数千人に現金書留を送る
トラブル収拾エピソード、たとえばこんな感じである。
自分は経験してないのですが医療SE時代にきいた話で、大学病院とかの医療事務システムでバグ出すと、その間に受診した数千人の患者に一通一通現金書留送るという地獄の作業が待っているそうです。
編集部 石川
うへえ、と声が出る。
前職がちゃんとしてる編集部の石川からはもう一つ。
病院にシステム入れるときはあらかじめプログラムをインストール済みのPCを入れるんですけど、それに入れ忘れのソフトがあると、後日端末リストを片手に病院内をまわって数百台に一つ一つインストールする作業が待っています。
これは病院のいろんなところに入れるしたまに変なところに隠れておいてある端末もあったりして宝探しっぽくて面白かったです。
編集部 石川
今だから「面白い」なんていえるが当時はそれどころじゃなかったんじゃないか。
しかし医療周りでのトラブルは下手すると下手してしまうわけで、これならマシだと思わなければならないかもしれない。
こういうまだマシ論みたいなものがついてまわるところもトラブル収拾エピソードの味わいだろう。
訂正シールを貼るバイトの存在
やってしまったといえば印刷業界では「誤植」というのがあるだろう。
パンフレットに正誤表が入っていたり、訂正シールが貼ってあったりすると誤植をだしてしまった制作陣の安否や訂正シールを1枚1枚はるその作業量に思いをはせる方も多いのではないか。
広告の制作会社にいる知人に聞いてみた。
誤植が出たら訂正の紙を差し込むか、刷り直すか、シールはるか、ですね。でも実際にやるのは制作会社ではなく印刷会社です。バイトとかパートさんを雇ってやるらしい。我々は作業料を払うという罰を受けるかんじです。
古賀知人
作業としては意外に地味だったが、訂正シールを貼るというバイトがあるのがすごい。
これからは正誤表や訂正シールを見ると、謝って→お金を払って→印刷会社さんがバイトを雇って→バイトさんたちがせっせと作業をする一連の流れを思い浮かべてしまいそうだ。
みなさまの業界ではいかがでしょうか。
ぜひ、今になってはギリギリ笑えるけれど(今でもちょっと笑えないやつはどうか心におさめておいてくだされ)当時はどえらいことだったトラブル収拾エピソードをお聞かせください。
読めばその恐ろしさにふるえ、トラブル発生の防止にもつながるという役立つ記事になるのではないでしょうか! お待ちしています。