特集 2014年6月19日

無料で丼が食べられるイベントに行く

丼物は美味しいのです!
丼物は美味しいのです!
カツ丼や親子丼などの「丼物」。誰もが好きな食べ物ではないだろうか。お米文化が強い日本に生まれてよかったと心から思う瞬間である。

そんな丼文化を世界に発信する団体が最近、発足した。「全国丼連盟」。その発足イベントで丼を50杯準備したので食べませんか、とお誘いを受けた。ぜひ食べに行こうと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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ずっと丼が熱い!

丼物はとても幅広い食べ物である。牛丼のような安いものもあれば、海鮮丼のように高い丼もある。基本的にご飯に乗せれば何でも丼になる、という点も手軽であり、評価するべきところだ。
これは唐揚げを乗せた唐揚げ丼
これは唐揚げを乗せた唐揚げ丼
ご当地丼も存在する。佐賀県には、ご飯にサラダと肉を乗せた「シシリアンライス」があり、岡山にはカツ丼ではあるが、卵ではとじずデミグラスソースのかかった「デミカツ丼」がある。全国各地に様々な丼物があるのだ。
デミカツ丼
デミカツ丼
そんな素晴らしき「丼」を世界にも発信しようと発足した団体が「一般社団法人全国丼連盟」である。できたばかりの団体で、先日、発足パーティーが行われた。私は丼が好きだが、食べるのが好きなわけで、団体には興味がない。ただタダで丼を食べられる、と言われボールを追いかける犬のように、そのパーティーに出かけた。
ということで、発足イベントにやってきました!
ということで、発足イベントにやってきました!

私の丼観

丼のイベントだから、と私は少し軽く見ていた。財界のイベントではないのだから、そんなに堅苦しいイベントだとは思わなかったのだ。夏の河川敷のバーベキューくらいのノリだった。だって丼だ。丼はそういうものだ。
スーツだよ
スーツだよ
多くの参加者がスーツ、あるいはジャケットを着ていた。大好きな丼でアウェーを感じるとは思わなかった。地方に出かけた際には、B級グルメと言われるご当地の丼を必ず食べてきた私がアウェー。丼は深い。
私の格好、完全に失敗だった
私の格好、完全に失敗だった
考えてみればこのイベントの場所は恵比寿である。オシャレだもの。私の丼観を言えば、やはり丼というのは、電車が走ればその振動で建物が揺れる、とか、懐かしい雰囲気の商店街だね、のような感じだ。だから私の格好は正しいのだ。そう主催者の方に説明した。じゃないと、完全に浮くのだ。
連盟の説明が始まる
連盟の説明が始まる

丼を、丼をくれ

このパーティーにはメディアの方や多くの協会の方が来ていた。日本おやつ協会、日本チーズフォンデュ協会、日本カレー大学など、このイベントの主催者「日本丼連盟」のような団体が数多くあるのだ。丼も深いが、協会も深い。
説明の写真は全て逆光になっていた
説明の写真は全て逆光になっていた
説明のプレゼンを聞いていると、やはり私が思っていることを言っていた。なんでもご飯に乗せれば丼になること、日本が世界に誇る料理であることなど。また丼で地域活性もしたいと言う。手軽だからぜひどの地域でもやってほしい。そんな素敵なプレゼンだった。
ただ、そんなことより、タダで食べられる丼が気になる
ただ、そんなことより、タダで食べられる丼が気になる
そのプレゼンを聞きつつも、気になるのはこの後に振る舞われるという丼だ。私がもらった連盟の方からのメールには、50杯の丼を準備します、と書かれていた。もちろん朝も昼も抜いて、こちらのイベントに挑んでいる。だって、50杯だ。
きた!
きた!

そういう50杯か

プレゼンの途中で準備される無料で食べられる丼。丼と無料というコラボにより私のテンションは、正月の凧よりも高くなった。カツ丼、鉄火丼、唐揚げ丼、ハンバーグ丼、などが準備されている。
いろいろあるね
いろいろあるね
ここで気がついた。50杯の丼は私だけに向けての50杯ではなく、みんなで50杯であることに。そう思ってしまった自分の食い意地が恥ずかしい。親の教育がダメだったのだ、と親のせいにするあたりが、全然反省していない証拠だ。
カツ丼が人気
カツ丼が人気
出席者は好きな物を選んでいいとのことで、並べられた丼から好きな物を選んでいた。カツ丼がすぐになくなる。どうやら多くの人はカツ丼が好きなようだ。ちなみに私は鉄火丼を選んだ。理由は高そうだから。また親の教育のダメさが出た。恥ずかしい。
美味しそうで嬉しい!
美味しそうで嬉しい!
鉄火丼は美味しかった。マグロだけでも美味しいのに、それがご飯に乗っているのだ。日本人でよかったと心から思う。さっきまでは50杯食べられないのか、とグレる若人みたいになっていたが、今は違う。ありがとう、日本丼連盟、ただで食べさせてくれてありがとう、と思っている。
美味しい!
美味しい!
丼が胃袋に入った今は思う。この丼の素晴らしさを世界に発信したいなと。さっきまでは食べることにしか興味はなかったけれど、急に連盟の目的に共感する。人はものを食べさせてくれた人になびくのだ。実にいい例だと思う。
ねだってもう一杯食べさせてもらった!
ねだってもう一杯食べさせてもらった!

私も協会を作りたい!

日本丼連盟に知り合いがいて、呼んでもらったこのイベント。好きな物を誰かに紹介するのは悪くないと思った。私も協会を作りたい。「ご飯を軽く喉に詰まらせて、味噌汁で流し込む協会」だ。この食べ方が私は大好きなのだ。すごく幸せを感じる。あまり共感の得られない食べ方だが、美味しい物がより美味しく感じる食べ方なのだ。
カツ丼はやっぱり美味しそう!
カツ丼はやっぱり美味しそう!

日本丼連盟
http://don.or.jp/
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