で、その両方に乗ってきました、という話です。(別ウィンドウで表示)



観光列車・特急あそぼーい
まずは熊本=宮地間を走る特急あそボーイに乗った。
で、例によってこの車内がすごい。
で、例によってこの車内がすごい。




あよそ列車の中とは思えない特急あそボーイの車内。


絵本コーナー。


子供ってこういう狭いとこ好きだよね。

特急「A列車で行こう」が大人向けの味付けをしてあったのに対し、こちらは全面的に子供向けの味付けがなされている。特急踊り子スーバービューの子供室を彷彿させる奇抜な車内。いや、それ以上か。
毎度のことながら、JR九州の車両は入った瞬間からワクワクさせられる。そして大変残念なことにうちの子供は家に置いてきた。おっさん一人でこれに乗る


連れてきてやりたかった。


未来。


常に子供が窓際にくるようになっている転換シート。その発想がステキだ。


車内販売はカフェという位置付け。


こういったフリースペースもいくつかある。


こちらは一般的な席。

というワクワク車両に乗って出発。


稼働するやいなや、ボールプールはむちゃくちゃ子供らに活用されてた。


そこかしこにあしらわれている「くろちゃん」なるキャラ。

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熊本駅⇒宮地駅。所要時間は1時間28分。 (別ウィンドウで表示)

大人はコーヒー
私も木のボールプールに埋もれたかったところを大人力でグッと堪え(※ボールプールは子供専用)、コーヒーとケーキでくつろぐことにした。





熱いコーヒーを飲みつつ、車窓に広がる田園風景や桜などを楽しむ。
こういったベンチ席は誰でも座っていいフリースペースだが特に人気ということもなく、気が向いた時にほぼ座れた。車内はやはり子連れ客が多いようで、私みたいに一人で乗ってるおっさんは比較的レアだった。(比較も何も)
こういったベンチ席は誰でも座っていいフリースペースだが特に人気ということもなく、気が向いた時にほぼ座れた。車内はやはり子連れ客が多いようで、私みたいに一人で乗ってるおっさんは比較的レアだった。(比較も何も)





スイッチバック
途中、立野駅ではスイッチバックを行う(急勾配を登るためにいったんバックしてジグザグに進む)。
あそボーイは先頭が眺めのいいパノラマ席になっていて、そこから眺めるとスイッチバックしてる様子がよくわかり楽しかった。
あそボーイは先頭が眺めのいいパノラマ席になっていて、そこから眺めるとスイッチバックしてる様子がよくわかり楽しかった。


バックでしばらく登っていき、停車。その後、線路が切り替わると再び前進する。

スイッチバックは何度も見たことあるけど線路が切り替わる様子まで見られたのは初めて。車内が盛り上がる場面だ。


このパノラマ席はかなりイイね。次回はここに座ろう。

寝観音
車窓からの見どころとして、「阿蘇五岳の山々が観音様が寝てる姿に見えます」とのアナウンスが流れる。その話は前にも聞いたことがあったが、いまだどれがそうなのかわからない。


これかなぁ…?


…と外輪山の方を眺めたりしてた。

で、近くにいた客室乗務員のお姉さん(超絶かわいい)に尋ねてやっとわかったのが以下の写真。


左側のギザギザした根子岳(ねこだけ)が横顔、右側が胴体。一度分かるともう、そうとしか見えない。

ハートフルすれ違い
豊肥本線は単線なので駅で列車のすれ違い待ちをすることがある。


九州横断特急が来た。


ニッコリと手を振ってくれたのでこちらも振り返す。些細なことなんだけど、これがすごく和む。

車内限定駅弁
車内限定販売の駅弁もある。
事前予約が必要とのことだったが、この日は当日でも買うことができた。
事前予約が必要とのことだったが、この日は当日でも買うことができた。


車内限定販売の「くろちゃんのあそモコ弁当」


大人的にはおいしかったが子供にはいかに?

目玉焼きが付いてるなどパッと見子供向きのようだが、ハーブっぽい野菜、しっかりめに味付けされた肉など、意外と大人向けな印象を受けた。子供ウケはどうだろうか?


