古第三紀の地層が露出する海岸
言われてみるとたしかに太古の地層って感じだ。
階段で簡単アクセス。
干潮時刻に合わせてやって来た。ここで化石を探す。
とはいえ我々はスーパー素人。
果たしてみつけられるだろうか?
「先達はあらまほしきことなり」
と徒然草にもあるが、こういうものこそまさに先達の指南がほしいところ。。
が、探してみたらこれが実にあっさりとみつかった。
果たしてみつけられるだろうか?
「先達はあらまほしきことなり」
と徒然草にもあるが、こういうものこそまさに先達の指南がほしいところ。。
が、探してみたらこれが実にあっさりとみつかった。
石に貝の模様が!娘(小4)が発見。
こちらはさらにクッキリ。
複数の貝が埋まってる石。
と、こんな感じでゴロゴロみつかった。
ちなみに、タイトルに「化石堀り」とあるように最初は掘る気満々でそれ用の道具も持ってきたが…
ちなみに、タイトルに「化石堀り」とあるように最初は掘る気満々でそれ用の道具も持ってきたが…
平タガネとハンマー。
これらの道具は途中からほとんど使わなかった。というのも、石は簡単に割れるのもあるが硬くて割れないのもあり、さらに割ってみてもほとんどはハズレ。だったらその辺に転がってる石をひとつひとつ見ていった方が効率がいいような気がしたから。
5歳の息子の方は化石よりイソギンチャクを愛でることに夢中だった。
という感じで、いくつか化石っぽい石をゲットでき、また子供たちは磯遊びも満喫してこの日は帰路に着いた。
新事実発覚
が、その日の夜、思い出に浸りながらネットを見ていたところ、新事実が発覚。
「千畳敷(せんじょうじき)」と呼ばれるところが伊王島の化石スポットで、我々もそこに行ったとばかり思っていたのだが、ネットで見るとどうも景色が違う。場所が間違っていたようだ(我々が採ってた場所も化石スポットではあったが)。
「千畳敷(せんじょうじき)」と呼ばれるところが伊王島の化石スポットで、我々もそこに行ったとばかり思っていたのだが、ネットで見るとどうも景色が違う。場所が間違っていたようだ(我々が採ってた場所も化石スポットではあったが)。
「これが千畳桟敷かぁ。」
そうとも知らずに、
「なるほどたしかに千畳桟敷って感じだなぁ~。」
などと言っていた自分がアホくさい。(しかも千畳敷ではなく千畳桟敷とか言ってたし)
「なるほどたしかに千畳桟敷って感じだなぁ~。」
などと言っていた自分がアホくさい。(しかも千畳敷ではなく千畳桟敷とか言ってたし)
というわけで翌日再び向かった
たしかに全然違う場所で、ちゃんと案内板もあった。そして相当な秘境。看板には次のように書かれていた。
千畳敷
平家謀反の罪に捉えられ俊寛僧都・藤原成経と共に島に遠流に処せられた平康頼が、熊野宮に見立ててお詣りしていた『岩戸恵比寿』の見せるこの岩場を舞台にして舞を奉納したと伝えられている。
平家謀反の罪に捉えられ俊寛僧都・藤原成経と共に島に遠流に処せられた平康頼が、熊野宮に見立ててお詣りしていた『岩戸恵比寿』の見せるこの岩場を舞台にして舞を奉納したと伝えられている。
よくわからないが、どことなくドキドキ感を煽る説明文。
こういう小道をしばらく下りていくと、やがて…
目の前に絶景が現れた。
写真だと高さがわかりにくいがけっこうな急斜面。
ロープが垂れ下がっており、それを伝って下りていく。
一気に「冒険」って感じになった。
ロープの後は柵につかまって降りていく。
その柵もかなり危うい。
正直子供には(大人にも)かなりの危険度。スリル満点。
でもって、またしてもありえないところに釣り人がいる。
辿り着くのが困難だっただけに、「人があまり訪れない場所」という雰囲気が高い。これは期待できそうだ。
三葉虫の化石みたいなヒザラガイ。このまま化石になるんじゃ?という雰囲気漂う。
潮に取り残されたアメフラシが岩の上に転がっていた。
ここで化石を探す。
かみさんがさっそく貝の化石をゲット!これまでで一番カタチと大きさがいい。
これもたぶん何かの化石だろう。
骨みたいなのが石に埋まってる。
生物っぽいぐちゃぐちゃしたものがびっしり入ってる石。
これも化石っぽいなぁ。。
小石のようだけど、よくみれば2枚貝。
詰め合わせセットみたいな石もよく落ちてる。
ばぁーーっ!
左に巻き貝、右にもよくわからないものが埋まってる。
化石はどうした?
採取したのは干潮前後の1時間半ほど。
博物館に展示されてるような(あるいは販売してるような)カタチのいい化石はなかなか無いものの、「とりあえず何かの化石」というレベルだったら本当にゴロゴロ落ちていた。
博物館に展示されてるような(あるいは販売してるような)カタチのいい化石はなかなか無いものの、「とりあえず何かの化石」というレベルだったら本当にゴロゴロ落ちていた。