おしい、6勝1敗の一週間でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週、予報が唯一はずれたのが、土曜(17日)。 午後のにわか雨が、当てきれなかった。
冷たい北風が強まる直前に、関東のあちこちで雨雲が出てくるのは分かっていたが、神奈川・千葉といった南の地域がメインだと考えていた。 それが、もう少し北から発生。都内にもかかってハズレに。
降ったのは5~10分ほど。 ハズレというには厳しい気もするが、今回はとにかく謝りたい気分。
謝らないといけない、あまりにもひどいハズレが先週ありまして…。
先週は6勝の好成績。でも、謝らなくてはいけないことがございます。
先週、暖かくなると言ってた記事はこちらです
先週の記事では、14日(水)~15日(木)頃は気温が上昇して、東京や鹿児島で15℃超えの可能性もと書いた。
結果は、上昇どころか下降…。 東京は15日(木)の気温がお昼で4℃台の寒さ。 「きょう寒いね」という言葉が、冷えた肌にピリピリ刺さった。
なんで、15℃なんて言ったんだろう。俺のバカ。
狂わせたのは、本州の南を通る「南岸低気圧」。 北から寒気を引きずり込んで、関東など太平洋側に大雪を降らせることもある。
今回も、甲信地方などは一部で大雪に。 こいつが現れることが、読み切れてなかった。 いちおう鹿児島は、15℃を超えたんですが…はい、負け犬の遠吠えです。
気温に合わせて、評価も下降した気がする一週間。
今週は、フィリピンの台風が関東の雪か雨かを決める?
また今週も、水曜~木曜に低気圧が来る。 今の時期、降るのが雪か雨か悩ましいことが多いが、今回は悩まない。
平野部では、雨のほうが圧倒的に可能性が高い。
悩みを解消してくれているのが、今年の台風1号。 フィリピンに上陸して、きょう19日に熱帯低気圧にランクダウンしたが、崩れたあとも、亡霊のように熱帯の空気の塊として北へ北へとやってくる。
台風1号、崩れたあとも、熱帯の空気だけは北へ来る。
ちょうど低気圧がやってくる水曜~木曜頃に日本の南に。
熱帯の空気がそのまま日本に来るわけではないが、南からグイグイと暖かい空気を押し上げる役割をする。
水~木曜に低気圧が通過。太平洋側で雪でもおかしくないパターンだが、今回の気温の高さは雨で大丈夫なはず。
関東~九州の平野部だと、上空の気温がこの時期にしては高くなって、雪がとけて雨として落ちてくるはず。
結果は来週!
今週の格言
『冬の台風は、遠く南から日本の天気を操る』
「先週、済州島の風下でカルマン渦による雲が観測されたというニュースがありましたね。そのカルマン渦の時ってどんなお天気になるんでしょうか?」
北風が済州島にぶつかって流れが乱れることで、島の風下にできるんですね。この日は、屋久島の風下でも、できていました。
カルマン渦が発生するのは、冬型の気圧配置で、大陸から冷たい北風が吹いてきている時です。ですので、全国的に寒くなっていますし、日本海側は広く雪や雨、太平洋側は晴れていることが多いですね。
じゃ、カルマン渦の雲の下の天気は?
北から渦の雲が次々に流れてきますから、曇ったり、一時的に雪や雨が降ったり、晴れ間が出たり、コロコロ変わるでしょうね。
ちなみに、カルマン渦の雲が出ると、天気コーナーでしゃべりたくて仕方ないと、ウズウズする気象予報士がいます。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「質問コーナーにヒントが…」です。
解答はこちらから↓