という感じで終点の宮地駅に到着。

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立野駅に戻ってきた。

1時間半の待ち時間
宮地駅では何もせず、すぐに折り返しのあそボーイで引き返し、立野駅で下車した。ここから阿蘇の南側を走る南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗り終点まで向かおうと思う。


南阿蘇鉄道の立野駅。無人だった。

トロッコ列車は一日2往復。
それに乗るのにはあと1時間半ほど待たなくてはならないことが判明した。(調べれば事前にわかることだが、ちょっと勘違いして上りと下りの時間を間違って見ていた)
さて、何して時間潰そう?
それに乗るのにはあと1時間半ほど待たなくてはならないことが判明した。(調べれば事前にわかることだが、ちょっと勘違いして上りと下りの時間を間違って見ていた)
さて、何して時間潰そう?


のどかなムード全開。とりあえずニコニコ饅頭は買った。

とりあえず、近くにある以前訪れた時に見に行った鉄橋をもう一度見に行った。


かっこいい鉄橋。


暇だったのでしばらく待って列車が通るところも撮影。(トロッコに乗りたいのでこれはスルー)


これからのトレンドは「一人花見」。。などと思ったり。

トロッコ列車「ゆうすげ号」
という感じでまったり1時間半待ち、
まったりし過ぎて脳がとろけそうになった頃にトロッコ登場。
まったりし過ぎて脳がとろけそうになった頃にトロッコ登場。


トロッコ列車来たら一気にテンション高まった!


車掌さんによるガイド付き。こんな感じでゴー。

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高い!

いきなり山場
トロッコ列車は乗ってすぐにいきなり山場がやってくる。
走り出してすぐ、かっこいい鉄橋(先ほど写真に撮っていたやつ)を3回渡る。
ハリウッド映画で言えばドカンドカンドカーンといきなりクライマックスがやって来て、あとはまったり、みたいな。
走り出してすぐ、かっこいい鉄橋(先ほど写真に撮っていたやつ)を3回渡る。
ハリウッド映画で言えばドカンドカンドカーンといきなりクライマックスがやって来て、あとはまったり、みたいな。


窓が開いてるのが最高。鉄橋の上ではゆっくり走ってくれる。


さらにトンネル。ほんと次々に見どころがやってくる。

トロッコ列車の経路。所要時間は47分。 (別ウィンドウで表示)

一転してまったり
山場は前半に集中していて、その後はまったりのんびりした旅となる。


阿蘇のカルデラの中を進む。


車窓さんによるガイドも「あれが人気の水汲み場です」等、面白テイストになってくる。


立野駅で買ったニコニコ饅頭は車内で食べるのにちょうどよかった。

個性的な駅
南阿蘇鉄道沿線は特徴あるセールスポイントを持つ駅が多い。


日本一長い駅名。「白水高原駅」かと思ったら上のサブタイトルみたいなのも含めて駅名。記念入場券を発売している。


レトロな味わいの長陽駅。


温泉付きの駅。と言うより“駅付きの温泉”という感じの「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」。


そば屋の存在感が異様にでかい中松駅。


先ほど見た寝観音を反対側からも。


やがて終点の高森駅に到着。



トンネル公園
高森では、駅から歩いて10分くらいのところにある「高森湧水トンネル公園」に行った。


珍しいタイプの公園。入場料300円。


元々は鉄道を通すために掘ったが、大量の水が出てきて工事を一時中断。その後高森線が第3セクターとなったことで完全に中止となり、現在のような公園になった。

高森駅の直前で、くっと線路が迂回してるのはそういう理由による。 (別ウィンドウで表示)


さまざまな光のオブジェが飾られている。年2回、七夕とクリスマスに合わせて模様替えしているそうで、この日はまだクリスマスモードだった。


終端付近に不思議なオブジェがあった。


水が止まったり、下から上に逆流しているように見える!(「ウォーターパール」というらしい)

フリッカー現象で動画だとチラついて見えるが、そこにポイントがあるんだとか。
