ダーウィン召喚
ダーウィンが実際に来たら怖いことを証明するためには、まずこの世にダーウィンを呼び出さなければならない。
ダーウィンも出てきたそうな顔でこちらを見てる。
現代は3DプリンタとかVRとかいろいろ高度な技術があって、そういうのを使えば仮想的にも実体化できるのかもしれない。
でもそういうのは高度すぎてちっとも理解できないので、パネルでなんとかしようと思う。
まずダーウィンを印刷する。でも上半身しかない。
下半身は自分でそれらしい格好をして撮った。
その結果としての、スリッパ履いてるダーウィン。
下半身を自分に入れ替えたことにより、やや時代錯誤が生じてしまったが、 おおむね自然な感じで全身が出来た。
あとは分割プリントしてパネルに貼り付ければいい。
ダーウィンパズル。
だいたい真っ黒。
思いのほかダーウィンだ。
ダーウィンの身長はだいたい185cmに設定した。
理由は、ダーウィンの身長は調べても分からなかったのだが、父親のロバート・ダーウィンの身長だけがWikipediaに188cmとなぜか記述があったためなのと、あとA3サイズちょうど10枚に収まるためそれぐらいの身長になった。
ダーウィンを2次元から3次元に召喚する。
ダーウィンが出た!
「コンバンハ、ダーウィンデス」
どう考えてもそんな軽い挨拶とかしなさそうな怖さだ。 どんなに偉人だと分かっていても、この人が家に来たら怖い。スリッパ履いてるし。
偉大なダーウィン先生に大変失礼なことを言っているのは重々承知ですが、 この後ずっとそういうことを言い続けてしまいます。すみません。
ダーウィンが次々来る
実際にダーウィンが来たら怖いのか、様々なシチュエーションでダーウィンに来てもらい確かめたい。
え、誰?
ひょっとして・・・ダーウィン?
ダーウィンが不法侵入して来た!
怖い。普通に不法侵入されて来ても怖いが、こんな黒服のおじいさんが侵入してきたら数倍怖い。
そしてここからはこんなのがずっと続きます。
今度は普通にダーウィンが訪問しに来た!
「ドウモコンバンハー」
ダーウィンが手土産持参で来た!
中身は翌日捨てるつもりの空き缶。
手土産を持ってきた風な写真を撮るために、手近にあった空き缶入れた袋を持たせたら、空き缶回収してるおじさんになってしまって申し訳ない。
ダーウィンが来たり来なかったり
ダーウィンだっていつも来るわけじゃなくて、たまには待ち合わせすることだってあるだろう。
ダーウィンが待ってる。
来なくても怖い。
来てもやっぱり怖い。
来ても怖いし待ってても怖い。ダーウィンには隙がない。
ダーウィンがリフトアップされて来た!
ダーウィンがお持ち帰りされた!
ダーウィンが実際来ると怖かった。
とはいえ今回物言わぬパネルだったから余計不気味に感じたところもある。 人間のダーウィンはきっと気さくな感じで、手作りのホームパイとか手土産にもってきてくれるだろう。
イギリス人だからジョークも言うし、帽子を回して「くるりんぱ」とかもやってくれるかもしれない。そう思うと怖くない。
恐怖心とは己の弱さ。 そんな大切なことをダーウィンは時代を超えて伝えたかったのかもしれない。