特集 2014年8月18日

効率的に脱獄したい

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「昭和の脱獄王」と呼ばれた、白鳥由栄という人がいる。彼は脱獄の常習犯だったため、収監時に特製の頑丈な手錠をかけられていた。

「脱獄」といわれて思い浮かべるのは、スプーンでトンネルを掘ったり、こっそりヤスリを差し入れてもらい鉄格子を擦り切るような方法である。しかし手錠をかけられた白鳥は、そうした手を使った小細工が不可能な状態だ。

では彼はどうやって脱獄したか。手錠と視察口の鉄格子に毎日毎日根気よく味噌汁を吹き付け、サビさせたのである。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。

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その根気がすごい

鉄格子がサビるまで何日かかっただろうか。アイデアもすごいけど、根気もすごい。全く恐れ入る。

全く恐れ入るのはたしかなのだが、ただ、僕は、なんというか、効率マニアなのだ。もっと効率的に脱獄することはできないだろうか。

機械の力で脱獄したい

そういうわけで今回は、放っておくだけで自動的に脱獄できる機械を作ります。
味噌汁といえばポンプ
味噌汁といえばポンプ
今回のキモはこのポンプ。熱帯魚の水槽の水替えにつかうものだ。
右下の先から吸い込んで、すぐ横にある上向きの口から吹き出す
右下の先から吸い込んで、すぐ横にある上向きの口から吹き出す
味噌汁を口で吹き付けてしまうとその効果は1回きりだが、ポンプで循環させれば何度も鉄格子にかけることができる。さらにこのポンプは電動なので、手錠をかけられていても安心だ。
石油、灯油に使用するなとは書いてあるが味噌汁に使うなとは書いてない。
石油、灯油に使用するなとは書いてあるが味噌汁に使うなとは書いてない。
味噌汁に使うなとは書いてないが、熱帯魚水槽専用だから他の用途には使うなとは書いてある。悪用を見越しての注意書きあろうか。ちょうど脱獄のような。
水で試してみると予想以上のパワー
水で試してみると予想以上のパワー
暴力的な勢いで味噌汁が噴射されることがわかった。この量の味噌汁を浴び続けては、人間なら高血圧まっしぐら。鉄格子だってひとたまりもなかろう。

このポンプを使って、こういうものを作ろうと思う。
絵がうまいヘタよりも伝えようとする気持ちが重要
絵がうまいヘタよりも伝えようとする気持ちが重要
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