られてた。薄めの光沢用紙で3枚900円くらい。ふつうに家庭用のプリンターで印刷出来る。便利だなぁ。
隙間がもったいなくて猫を入れてみた。
隙間がもったいなくて猫を入れてみた。
出来たのがこれ。色違いのメーターもいくつか入れた。
これをハサミで切り抜く。
これをハサミで切り抜く。
ジャジャジャジャーン、松本メーターマグネットー(かん高い方のドラえもん声で)。
綺麗に切り抜くの結構大変でした。
綺麗に切り抜くの結構大変でした。
これを、マグネットシールといえばここ、冷蔵庫に貼ってみます。
既にとっちらかってる我が家の冷蔵庫。
既にとっちらかってる我が家の冷蔵庫。
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もう21世紀なんだから、冷蔵庫だってこれくらい松本メカでもいいと思う。
もう21世紀なんだから、冷蔵庫だってこれくらい松本メカでもいいと思う。
なかなかに松本メカになったんじゃないだろうか(という事にしてください)。光の海へ飛び立ちそうなメーター具合だ。

でもって正面に集中して貼るとこんな具合。
きっと温度とか中身の鮮度とかが表示されてるんじゃないかと思う。あとは重力変化とかニュートリノとかそういうの。
きっと温度とか中身の鮮度とかが表示されてるんじゃないかと思う。あとは重力変化とかニュートリノとかそういうの。
適当に貼るんじゃなくて、そこそこ対称性とか気にするといい感じになるね。

電子レンジにも貼ってみた。
メニューをセットすると謎のタンパク質からハンバーグとかを合成してくれるやつだ。
メニューをセットすると謎のタンパク質からハンバーグとかを合成してくれるやつだ。
わりと楽しい。

天気もいいので外に出て片っ端から松本メカにすることにした。とりあえず足である自転車に貼ったら銀河自転車になった。
こういう自転車、過去に見た覚えがある。
こういう自転車、過去に見た覚えがある。
1980年代は、こんな雰囲気でライトが2つあって10段変速付き、みたいなノリの自転車が流行った記憶がある。

バカでかいラジカセも、必要あんの?って感じのメーターがいくつもくっついていた。

それから、妙に変形したり無駄な装飾が多い筆箱も流行った覚えがあり、過去、日本人はそういう無駄なデザインが好きだったのだ。

松本メーターにはそういう郷愁があるのだ。多分20代未満と60代以上の世代にはわからない様な気がするけど。
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早速すべてを松本メカに

公園に行ったら格好良い箱があった。小さな窓からのぞく計器が素敵だ。
モノリス。
モノリス。
これに松本メーターを貼ったらさぞかし格好いいだろう。貼ってみた。
しゃべりそう。仕事の不満とか言いそうだ。
しゃべりそう。仕事の不満とか言いそうだ。
近くにもっと大きいのがあったので更にベタベタ貼ってみた。
この時点で左側のパネルが格好良い。
この時点で左側のパネルが格好良い。
右のスペースが寂しいので松本メーターを貼ってみた。
たぶん波動エンジンの制御とかしてるやつ。
たぶん波動エンジンの制御とかしてるやつ。
次はなにかのロッカー。多分掃除用具とか入ってるやつ(教室の隅にある場合は、やんちゃなカップルが入り込んで出てこないやつ)。
入りたい。
入りたい。
なにげない日常に出現する松本メカ。
これが僕ら昭和の落とし子が思い描いた2015年だ。
これが僕ら昭和の落とし子が思い描いた2015年だ。
そしてポストも松本メカ化。集配の時間を見て、この隙に!と思って急いでやった。
JPバンザイ!いつもお世話になってます!
JPバンザイ!いつもお世話になってます!
ポストには既に色々貼られていたので、空いてるスペースにメーターを貼ってみた。この、雑多と同居するメカメカしさがいいだろう。
ポストがメカになると、投函されたハガキをスキャンして瞬時に相手に届ける様になる(それ電子メールや)。
ポストがメカになると、投函されたハガキをスキャンして瞬時に相手に届ける様になる(それ電子メールや)。
こんな感じでどんどん進みます。
街灯もメカに。
街灯もメカに。
アリだと思います。見守るね、前を通る人を。
アリだと思います。見守るね、前を通る人を。
街灯その2。
錆びた感じがまたいい。好きだー!
錆びた感じがまたいい。好きだー!
メーターを貼ってみた。もっと好きだー!
メーターを貼ってみた。もっと好きだー!
考えるな、感じるんだ(メカを)。
考えるな、感じるんだ(メカを)。
そして今や懐かしい公衆電話。先日、使おうとしたら使い方を忘れてて笑った(テレカを入れるタイミングがわからなかった)。
Skypeがある時代に公衆電話で国際電話掛ける人なんかいるの?
Skypeがある時代に公衆電話で国際電話掛ける人なんかいるの?
公衆電話が放つ昭和感ってすごい。で、これにマグネットを貼ってみると、なお昭和である。
謎の昭和感出た。
謎の昭和感出た。
写真を見て、なんかちょっと足らないなーって感じがして、あ、光ってる感じ?って思ったのでPhotoShopで光らせてみた。
これか。
これか。
今更だけど蓄光塗料とか使ってみるといいのかもしんない。

