神保町のナポリタンでセクシーさ対決
今回周るのは神保町。
喫茶店やイタリアンレストランが多いこの街では、いろいろなお店で美味しいナポリタンが堪能できる。
今回は馴染みのある4店でナポリタンをいただきつつ、セクシーなキスマークを集めることにした。まずは「神保町でナポリタンといえばここ」と言われる「さぼうる2」に訪れた。
さぼうる2でナポリタンキス
いつ行っても賑わってる喫茶店「さぼうる2」。お昼には行列ができるほど
うれしいボリューム!サラダつきで650円
隣の姉妹店「さぼうる」が飲み物メインなのに対し、こちらは食事がメインのお店。どちらも昭和の懐かしさを残す老舗だ
もちろん美味しい。毎日でも食べたい
やさしいナポリタン
今回の企画はあくまでセクシーさ基準で、味の対決をするつもりはない。ないのだけど感想を書くとすると「これぞ喫茶店のナポリタン」といった安心の味である。マッシュルームにベーコン、たまねぎ、ピーマンといったシンプルな具材にケチャップソースがよく絡んでいる。
それをいつもより、あえて口にソースが残るように意識しながらいただいた。
そして紙ナプキンにkiss
あんまりセクシーじゃなかった
緊張しすぎたファーストキス
初めてのナポリタンキスマークはあまりセクシーにならなかった。なにせ初めて。押し付け方が雑だったのか、形に悔しさが残る。
横長についたマークは私の口の大きさをよく表してはいるがセクシーにはちょっと見えない。
口についてるものなめたい欲を我慢しながら食べる
こんどはそっとやさしく
かなりセクシーになった!なにか余分なものがつくのはご愛嬌
うまくいったセカンドキス
2度目はみごとなキスマークができた。唇をすぼめて軽くタッチするくらいがちょうどいいらしい。もしこんなナプキンがテーブルに置かれたままになっていたらセクシーすぎて誰もが目をとめるんじゃないだろうか。
ソース以外ものがついてしまっているのがまたリアリティがあり想像をかきたてる。
ここまでは練習。セクシー判定につかうのは色紙にする
おいしいナポリタンへの感謝の気持ちをこめて・・・
怒られそうなのでちゃんと持って帰ります
立体感がポイント
とても美味しくいただいたので、お店への感謝の気持ちをこめながらサイン色紙にキスマークをつけた。さっきよりも一段と唇にソースをつけた状態で挑んだため立体感が出ているのがポイント高い。
次はウインナーコーヒーを日本で初めて出したという「ラドリオ」に向かった。
ラドリオでナポリタンキス
さぼうる2からほんのちょっと移動したところにある「ラドリオ」。
こちらもかなり老舗で、昼間は喫茶店、夜はお酒もいただける雰囲気のあるお店だ。コーヒーに生クリームをのせたウインナーコーヒーを日本で初めて出した店でもある。
人通りの少ないせまい路地にあるけど人気
ナポリタンは680円。手書きの文字とイラストがかわいい
値段の割に大人ぽいナポリタンが登場
スパイシーな大人のナポリタン
いただいてみると、さきほどの「さぼうる2」とはまったく違う味わい。さぼうる2のナポリタンがどこか安心する故郷の味とすれば、こちらは黒こしょうがピリリときいた都会の味。店内の雰囲気同様にモダンという言葉が似合いそうなナポリタンである。
また違った味わいで美味しい
オリーブオイルがたっぷり
こちらのもうひとつの特徴がたっぷり使ったオリーブオイル。キスマークをつけるため、いつもより無防備に口にソースを残しながらいただいているのでかなりヌルヌルだ。ああふきたい、口をふきたい。
ひとまず紙ナプキンに
ナポリタンキスからの発見
ところでナポリタンキスをしていて2つの本能的な発見があった。
1つは、人はモノを食べている時に自然と口を汚さないようにしているということだ。今回意識的にそれを我慢するよう心がけたが気をぬくと口が汚れないような食べ方をしたりついなめたりしていた。
そしてもう1つは、キスマークをつける時なんとなく目を閉じてしまうことだ。ふだん紙ナプキンを使う時に目を閉じる事は無いのだが、これからキスマークをつけるのだと考えると目を開けたままでは逆におかしい気がした。どちらもあらがえない人体の不思議だ。
ものすごくオイリー
これはいただけない。まったくセクシーさは無く、一言で言えば単なる油汚れだ。服につかなくて良かったなと思う。
感謝をこめて色紙にも
嫌がられるだろうから持って帰る
料理の特徴を出しているのがポイント
不思議なもので、食べている時には唇がツヤツヤ(ヌルヌル)していてリップクリームを塗ったように見えたのだけど、実際紙にキスマークをつけてみるとセクシーとはかけ離れたものになってしまった。
