途中まで手順が同じ料理を鉄道路線図にできないか?
カレーとシチューと肉じゃがって、肉を炒めて、じゃがいも、人参、玉ねぎを投入するところまでは手順がほぼ同じだ。
その手順を特急、急行、快速、普通などに見立てて鉄道路線図みたいにしたらどうだろうか?
具体的にはこういうことだ。
その手順を特急、急行、快速、普通などに見立てて鉄道路線図みたいにしたらどうだろうか?
具体的にはこういうことだ。
どうだろうか?
右側から左側に進むように見ていただきたい。
肉、馬鈴薯、人参、玉葱の各駅は、肉じゃが、カレー、シチューのどの列車も停まる駅だ。
しかし、そのあと、白滝やインゲン駅に止まるのは肉じゃが列車だけで、さらに醤油、砂糖、みりんなどの調味料支線が肉じゃが線に加わる。
調味料の部分は、田園都市線で言うところのこどもの国線か、京成の金町線みたいなものと考えていただければしっくり来ると思う。
肉、馬鈴薯、人参、玉葱の各駅は、肉じゃが、カレー、シチューのどの列車も停まる駅だ。
しかし、そのあと、白滝やインゲン駅に止まるのは肉じゃが列車だけで、さらに醤油、砂糖、みりんなどの調味料支線が肉じゃが線に加わる。
調味料の部分は、田園都市線で言うところのこどもの国線か、京成の金町線みたいなものと考えていただければしっくり来ると思う。
調味料にピッタリの盲腸線
そしてシチュー、カレーはそれぞれルーが加わって終点のカレー駅、シチュー駅に停まる。
お分かり頂けただろうか?
上のレシピはぼくの家での適当な作り方を元にしているので、異論はあるかもしれないが、そのへんは大目にみていただきたい。
お分かり頂けただろうか?
上のレシピはぼくの家での適当な作り方を元にしているので、異論はあるかもしれないが、そのへんは大目にみていただきたい。
いいたいことはいい切った
いきなり完成品を出してしまったので、ぼくの言いたかったことはもう終わりである。
しかし、これで終わってしまっては原稿の分量的にもの足りないのでもうちょっと続けたいと思う。
先ほど作った煮物料理(カレーやシチューを煮物とくくるのは若干の抵抗があるが……)の表は、路線図というよりも「停車駅案内図」とでも言ったほうがいいかもしれない。西武池袋線で言うと、こういうやつだ。
しかし、これで終わってしまっては原稿の分量的にもの足りないのでもうちょっと続けたいと思う。
先ほど作った煮物料理(カレーやシチューを煮物とくくるのは若干の抵抗があるが……)の表は、路線図というよりも「停車駅案内図」とでも言ったほうがいいかもしれない。西武池袋線で言うと、こういうやつだ。
虹みたいできれいな西武池袋線
で、路線図といえばこんなやつ。
小平周辺の込み入り具合がたまらない
停車駅案内図は列車の等級別に停車する駅と通過する駅が一覧でわかるものだが、路線図はその会社の路線のネットワークがひとめでわかるようになっている。停車駅案内図は一次元的で、路線図は二次元的といえるかもしれない。
ひとくちに「路線図」といってもいろいろな種類があるのだ。
いま「あるのだ」とえらそうに言ったけど、あくまで路線図好きなぼく個人の見解です。
ひとくちに「路線図」といってもいろいろな種類があるのだ。
いま「あるのだ」とえらそうに言ったけど、あくまで路線図好きなぼく個人の見解です。
スタイリッシュでおしゃれな停車案内図。さすが東横線
ちょっと野暮ったさが漂う東急線の路線図
こちらは東横線渋谷駅の案内図だ。東横線は副都心線などと乗り入れがはじまり、停車駅案内がバルト三国なみにややこしい。
本格スパイスカレー線は普通列車で表現
さて、先ほどはカレールーを使う前提のレシピで路線図を作ったが、よく考えるとカレー粉を使ったカレー作りでも市販のカレー粉を使うか、それともスパイスを自分で調合するかで普通列車と急行列車のような停車駅案内が作れそうだ。
カレー粉それひとつだけで様々な種類のスパイスを兼ねているので、かなりの駅通過するような急行列車も再現できるかもしれない。
カレー粉それひとつだけで様々な種類のスパイスを兼ねているので、かなりの駅通過するような急行列車も再現できるかもしれない。
チキンカレーのレシピにはなぜか必ずトマトが入る
レシピは市販のカレー粉を使ったレシピを参考に、そのカレー粉に使われているスパイスを全て自分で準備した場合と比較して設定してみた。
それがこちらだ。
それがこちらだ。
スパイスがほぼ各駅停車に
カレー粉以外すべて停車するスパイス普通列車に対し、スパイス各駅を通過する急行カレー粉。
カレー粉駅から先のカレー粉線の駅の通過っぷりは、池袋駅を出て、北池袋から下赤塚までいっきに8駅もとばす東上線の快速や準急を見ているようでもある。
カレー粉駅から先のカレー粉線の駅の通過っぷりは、池袋駅を出て、北池袋から下赤塚までいっきに8駅もとばす東上線の快速や準急を見ているようでもある。
始発から8駅も通過するのは信じられなかった
二次元的な路線図でレシピを表現できないか?
今まで優等列車の停車駅を入れる材料に見立てて路線図を作ってきた。しかし、やはり地下鉄や路面電車の路線図のようなレシピも考えてみたい。
そこで、麻婆豆腐と、麻婆茄子の作り方の違いに注目し、それを路線図で表してみた。
そこで、麻婆豆腐と、麻婆茄子の作り方の違いに注目し、それを路線図で表してみた。
茄子と豆腐の調理法が違うことを表現
いかがだろうか。
右側から豚ひき肉に合わせる調味だれの材料が、麻婆茄子用と、麻婆豆腐用でちょっと違うところと、茄子、豆腐の調理法でいったん別れてスープでまた合流する、というところがこの路線図の見どころだ。
いったん別れてまた合流する、というところが鹿児島市電の路線図のようでかっこいい。
右側から豚ひき肉に合わせる調味だれの材料が、麻婆茄子用と、麻婆豆腐用でちょっと違うところと、茄子、豆腐の調理法でいったん別れてスープでまた合流する、というところがこの路線図の見どころだ。
いったん別れてまた合流する、というところが鹿児島市電の路線図のようでかっこいい。
せっかくなので、プリンタで印刷してみた
よく、駅のホームなどに置いてある小さいカード・タイプの地下鉄路線図に似せるため、三種類とも印刷してみた。
真ん中で分かれてるのかっこいいなあ
盲腸線がけっこう気に入っている
カレー粉って便利だなってのが再認識できる
ほかの地下鉄路線図と並べてみると……
ほかの地下鉄路線図と並べて比べてみると……なんだかスカスカなのが目立ってしまう。
いろいろと試行錯誤したわりにはなんだかパチもんっぽい感じがでてしまった。
情報量が少なかったかもしれない。今後はもっと作りこんで行きたい。
いろいろと試行錯誤したわりにはなんだかパチもんっぽい感じがでてしまった。
情報量が少なかったかもしれない。今後はもっと作りこんで行きたい。
押上から先の京成電鉄? のごっちゃりぶりが素晴らしい。
以上、料理のレシピを路線図に落としこんでみた。
ひとつ気をつけたいのは、全ての路線が右から左に向かっているということだ。
料理には上りも下りもない、常に未来にむかって後戻りできない片道切符の旅をしているようなものなのだ。
ちなみに今、深夜のテンションでこの文章を書いている。