タイのSHIBUYA19
東京といえば、通勤圏をひっくるめればずば抜けて世界最大の街で、またミシュランガイドなどで評価される美食の街で、鉄道網がすごい。秋葉原も有名だ。外国人的には、皇居に憧れるかも知れないし、いくつものアニメで舞台になってて行きたいかもしれないし、日本のアイドルに会えるから魅力的かもしれない。
タイのバンコクの中心にあるペッチャプリー沿いに
大きくピンキーに描かれたSHIBUYA19
タイのバンコクのそのまた中心にSHIBUYA19というビルがある。見るからにファッションビルな感じだが、中は本家のような感じなのだろうか。本家に入ったことは人生で一度しかないけど。
でも見てみよう。
フロアガイドにぐっとくる
フロアガイドを見てみると、
1階が渋谷、2階が新宿、3階が銀座、4階が御殿場、5階が原宿、そしてそのうえがフードコートとなっていた。
このビルはファッションビルで、売っているものは皆若い女性向けの服らしい。つまり新宿だからボーイッシュとか、銀座だからセレブリティとかそんな感じではないらしい。これらはいずれも人気の土地ということだ。
東京と一緒に括られた御殿場はタイ人の間で富士山観光のついでに人気だとか!?GTB48、いけるかもしれませんぞ!
各フロアにイメージ図が描かれる
フードコートのタイの庶民料理もShibuya19仕様。フードコートには中東系も食べれるぞ!
中国西安の「東京館」
兵馬俑とかがある西安で見つけたのがこちら「東京館」。街の中心の歩行者天国にあるこちらもファッションビルだ。やはり東京といえばファッションのようだ。
簡体字でなく、日本の漢字で「東京」と表記してくれるあたり意識してくれてる
ヤングから熟女までなんでも女性のファッションに対応するのが東京館だ
浅草!東京タワー!渋谷!を体験できる場所だろうか
現実はあまり東京な感じではなかった
中国では日本と韓国のファッションがセットでとられがちで、韓国のも人気。韓国のアパレルの店を思い出すと「ソウルファッション」という感じの店は多いが、「釜山ファッション」という店は見たことがない。やっぱり一番大きな都市の名前がつきやすい。
「東京ならファッショナブルっぽい、カワイイなら東京」「東京と名がつけば、センスある店が入ってる」それぐらいの印象を外国人は持っているかもしれない。
トーキョーはカワイイ響き。きゃりーぱみゅぱみゅはかなりいいセンいってそうだと思った。
マレーシアのショッピングセンター。やっぱり日本はおしゃれ、ファッショナブル
中国のリアル東京は渋い
東京のつく店は外国ではファッショナブルでカワイイ(…かもしれない)。サイバーでなくハイテクでもなくアニメな感じでもなかった。
これで終わるとあっさりしすぎているので、外国の東京に行くことにした。
東京館がある中国には、北京があり南京がある。では東京は?「開封」という街が、昔は東京という名だったとか。だから開封には何軒か東京の名のつく店や会社があった。
というわけで開封だ。なんとなく白い。
歴史の町、(旧)東京は渋かった。乗ったタクシーの会社は、東京タクシーという会社だった。
東京首飾り。カワイイなんて無縁の実に渋い店だった。
「東京ホリディホテル」というホテル。間違ってない。ここは東京なのだから。
あと7年
東京は、本家開封はともかく、カワイイだった。だから東京オリンピックはこのままのイメージなら、カワイイオリンピックを全面に押し出すとウケがいいだろう。東京靴流通センターもニュートーキョーもピンクポップになればいい。
カワイイだけで東京を押したくないなら、もっともっと各地でイメージを植えつけなければならない。2020年まであと7年なのだ。