観覧車の15分
観覧車と言えば、例外もあると思うが、多くはカップルや子供がいる家族が乗り楽しむものだ。眺めと誰からも邪魔されない空間は、素晴らしき思い出になること間違いなしだろう。
観覧車はカップルに人気!
そんな観覧車の一周は15分ほど。カップルや家族連れならばあっという間かもしれない。
しかし15分をそんなにのほほんと過ごしていいのだろうか。生き馬の目を抜くような時代だ。たとえ観覧車の15分とてムダにはできない。
その15分で女性になってみようと思います
男性が女性になる
私はその15分という時間の大切さを諸君に気がついて欲しいと思っている。その15分で世界を変えることだってできるかもしれないのだ。
そこで男性の状態で観覧車に乗り込み、女性となって観覧車から降りてこようと思う。
男である私が観覧車の一周で女性になります!
15分でそれができるのか分からないけれど、ザ・濃い顔の私が女性となって降りてくれば、その15分は有意義だったと言えるのではないだろうか。
諸君がキラキラの時間を過ごす観覧車の15分は男が女性になるのに十分な時間かもしれない。それを知っていただきたい。
ということで、観覧車に乗り込みます!
女性になる
自分でゼロからお化粧をするのは今回が初めてだ。お化粧には時間がかかると聞く。奥さんのお化粧が遅くて、なんて話も珍しくない。
そう考えると15分で男から女性になるのは難しいのではないかと思うが、一心不乱にお化粧をする。タイムイズマネーなのだ。
ファンデーションを塗る
遠い日の母のお化粧を思い出しながらお化粧をする。外を見る暇はない。美しき女性となってキラキラとした午後を過ごすのだ。
目的が変わって来ている。そんな心変わりも15分という時間はもたらしてくれるのだ。
マスカラを塗る
まつ毛を太くするべくマスカラを塗る。かわいいはきっとマスカラから始まるのだ。
ただしマスカラを塗る時の顔はかわいいからは随分と遠い。口元が森の賢者のようになっている。オラウータンのことである。
オラウータンは群れを作らず単独行動するらしいが、その当たりが独身の私とかぶる。独身男性のお化粧とはオラウータンのことかもしれない。
眉毛を描く(もともと濃いのに)
観覧車にカップルで乗れば、彼女の方は眺望と彼の顔を見ている時間がそのほとんどを占めるだろう。ムダに天井を見ていたりはしないと思う。
奇跡的にも女性になろうと観覧車内でお化粧をする私とほぼ同じ状態だ。チラチラとどの辺りまできたかな、と外を見て、残りのほとんどの時間は男の顔を見ている。鏡を通しての自分の顔だ。
ただそこにある顔はどんどんと女性へと近づいている。惚れるなよ。
口紅を塗る
撮影時は冬だったので寒風で荒れた私の唇がプルプルの唇へと変化を遂げる。
テキーラを5杯くらい飲んだ状態の男の前に立てばキスしたくなるような唇になったのではないだろうか。
赤く血色のよい健康的な唇だ。お化粧パワーである。
つけまつ毛も、
つける
マスカラを塗ったけれど、せっかくなのでつけまつ毛も付けた。まつ毛は長い方がよりかわいくなるのではないだろうか。
男性として乗った観覧車だけれど、順調に女性へと近づいている。女性への階段は観覧車から始まるのだ。私がキラキラし始めている。
スカートもはく
余裕がある
女性になりました
化粧をして、スカートもはいた。でも、まだ観覧車の終わりはこない。男性から女性は観覧車ではおつりが来るのだ。
男性が女性になるのは実は簡単なのだ。自分で言うのも何だが、なかなか美しくなったと思う。
女性となって降りてきました!
諸君が観覧車でのキラキラの15分を楽しむ間に、男性であった私はキラキラの女性となった。観覧車の15分は男性を女性にすることだってできるのだ。
それは見かけだけではない。上の写真を見てほしい。私が内股になっている。意識したわけではない。後で写真を確認したらそうなっていたのだ。
15分も男性の顔を見続けた成果だろうか。乙女心が芽生えたのだ。観覧車の15分は男性に女性という魔法をかけてくれるのだ。
ビッフォー
アフター
女性になれる
時間の大切さを伝えたくてこのような記事を書いた。観覧車をのほほんと楽しむ間に、私は男性から女性になることに成功している。
時間を大切にしている私だからできたことだ。人生の差はこのように生まれるのだ。
だって観覧車を楽しむ多くの人々は乗る前と後で変化はないだろう。しかし、私は変化している。これが人生の差なのだ。