特集 2014年1月15日

色んなたれで焼きおにぎりを作る

20種類、全部違う味の焼きおにぎりを比較してみた
20種類、全部違う味の焼きおにぎりを比較してみた
ちょっと前に「焼きおにぎりを食べたいけど、米と火とポン酢しかない!!」って状況があった。
「ほんとは醤油がいいけど、仕方ないからポン酢で作ってみるか……」ってことにしたら美味しかった。

ほかのたれでもいけるなこれは……。いろいろと試してみたい。
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー

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ありったけのたれを!!

自宅と実家にあるありったけのソースやたれを集め、さらに気になったものをちょっとだけ購入。

ざざっと20種類試してみる。
「おにぎりを、美味しくせよ!」と集められた、たれ一同
「おにぎりを、美味しくせよ!」と集められた、たれ一同
内訳は以下の通りだ。ご飯に合うおかずに使われるソースはきっとどれもそこそこいけるんじゃないかと思うがどうか。
ご飯に合うおかずに使われてるソースなら、焼きおにぎりにも合うはず!?
ご飯に合うおかずに使われてるソースなら、焼きおにぎりにも合うはず!?
「米炊いたら美味しかった甘口ワイン」というのは以前、「甘口ワインで炊いたご飯がおいしい」という記事で試したもの。焼きおにぎりでもいけるんじゃないか。
あのときの甘口ワインご飯
あのときの甘口ワインご飯

焼きおにぎりをつくろう

米を炊き、そしてちょっと小さめのおにぎりを握る。本来なら握る前に少し塩味を付けるんだろうけど、今回は敢えて味は付けないことにした。
あつあつの米を握った
あつあつの米を握った
焼きおにぎりを作るときって、ほんとはどうするのが正しいんだろう。
焼く前に醤油をたっぷり染み込ませた場合、焼いてる途中で崩れた経験が何度かある。なので、まず焼いてからたれを塗るという手順で進めることにする。
どうやるのが正しいのか分からないのでこうする
どうやるのが正しいのか分からないのでこうする
おにぎりの表裏が一通り焼けたところで、ひとつひとつ違うたれをつけて焼いてみる。
たれを塗り……
たれを塗り……
焼いていく
焼いていく
ずらっと20個、おいしそうに見える!!
ずらっと20個、おいしそうに見える!!
人んちに行ってこれが出てきたらどうだ! 嬉しいだろう。

けど、一番パリパリ、そしてテカテカに仕上がったこのおにぎりははちみつ味だ。
出されたテカテカの焼きおにぎりがはちみつ味だと告げられたら、おそらく好奇心よりもガッカリ感が勝つ
出されたテカテカの焼きおにぎりがはちみつ味だと告げられたら、おそらく好奇心よりもガッカリ感が勝つ
見た目重視で美味しそうな焼きおにぎりを作りたい場合は、はちみつで焼くことをオススメしたい。そのぐらい照りがよかった。
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肝心の味はというと……

全部で20種類、ちょっと多いのでジャンル別に分類してみる。

■焼き肉のたれ系はこってりクセ強めを

まずは焼き肉のたれ3種類。同じぐらいの量をつけたときに、ドロドロ・こってりしているほうが美味しかった。
おなじ量でも物足りなさを感じるサラサラ系たれ
おなじ量でも物足りなさを感じるサラサラ系たれ
これらと「キムチの素」、「とんこつラーメンスープの素」というそもそもの味が濃すぎるものを比較してみる。

ニンニク風味の強い、クセの強い味の方が食べ応えがある。
キムチの素の焼きおにぎり、うますぎ……!
キムチの素の焼きおにぎり、うますぎ……!

■ポン酢系はたっぷりと

つぎにポン酢2つを比較。これについていはたっぷりと浸す。
柚子こしょうの入ってるほうが柚子の風味をしっかり感じられて、料理としての格が上がった感じがした。
いや、料亭は言いすぎたが、柚子の香りが漂うことで高級感アップか
いや、料亭は言いすぎたが、柚子の香りが漂うことで高級感アップか

■ソース系はドロドロを

つぎに「○○ソース」という名前がついてるもの。やっぱり定番のこのソースについてもドロドロのほうが味がしっかりつく。
この3つのソースの違いって今まであんまりよく分かってなかった
この3つのソースの違いって今まであんまりよく分かってなかった
焼き肉のたれのときもだったが、粘度がサラッとしてるもののほうがなんとなく物足りない。

そして甘みが強めのものについては、「焼きおにぎりなのに甘い」というジャンルに不慣れなため違和感を感じた。
初めて甘い味付けのタイ料理を食べたときに驚いた感じとまではいかないが、そういう感覚とちょっと似てる気がする。
えっ、おにぎりが甘い! という新しいものを食べた感覚
えっ、おにぎりが甘い! という新しいものを食べた感覚
そして更にサラッとしてるそばつゆはうすくて弱かった。濃いめの濃縮タイプのそばつゆをそのまま使えばまた違うのかも。

■かば焼きのたれは焦がせ

かば焼きのたれに関しても甘さに違和感を覚えたが、ちょっと焦げたら「おっ、うなぎっぽい!」と思えた。
うなぎ感ってなんだ
うなぎ感ってなんだ

■トマトケチャップは薄い!

トマトケチャップについては、薄すぎる……これ違う……という感想しかない。ほんのりトマトの風味がした。

元々たっぷりトマトケチャップをかけ、さらに味付けしたものがオムライスに使われるぐらいなのに、表面に塗ったぐらいでおいしいものができるんじゃないかと思った自分を叱り倒したいほどだ。
薄すぎることぐらいよく考えたらわかるだろう!!
薄すぎることぐらいよく考えたらわかるだろう!!

■甘い味にはしょうゆを

あとは相関図を描けなかった、ジャンル分けできないもの。

甘口ワインについては、炊いたときはちょうどよかったのだが、塗っただけでは薄すぎる。

ワインビネガー以外は、この味付けだけではなんとなく物足りなく、惜しいと感じた。
ワインビネガーに関しては米に謝らざるを得ない……
ワインビネガーに関しては米に謝らざるを得ない……
惜しかった3つには試しにちょっとしょうゆをつけてみたらそこそこいけた。
どれも「あー、こういう菓子、あるかもね」と思ったが、それ以上でもない。

そして最後の最後で定番のしょうゆだけ焼きおにぎりを作ってみたが、どういう訳か物足りなさを感じた。複雑な味のものを食べすぎた後だからか。
ラーメンスープの素のぜいたくな使い方
ラーメンスープの素のぜいたくな使い方

【結論】ドロドロ、クセ強め、塩味強め

まとめると、「ドロドロで、クセも塩味も強め」のものが焼きおにぎりのたれとして使いやすい。サラッとしたたれはしっかり浸すと良くなる。

個人的に特にオススメしたい3つを挙げるとこうなった。またやってみたい。
飲酒の締めなら柚子こしょうでサッパリがいいかな
飲酒の締めなら柚子こしょうでサッパリがいいかな

今回は簡単にできるたれだけで

作ってるうちに「トマトケチャップならチーズを乗せたらおいしそうだ」とか、思うところは色々あったが、今回はなんとなく「たれと米と火しかない! さあどうする!?」というようなサバイバルな状況を勝手に想定してしてみた。(にしてはたれの種類が豊富だったが。)

こういうのはキャンプやバーベキューで試したら楽しいんじゃないかなと思う。
ラーメンスープをせんべいみたいにしようとして失敗!(きたない)
ラーメンスープをせんべいみたいにしようとして失敗!(きたない)
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