集中線とはこういうものです
そもそも集中線がなんなのかというと、対象に注目を集めるための一種の特殊効果だ。
そのままだと普通のおじいさんが、
勢いのあるおじいさんに!
これは元のおじいさんの写真の上にこういった画像を重ねて作られている。
なにかの穴とかではないです。
細長い三角形のようなものが一点に集中するように円上に配置されている。
そう、つまりその細長い三角形が他のもので代用できないか、ということだ。
なぜ代用する必要性があるのかは、たぶんクリエイティブの探求とかそういう衝動である。
動くとより集中線らしくなる
さらにこの集中線、動かすことでもっと効果を強められる。
ドドドドドドド
パカパカ切り替えてる。
これだけでもかなり集中線らしさがある。
なにより動くことで線がハッキリ見えなくなるので、この後とんがりコーンなどで試してみたときとても有効になりそうだ。
静止画だと誤魔化しきれないというか、なんかとんがりコーンが散らばった写真にしかならない可能性がものすごく高い。
すごいをすごい強調
いろんなもので集中線を試すその前に、 集中線で注目させる対象が必要だ。
さっきのおじいさんでもいいのだが、おじいさんをそんな強調させても意味が分からないだろう。もっと分かりやすい方がいい。
集中線ありとなしで違いが大きいものはなにか考えた。
考えた結果。
「すごい」と文字だけ書いてもいまいちすごさが伝わってこないが、 ここに集中線が加わると問答無用ですごい感じになるだろうという算段だ。
「すごい」がすごい強調されればそれは集中線として機能している。 そうでなければ集中線になれていないということだ。
とんがりコーンは集中線になるのか
相変わらずとんがっている。
周りに配置。
お菓子の拷問部屋みたいになった。
これを3枚連続で切り替えてアニメーションさせる。 果たしてとんがりコーンは集中線になるだろうか。
ワシャワシャワシャワシャワシャ
なんだろうこれは。
集中線、と言えばそうかもしれない。 たしかに「すごい」の文字がすごいことになってる感じはある。
ただそれ以上に、とんがりコーンが周りでワシャワシャしまくってる感が強い。
「触りたい、でも触れないの」、そんな意思を持ったとんがりコーンが一斉に集まってきている状況といったところか。なんだその状況は。
アスパラは集中線になるのか
次はアスパラガスで試してみよう。 三角形とは言えない形ではあるが、 槍のような形状が攻撃的な集中線を生み出すかもしれない。
カレーの具にする前に一仕事してもらおう。
これだけ見せられるとなにがなんだか分からない。
槍兵に囲まれた状態。
アスパラの方が目立ってますよね。
集中線はなにかを強調させたいためにあるものなのに、 これは集中線となったアスパラ自体が最も目立ってる。 いったいなぜこうなってしまったのか。
それは大量のアスパラがピクピクしてるからです。
トッポは集中線になるのか
次に試すのはトッポ。最後までチョコたっぷりのあれだ。 三角形であることよりも、細長いことの方が重要な要素な気がする。 イカとかこんにゃくでやろうとしたらどうにもならなかったので。
トッポには最初と最後の概念がある。
最後までチョコたっぷりですごいトッポが、
すごいをより強調していく。
良い線いってるかもしれない。
なにがどうだから良い線いってるのか説明がむずかしい。 ただとにかく「なんかすごいぞ」という雰囲気はある。 やっぱり最後までチョコたっぷりの重量感がそうしてるのか。
あと段々この「すごい」という文字がこの状況に対して 文字自体が言ってる感想のようにも見えてきた。
ポッキーは集中線になるのか
トッポをやったらポッキーでもやってみないといけない。 そういう不文律がお菓子の世界にはあると思う。
写真撮る前に開けてしまった。
見た目は一番近いかも。
チョコレートの黒一色なので一本一本が余計な主張をせず、本来の集中線に印象が近い。 これは期待できる。
ずっと見てるとウニが見えてきます。
お、これは少しマンガチックな表現になれてるのではないか。
集中線かというとちょっと違うような気もするが、 なんとなく吹き出しでこういう表現を見た気がする。
あとうっかりして右下の一本だけ動かすのを忘れていた。 すっごい目立つ。
集中線以外の効果にもなるのか
とんがりコーンなどが集中線になれてたのかそうでもないのかの結論は置いといて、 もう一つ試してみたいことがある。
それはこういった背景に流れるものだ。
「流背(りゅうはい)」とか言ったりします。
これも集中線と似たようなもので、 こんな感じに勢いを出すことが出来る。
スゴイがすごい勢い。
これも元は集中線と同じ細長い三角形・・・ではないけれど、 だいたい似たようなものであることは変わりない。 放射状になってるか横に流れてるかどうかの違いである。
だからとんがりコーンとかでも代用できるはずだ。
信じることの大切さ。
ミサイルか。
勢いはある。これ以上ないくらい勢いのあるとんがいコーンだ。
が、やはりとんがりコーン自体の主張が強く、 「スゴイ」を引き立たせる効果というより、 とんがりコーンを無数に発射する極悪攻撃といった印象が強い。それはそれでマンガらしい。
アスパラを流すと勢いはでるのか
細長いアスパラガスは集中線よりこちらの方が相性は良いかもしれない。 ただこれもまたミサイルになる可能性は高そうだが果たして。
信じることの大切さパート2。
すごいと言えばすごいぞ。
ミサイルか、流背に見えるか6:4ぐらいで流背に見えるような気がする。 速く流してアスパラだと認識できないようにするのがコツか。
どちらにせよ、なんかすごい勢いは感じられる。
トッポを流すと勢いはでるのか
この効果に関しては、あまり尖ってない方がミサイルに見えなくていいのかもしれない。 そういう意味ではトッポには期待できる。
チョコだけでなく周りの皮?もおいしい。
一本一本が最後までチョコたっぷりです。
これはかなり勢いを感じられるものになったのではないだろうか。 形がシンプルなので余計な印象を与えない、でもよく見るとおいしそう。
こういう表現、ひょっとするともうグルメ漫画とかで使われてるかもしれない。
ポッキーを流すと勢いはでるのか
トッポがなかなか良かったのでポッキーも負けてられない。 集中線もなにもかも、もうポッキーでいいじゃんと言われるぐらいのを期待したい。
棒状菓子先輩としての意地を見せられるか。
たくさんのポッキーはうれしいけど、飛んできてほしくはない。
これもかなりいい。 ポッキーがこれだけ大量に流れてると、否応なしに迫力が出てくる。
全部に言えることだけど、無数のポッキーやアスパラが流れてくる状況それ自体が すごい。「すごい」を強調するための効果自体が強調する対象そのものになってる。
ゴリラには不可能
とんがりコーンなどが集中線になれてたのかそうでもないのかの結論は、 要検討ということで置いたまましようと思う。
ただ他にも東京タワーやゴリラの頭(三角で尖ってるから)で試してみたが、 対象が強烈すぎてあまり良い成果はあげられなかった。
そういう意味では、とんがりコーン辺りが集中線になるギリギリのラインなのかもしれない。