特集 2014年12月3日

朝うどんのすすめ

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最近、出勤前にうどんを食べに行くことにハマっている。これが楽しくていいことづくめなので是非ともおすすめしたい。
1983年三重県生まれ、大阪在住の司法書士。
手土産を持参する際は消費期限当日の赤福で受け取る側に過度のプレッシャーを与える。

前の記事:1キログラムは何キログラムなのか

> 個人サイト owariyoshiaki.com

朝うどんが熱い

静岡では朝から営業しているラーメン屋さんが多く、朝からラーメンを食べる「朝ラー」という文化があるらしい。それに対して、大阪では朝から営業を始めているうどん屋さんが出てきていて、朝うどんが熱いのだ(個人的に)。
藤枝市民、朝からこんな濃そうなの食べてるのかよ。(「営業時間の短いラーメン屋で朝昼晩」より)
藤枝市民、朝からこんな濃そうなの食べてるのかよ。(「営業時間の短いラーメン屋で朝昼晩」より)
朝うどん、たまたま早く目覚めてしまった時に行ってみたのだが、凄く良かった。もう凄くいいコトづくめだったのでお知らせしたい次第なのである。

おいしい

まずはじめのおすすめポイントは、美味しい。ということ。すごくバカっぽいのだが、うどんは美味しいのである。
朝うどん。ほら、美味そう。
朝うどん。ほら、美味そう。
いや、すごくバカっぽいが、違う。朝からうどんと言っても駅の立ち食いみたいな感じではなく、きちんと美味しいうどん屋さんが朝から営業を始めていて、美味しいうどん屋さんが美味しいのだ(やはりバカっぽい)。
朝定食やってます。というのぼりがはためく。
朝定食やってます。というのぼりがはためく。
初めて朝うどんをキメたのはこちらのお店。朝定食やってますというのぼりを見て何の気なしに入ってみた。
かけうどんと鶏飯がセットの朝定食350円。炭水化物しかなくて最高。ちなみに定価がかけうどん200円、鶏飯150円。朝定食とは。
かけうどんと鶏飯がセットの朝定食350円。炭水化物しかなくて最高。ちなみに定価がかけうどん200円、鶏飯150円。朝定食とは。
入ってみたらセルフのうどん屋さん。なのになぜかコース料理の写真が貼ってあって「こんなのもあるんですか?」と聞いたらお店のおばちゃんが

「これは、本店の日本料理屋さんの写真ですねん。(料理中の男の人を指して)何の因果か、今はうどん茹でてはりますけどね、この人も板前さんなんですよ!」

と、教えてくれた。本人が聞こえる所で「何の因果か」っておばちゃん力強い。食べてみると流石に出汁が美味い。スッキリとして雑味がなく香り高い。料亭のお出汁ですよ、これは。
夜に来た際に食べたぶっかけうどんと天ぷら。天ぷらの揚げ具合が流石の日本料理のそれ。
夜に来た際に食べたぶっかけうどんと天ぷら。天ぷらの揚げ具合が流石の日本料理のそれ。
天ぷらなんて衣の揚がり具合が絶妙でカリッカリで軽くて美味い。料亭で食べたらいくらなのかわからないがここでは1個80円から。スーパーのお惣菜レベルの価格で懐石料理の天ぷらである。

おなかがいっぱいになると、良い

朝うどんのおすすめポイントの2つ目はおなかがいっぱいになると、良い。ということだ。バカじゃない、バカじゃないぞ、俺は。朝ごはんを食べた方がいい、というのは分かっているのだが朝からだと中々食欲がわかない。が、うどんとなると話は別である。
別の朝うどん屋さん。何やらメニューがたくさんあって楽しい。かけうどんが180円とか、カレーうどん280円なのもすごい。
別の朝うどん屋さん。何やらメニューがたくさんあって楽しい。かけうどんが180円とか、カレーうどん280円なのもすごい。
お出汁の香りが食欲を呼び起こし、朝からでもスルスルと食べられる。寒い朝の温かいお出汁なんて最高だ。二日酔いの朝でもうどんのお出汁で生き返るし、胃にやさしいのもポイントが高い。
かけうどん、ひじきの煮物、冷奴、生卵、ご飯で390円の朝定食。
かけうどん、ひじきの煮物、冷奴、生卵、ご飯で390円の朝定食。
朝から営業しているうどん屋さんの多くで朝定食を出していて、それが大体うどんとご飯の組み合わせで炭水化物ばかりなのがとても良い。

朝ガッツリと炭水化物を食べるとモリモリするし、そのモリモリ力(もりもりりき)を活かしてお昼ごはんを軽めにするとお昼から眠くならないのがまた最高である。仕事の生産性を高めたければ朝うどんだ。