さて、ここまではわりとメカっぽいものにメーターを貼ってきた。次はコマを一つ進めてみたい。
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たぶんゴミ箱。
たぶんゴミ箱。
ゴミ箱があった。R2D2みたいな形で可愛い。これにメーターをのせてみると。
見た事ある。
見た事ある。
どこで、と聞かれると困るのだが、こういうロボを見た覚えがある。宇宙戦艦ヤマトかスターウォーズか、そういうSF的ななにかで見たはずなのだ。

もう人工物でなくてもいいんじゃないか

ユビキタスである。マシンが遍在する世界にこそ松本メーターはふさわしい。
岩に見えて実はメカ。
岩に見えて実はメカ。
かっこいい。機械っぽい機械にメーターが付いてるのよりもいい。意味不明感が増したのが良いんだろうか。
庭に欲しい(まずは庭が欲しい)。
庭に欲しい(まずは庭が欲しい)。
そして1ページ目冒頭で出てきた石の少女。
よく通る道にあるので、僕の記事ではたびたび餌食になる。これとか。
よく通る道にあるので、僕の記事ではたびたび餌食になる。これとか
石なのでマグネットは付かないが、都合がいいことに顔が上を向いてるので目にメーターを乗せてみた。
惑星メーテルで機械の体をもらったのよ。
惑星メーテルで機械の体をもらったのよ。
でもなんか違う。たしか機械伯爵(なんつー名前だ)は顔の真ん中にメーターが付いてたはずだ。
これだ。
これだ。
でも、このメーターを読むのは誰なんだろう?(多分自分じゃ見られない)

木のウロにメーターをはめ込んでみたら木もメカになった。サイバーパンクですなぁ。
時代で言えば25世紀くらいだろうか。
時代で言えば25世紀くらいだろうか。
そして猫も機械の体になるのだ。もうカリカリを食べなくてもいいしトイレに行く必要もない(飼うの楽)。
機械の体になりましたにゃ。
機械の体になりましたにゃ。
でもどうやら気に入らなかったようだ。
て、鉄郎!
て、鉄郎!
ところで、マグネットシールを印刷する時に、もったいないからって隙間に詰め込んだ猫を切り出してマグネットシールにしてみた(ものすごく面倒だった)。
量産型うちの猫。
量産型うちの猫。
冷蔵庫に貼ってみたらなにかの儀式か猫集会みたいになった。
猫魔方陣である。
猫魔方陣である。
撮影に使ったマグネットは、結局冷蔵庫に落ち着いた。
妻にはたいへん評判が悪い。
妻にはたいへん評判が悪い。
おしまいです。

ロマンなんすよ

僕ら昭和生まれの男の子はこういうメーターに弱い。三つ子の魂百までってやつで、多分一生こういうのが好きなんだろうと思う。

Appleがフラットデザインを流行らせたって、こういうメカメカしいメカに心惹かれてしまうのだ。

以上、少年の日々にはさらば出来なかった大人の話。と、いうようにして今、万感の思いをこめて、記事が終わる。
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