しかしよく見るとキスマークには黒こしょうがついていて、下唇のあたりからオイルが垂れているのがわかる。こちらのナポリタンの特徴をよく表していて、とても個性的なものになったと思う。
オオドリーでナポリタンキス
一週間あけて向かったのは、ラドリオから数分ほどの所にある「オオドリー」。カレー激戦区の神保町において、常に人気上位にランクインするスープカレーのお店だ。
外観写真を撮り忘れたので後日行ったら工事中になってた(6月いっぱいほぼ休み)
しかし夜になると居酒屋に変わりメニューも変わる。外に出ていた看板にたまたまナポリタンの文字を見つけたので候補に入れることにした。
店内はまたしても昭和な雰囲気。とても落ち着きます
既に粉チーズがかかっているナポリタン(680円)。銀のお皿がまたいい
これはかなり好みのナポリタンだ
太めの麺に濃厚なケチャップソースがからまる。本当に濃厚で、そのままを伝えるなら「ベッチョリ」している。いい意味で。
さぼうる2のナポリタンと系統は似ているようだけど、さぼうるが野菜の甘みを感じるとしたらこちらはケチャップソースの味わいが強いかもしれない。個人的にかなり好みの味だった。
紙ナプキンが無い。仕方ないので練習なし
一発勝負
前回のように紙ナプキンで練習をしようと思ったのだが、紙ナプキン入れは空だった。店員さんに尋ねてみると「紙ナプキンはお昼なの」という返答。昼間に出している人気カレーで全て無くなってしまうのだろうか。(かわりにお絞りはある)
練習は飛ばして色紙にキスマークをつけた。
一週間ぶりのキス
ちゃんと持って帰ります(正しくはオードリーではなくオオドリー)
女優風の甘えん坊キス
女優の石原さとみさんを彷彿とするようなぷっくりとしたキスマークができた。サインも思い切って「石原さとみ」としておけば良かったかもしれない。
特に下唇がぼってりしている。下唇が厚い人は甘えん坊と聞いたことがあるのだけど、これを見るとそんな気がする。甘えん坊の石原さとみキス、かなりの高ポイントだ。
アミでナポリタンキス
最後はアミ。お昼も夜もサラリーマン率がダントツ、賑わいを見せる穴場の喫茶店だ。今回いただくナポリタンや、フライものが美味しいのでよく足を運んでいる。
安くてボリュームがあるので男性ファンが多い
気兼ねない雰囲気
動いてないけどこういう渋いタバコ販売機も
ここのメニューの数はとても多くて面白い。中華、和食、カレー、スパゲティなどなんでもあり。また、夜はキスチョコのようなスナックに出てきそうなつまみから(実際カラオケがついている部屋もある)、コーヒーサワーといったかわりダネもあったりする。
ナポリタン600円。昼は味噌汁がつく
サラリーマン向けナポリタン
こちらのナポリタンはウインナーやマッシュルームがたっぷりで全体的にもボリューミー。具の量でいえば確実に一番多い。その量の多さと、少し唐辛子系の辛みがきいているあたり、やはり大人の男性好みに作られている気がする。
最後のkiss
ついに最後のキスだ。今回はちゃんと紙ナプキンもあったのだけど、練習のキスはもう不要かもな、と考え直した。いつの間にか大人の余裕がでてきたようだ。緊張していたあの頃が懐かしい。
感謝の気持ちだけ置いて色紙は持って帰ります
パセリキス
残念だ。形は悪くはないのだが、パセリがついてしまった。料理には彩りが重要だけどキスマークに緑はいらない。これはちょっと判定に不利、といわざるを得ない結果になってしまった。
という感じで、以上4店のナポリタンキスマークを集めることができた。どれも存分に個性を発揮しているが、さて優勝はどの店に?!
オオドリーの勝利!
第一回ナポリタンキスマーク選手権の優勝は、私の独断でオオドリーに決定したい。「色、ぼってりとした肉厚感」が一番セクシーに感じられる気がするのだ。さすが甘えん坊の石原さとみキスだ。
次点はラドリオ。色がイマイチで最初の印象ではセクシーとは思わなかったのだけど、オリーブオイルが垂れている部分につい目がいって離せない。魔性のキスだ。
オオドリーさん優勝おめでとうございます!
しかし、味においては全部のお店に優勝をあげたい。どこも大変美味しいのだから。
意外と違いが出た
同じナポリタンといえどケチャップ、ソース、オリーブオイルなど、お店ごとに入れるものや割合が違う。こうも違うのかと食べては思い、キスをしては思い感心した。
それと、口紅ではなくナポリタンでキスマークをつけると、必ず何かがくっついて立体的になることもわかった。本当に、どうでもいい事だけど。
これも悪くないかも。そしてやっぱりラドリオは黒こしょうがつく