朝家を出るのが苦じゃない。

仕事の生産性を高めて日本を救う朝うどん、更にいいところがある。朝、家をでるのが苦じゃなくなるのだ。
仕事の生産性を高めて日本を救う朝うどん、更にいいところがある。朝、家をでるのが苦じゃなくなるのだ。
仕事の生産性を高めて日本を救う朝うどん、更にいいところがある。朝、家をでるのが苦じゃなくなるのだ。
朝うどんは出勤前にキメるもの。家を出るのはうどんを食べるために出るのである。ならば喜んで出られるであろう。そして一旦出たらこっちのもの。スムーズに出勤へとつなげることが出来るのである。
全粒粉のうどんなんだって。見た目からは想像しづらいモチモチした食感。
全粒粉のうどんなんだって。見た目からは想像しづらいモチモチした食感。
エクストリーム出社という、朝おもいっきり遊んでから出勤する人々が話題になったことがあったがそれに近い。うどんを食べに行く、ついでに出勤する。これならば月曜日も怖くない。

どうだろうか、朝うどんをキメたくなってきたのでは無いだろうか。さて実際に朝うどんをやってみよう。
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朝うどんの朝は早い

朝うどん師の朝は早い。世も明けきらぬうちから活動を始める。
朝うどん師の朝は早い。世も明けきらぬうちから活動を始める。
朝うどん師の朝は早い。世も明けきらぬうちから活動を始める。
仕事に遅刻しないようにタイムスケジュールを組まなければならないので実際は前日の夜などから行動予定を立てている。これも朝うどんのためである。
朝といえば市場。
朝といえば市場。
朝早くから電車に乗ってやってきたのは市場。普通のうどん屋さんが朝食も。という感じではなく市場に仕入れに来た人をターゲットに営業する超朝早くからやっているうどん屋さんを目指してきた。
市場カーに夢中。
市場カーに夢中。
一般人も入っていいが、ガチの市場なので市場カー(この乗り物のことを勝手にそう呼んでいる)が走り回っており注意が必要。うどんを目指しているが市場の見学感が楽しくてしょうがない。

夢か現か、市場のうどん屋

市場に魅了されながらもたどり着いたうどん屋さん。なんと早朝にもかかわらず行列が出来ている。朝うどん、すでに大人気である。
お世話になっております、朝うどんの尾張です。
お世話になっております、朝うどんの尾張です。
朝一からスーツでうどん屋にいくとうどん屋さんの取引先とかっぽいが朝ごはんである。どうも、お世話になっております(胃袋が)。
出てくるお茶がジョッキサイズで「ガチ」感にテンション上がる。
出てくるお茶がジョッキサイズで「ガチ」感にテンション上がる。
行列に並び、しばらく待って入店する。まず出されるお茶のサイズに、ここは「ガッツリいく」ところだぞ。というメッセージを感じて意気上がる。市場に来ている男たちの力の源、ガッツリ感も遊びではない。

熟考を重ねた末に、注文したのは肉カレーうどん(エビフライ一本付き)。真っ向勝負といこうではないかという選択。
ちょっとした沼。
ちょっとした沼。
現れたカレーうどんはちょっとした洗面器くらいあるサイズの器になみなみと入っている。器のサイズのせいで大きさの感覚が狂っているが、エビフライも名古屋城のしゃちほこくらいの大きさはゆうにある。後ろの取り皿とかレンゲとの遠近感がオカシイ。
うわぁー。
うわぁー。
これが大きさだけでなくきっちり美味い。熱々のルーの中でもコシを失わずモッチモチ粘る麺にダシの効いたカレーつゆ。

そして肉の量がすごいんですけど。肉が出るわ出るわ、和食レストランのしゃぶしゃぶ定食2食分位の量がある。お肉のバランス考えながら食べなきゃ。って考えていたら逆に最後肉ばっかり余っちゃった。完全に常識を超えてくる。
食べても食べてもなくならない肉。
食べても食べてもなくならない肉。
肉もうどんも食べても食べてもなくならない。朝からみんながみんなこの量を食べている。市場で一仕事終わった人や朝帰りの若者、観光客など多様な人々が朝も早くからメチャモリモリしていて全然朝だと思えないし、どこだよここ。って感じになる。

夢か幻のようなうどん屋さん店内で、あまりの量に朦朧としながら食べ続けなんとか完食。この日一日ずっとお腹いっぱいで満足感が非常に高い。
うなぎの照りがヤバい。
うなぎの照りがヤバい。
そして市場をウロウロと見て回る。仕事がなければ何か買って行きたかったが後ろ髪引かれる思いで出勤。普段の一日が朝うどんによって非常に内容の濃い始まりとなった。やはり、朝うどんは良い。
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空振りのダメージが半端じゃない朝うどん

