特集 2013年9月10日

段ボールで文房具を作る

段ボール製ノート。
段ボール製ノート。
段ボールの良さは、いろいろある。
頑丈な割に軽い。とはいえ紙なので加工しやすい。リサイクルできるのもエコで良い。そして何より紙のくせに分厚くて存在感満点なのが格好いい。
この分厚さを活かして、段ボールで文房具が作れたらなんかステキじゃないかと思ったのだ。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー)

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段ボール工場でプロに試作品を見てもらった

山田ダンボールさんの工場。神殿か!というぐらいの荘厳な雰囲気。
山田ダンボールさんの工場。神殿か!というぐらいの荘厳な雰囲気。
先日、古賀さんの段ボール工場取材に勝手についていったのだが、実はそこにはちょっとした思惑があった。
事前に段ボール文房具を試作していたので、それを段ボールのプロの方々に見てもらい、どんなものかご意見を伺いたかったのだ。
これが段ボール文房具1号や!
これが段ボール文房具1号や!
ご覧の通り、段ボール製のふせんである。
プロの皆さん、いかがでしょうか。
左から、山田ダンボール株式会社の椎名さん、早坂さん、山上さん。段プロの皆さんだ。
左から、山田ダンボール株式会社の椎名さん、早坂さん、山上さん。段プロの皆さんだ。
椎名さん「あー、えーと」
山上さん「あ、ふせんなんですか?…面白いですねぇ」
早坂さん「ライターさんというのは考える事が違いますね」

現物を見てもらって10秒ぐらい(体感だと5分前後)の沈黙の後のご意見だ。皆さんから、取材にきた相手を傷つけまい、もてなしたい、という心遣いをひしひしと感じる。

こちらとしても「ちょっとイイものを作ってきましたよ。どうですかこれで一緒に一儲けしませんか」ぐらいのテンションで見せてしまった手前、なかなか引っ込みがつかない。
結果的に微妙な雰囲気で古賀さんの取材の邪魔をした形になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

段ボールふせんの良いところ

段プロの皆さんには上手く伝えられなかったが、しかし段ボールふせんには優れたところがいくつもある。
まず、作るのが簡単だ。
無地の段ボールをふせんサイズにカット。
無地の段ボールをふせんサイズにカット。
段ボールを切って糊を塗って乾かすだけである。乾燥時間を入れても10分あればできてしまう。
実際のところ行程を写真で分けて説明するほどのものでもない。
貼って剥がせる特殊な糊を塗る。
貼って剥がせる特殊な糊を塗る。
そのまま糊を乾かす。乾燥時間5分ほど。
そのまま糊を乾かす。乾燥時間5分ほど。
貼って剥がせる段ボールふせんの完成。
貼って剥がせる段ボールふせんの完成。
そして、なにより分厚いのが段ボールふせんの最大のメリットだ。
枚数で言えば上の写真で14枚。通常のふせんが100枚で1セットなのに対して、14枚でこの存在感。お得で、圧倒的である。

さらにふせんとしての実用性もこの分厚さによって大幅にアップする。
通常のふせんが厚さ約0.1mm、段ボールふせんは30倍の約3mm。本に挟んでみると、この厚みの差によるメリットは一目瞭然だ。
普通のふせん。どのページに挟んであるのか判りにくい。
普通のふせん。どのページに挟んであるのか判りにくい。
段ボールふせん。これなら一発でページが判る。
段ボールふせん。これなら一発でページが判る。
判りやすいだけでなく、さらに該当ページを開くのも簡単だ。
これ以上ないぐらい、簡単にページが開ける。
これ以上ないぐらい、簡単にページが開ける。
ふせんの機能である「書籍・ノート等のページを示す」を極限まで高めた、ある意味究極のふせんと言えるだろう。
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