こっそりと木でも寛永通宝を作った。
チマチマ一代記
いいだろうかといいながら別にYes/Noのリンクがあるわけでもなく本文は始まる。
ダンボールを切った渋谷駅のデータでアクリルを切った。もちろんで手は切れないのでレーザーカッターを借りた。
ダンボールを切った渋谷駅のデータでアクリルを切った。もちろんで手は切れないのでレーザーカッターを借りた。
レーザーカッター。アイスクリームのケースではない。(当記事では渋谷Co-lab、FabCafeのレーザーカッターを借りています)
今回の工夫は階段を作ったことである。
8㎜ぐらい
この階段をチマチマ紙をはがし、チマチマチマチマ貼りつけた(4時間)。それをそーっと組み立てるのが1時間。5時間もかかっているのに2行で終わってしまった。
しかし先日訪れた巌流島(唐突だが訪れたのだ)にあった記念碑では200年が1行で書かれていたのでそれに比べれば時間の流れはゆっくりである。
しかし先日訪れた巌流島(唐突だが訪れたのだ)にあった記念碑では200年が1行で書かれていたのでそれに比べれば時間の流れはゆっくりである。
1612年の次が1849年。でもアントニオ猪木の興行はしっかり載ってる
そんな歴史に思いをはせながらチマチマしてできたのがこれ。
わーなんだか本気っぽくて照れる。人の結婚式の二次会に背中がぱっくり開いた服で来てしまった同僚を見るようだ。
むしろダンボールのようにどこになにが書いてないので情報量が減っているのだが…、おそるべしアクリル。
むしろダンボールのようにどこになにが書いてないので情報量が減っているのだが…、おそるべしアクリル。
笑えるアクリルが作りたい
このアクリルのちゃんとしてる感をなくしたい。
これまでの工作はヘボいものをどうやってちゃんと見せるか、に主眼に置いていたがいざしっかりしているものができると逆のベクトルになることが分かった。
工作には復路があった。
これまでの工作はヘボいものをどうやってちゃんと見せるか、に主眼に置いていたがいざしっかりしているものができると逆のベクトルになることが分かった。
工作には復路があった。
おれ
これはヘボい。これならアクリルにしてもじゅうぶんヘボくなるに違いない。ついでに人の形で将棋の駒を作ったらどうだろう。
つまりこういうことだ。
つまりこういうことだ。
角行
桂馬(左のおじいさんは関係ありません)
駒の上に立つ人のシルエットで動きがわかるのだ。バカっぽいけどわかりやすい。親しみやすい未来である。
自分の写真をチマチマとパス抜きしてレーザーでアクリルを切った。
自分の写真をチマチマとパス抜きしてレーザーでアクリルを切った。
あれ……。予想以上にちゃんとしてないか。
だってこれが
こうだ
関西ポーズもキラキラしている。輝き女子だ(勢いで書いた)。
ちなみにこれは歩が成ったときの駒のつもりだった。成金だ。実際に将棋を打つとこのような変化になる。
ちなみにこれは歩が成ったときの駒のつもりだった。成金だ。実際に将棋を打つとこのような変化になる。
歩
わーい、成った
まっさきに敵軍に目をつけられそうな成金である。将棋関係なくこの駒が立っているところを撮ると…。
ビジネス系のコンピュータ雑誌か高校の教科書の表紙みたいだ。
実際に文字を載せてみるとしっくりくる。
見た次の瞬間に忘れる表紙
二学期も終わりごろになって「この教科書ってこんな表紙だったっけ?」と思うような影の薄い表紙である。
将棋の駒はむしろアクリルの保護のために貼ってあった紙のほうがおもしろかった。
将棋の駒はむしろアクリルの保護のために貼ってあった紙のほうがおもしろかった。
ペりーっとはがすと
おれ型のへろへろ紙
和柄がいいんじゃないか
前回、アクリルがあまったのでふざけて寛永通宝を作ったら意外に面白いものができた。
前回作った寛永通宝
寶の文字が旧字のほうがもっともらしいという意見があったので今回あらためて旧字で作ってみた。
クリアネス寛永通宝
向こうが見えることでいっそうオーパーツ(その時代にはなかった技術で作られている出土品)感が出た。クリスタル製のドクロのようである。
これを持つ銭形平次は十手にLEDが仕込んであり、振ると「御用」という文字が残像で浮き出て欲しい。GOYOでもいい。KOBANみたいに。
和柄アクリルはおもしろい。そう思って家紋もアクリルで作ってみたのだ。
これを持つ銭形平次は十手にLEDが仕込んであり、振ると「御用」という文字が残像で浮き出て欲しい。GOYOでもいい。KOBANみたいに。
和柄アクリルはおもしろい。そう思って家紋もアクリルで作ってみたのだ。
うちの家紋
もっとポップになると思ったのだが…。やくざな雰囲気が漂ってしまったのでこれはこれ以上掘り下げないでおきたい。
デジタルを木、かもしれない
そういえば去年レーザーカッターでデイリーポータルZのロゴを切ってもらったことがある。そのときなぜか木材で切ったのだが、これが意外によかった。
ドット絵×木材はありかも
つまりあれか、アクリル×和柄、木材×デジタルという違和感か。不良だと思ったら捨てられた子犬を拾っててキュンのパターンか。
余談だがあのシーンは逆という可能性を考えなくていいのだろうかと以前から思っていた。ずっと見てないと不良が犬を捨てたのか拾ったのかわからないだろう。余談終わり。
デジタルなモチーフを選んで切ってみた。
余談だがあのシーンは逆という可能性を考えなくていいのだろうかと以前から思っていた。ずっと見てないと不良が犬を捨てたのか拾ったのかわからないだろう。余談終わり。
デジタルなモチーフを選んで切ってみた。
インベーダー・クリップアート・カラテカ
インベーダは立っちゃう
パワーポイントのなかってこうなっていたのか
おもしろい。デジタルなモノは木材で、アクリルで作るなら寛永通宝である。
「寛永通宝」の文字のところをカップルの名前にしてその場で記念アクリル古銭を作るみやげもの屋を沖縄の国際通りに開きたい。
「寛永通宝」の文字のところをカップルの名前にしてその場で記念アクリル古銭を作るみやげもの屋を沖縄の国際通りに開きたい。
はじっこにうつるこれ
すっかり本物っぽくなってしまった。京都や松島などしぶい観光地のみやげもののようだ。しかもかなり年齢高めのみやげものだ。ひもを通してループタイにしたい。
和物を木で作ると思わず黙るぐらいのリアリティが出るので要注意である。
ダンボールの渋谷駅は東急ハンズ渋谷店B1Aで5月31日まで展示中。6月にも展示予定(詳細は追ってtwitterなどで!)
週2回ぐらい行くフロア