早起きして来ただぜ。
早起きして来ただぜ。
いいことづくめの朝うどんだが、デメリットもある。早起きしてまで行ったうどん屋さんがやっていなかった時のダメージが尋常ではない。この日も早起きしたのだが。
や、やってない!!!
や、やってない!!!
まさかの朝営業だけやっていなかった。写真を撮ってから営業していないのを知ったのだがカメラの設定が何かおかしくてこんな写真になっており、ニコンの技術は心情も察してくれるのかと驚いた。

ホームページを見てから来たのだが、ホームページ記載の営業時間と店頭に書いてある営業時間が違って辛みが止まらない。
飲んでやる!!
飲んでやる!!
もうこうなったら、ヤケだ!と、ビールを買ってきて飲んでやった。

実は仕事お休みの日です

朝うどん空振りで飲酒、出勤前が基本の朝うどんでは最大のタブーである。が、実はこの日はお仕事がお休みの日。日曜日なのだ。
曜日がずれてたのでいつもの癖で月曜日にしたけれど実は日曜。朝スーツ着ることの感覚よ。
曜日がずれてたのでいつもの癖で月曜日にしたけれど実は日曜。朝スーツ着ることの感覚よ。
朝うどんをキメたら、出勤もスムーズ。と書いたが、実は朝うどん食べたら「このままどっか行きてぇ~」という感情が爆発しそうになる。

なのでお休みの日にいつもの出勤時と同じ行動をした上で朝うどんをキメて、更に自由に行動してしまおう!と考えたのである(うどん屋さんやってなかったけど)。

お休み感がなくてすごい

さて、この日はお休みなのだ。何をしてもよい。何をするか。逆にいつものように出勤してみようか。
あっ、仕事だ。この画像見ただけでも俺は仕事だ。って思う。
あっ、仕事だ。この画像見ただけでも俺は仕事だ。って思う。
休みだけれど逆に出勤経路を取ることによって自由を感じる。ハズだった…。なのに、スーツを着て仕事用のカバンを持っていたら仕事モードになってしまう。職場の駅に降りた時なんて、出勤時に襲ってくるダル重い感じになってビックリした。

休みという現実を超えて自らを支配する慣れや刷り込みってすごい。

カラを破ると溢れだしてきたもの

ダメだ、このままでは。このままでは貴重なお休みがよくわからないけどパッとしない感じで終わってしまう。なんとか、なんとかしなければ。
外の朝日が最高のスパイス。
外の朝日が最高のスパイス。
一度仕事を振りきってカラを破らなければ。そう思って、職場近くの吉野家に入って牛皿とビールを注文した。ヤバい、ヤバい。めっちゃ悪いことしてる気がする。なにこれなにこれ。
休みの日に吉野家で朝からビール飲むのは自由だよ(言い聞かせている)。
休みの日に吉野家で朝からビール飲むのは自由だよ(言い聞かせている)。
ビール、美味い。マジ美味い。いつもとあまり変わらぬ出勤をしながら着いたのは吉野家で、ビールを飲んでいる。窓から見える通勤路が眩しい。

学校をズル休みして見る午前中の再放送のドラマの面白さと同じ種類の悦び。ちょっと悪いことしてる後ろめたさが小さな悦びを増幅させる。このビールは背徳の味がする(悪いことはしてないのに!)。

楽しいな職場周り

吉野家でビールを飲んでからはタガが外れた様に、周りの景色が違って見えた。仕事でしか降りたことのない駅、来たことのない場所であった土地の新たな一面が垣間見れたような気がする。
来てみたかったんだよな。
来てみたかったんだよな。
それから、来てみたかったが仕事との兼ね合いで来られなかった川端康成文学館にやってきた。近くにありながらも遠かったので単純にうれしい。
こっち見んな。
こっち見んな。
文学館では川端康成の生い立ちなどが紹介され、近くにあった生家の模型などもあって面白い。しかも書斎を再現した所で執筆体験まで出来るという充実具合。
名文が書けてしまったので、ノーベル文学賞を取ろうと思います。
名文が書けてしまったので、ノーベル文学賞を取ろうと思います。
予想以上のいたれりつくせりさに大満足。これてよかった。
予想以上のいたれりつくせりさに大満足。これてよかった。
予想以上のいたれりつくせりさに大満足。これてよかった。
そして友人オススメのドーナツ屋さんに行って帰る。仕事としか関連付けられていなかった土地の新たな表情を見ることが出来、これからの接し方も変わりそうな予感がする。道中よくわからなかったけれど、この日の行動も間違いではなかったのかもしれない。

でも、家帰った瞬間「あーっサイッコー。家最高!休み最高!」って叫んだので、やっぱり休みは家で休むのが最高な気もする。

ということで、仕事感高めて職場の近くで明るい時間にお酒を飲むとゾクゾクする感じがたまらないよ。という一生に一回くらいしか使えないライフハックをお届けいたしました。どうぞみなさんも試してみてはいかがでしょうか。
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